少し前猿之助さんが公演のあとのカーテンコールで事故に遭われて骨折された、というニュースを見てびっくりしました。
彼の舞台『ワンピース』をお友達のあっちゃんに誘われて観に行く予定になっていたのです。
骨が飛び出すほどのひどい骨折とのこと、精力的に活動されている猿之助さんは舞台に立てなくてどんなにか残念な思いをされているのでは?と思いました。
舞台の方は代役が立ちそのまま続行される聞きました。
しかし、代役といっても もともと特別マチネとして主役を演じることになっていた尾上右近さんが演じられるとのこと、まったくのいきなりの主役というわけではなかったのが不幸中の幸いでした。
そんなわけで今日主役の「ルフィー」を演じたのは右近さんでした。
私は歌舞伎は好きで昔は2ヶ月に一度くらいのペースで観に行っていました。 でも、スーパー歌舞伎を観たことがなく まったくイメージできませんでした。
しかも原作がマンガの『ワンピース』・・・・まず言葉づかいはどうなるんだろう?衣装は?と『????』が多かったのですが 舞台を観てびっくり。
なんだかマンガと歌舞伎がしっくりなじんているんです。
プロジェクションマッピング、宙乗り、水、小林幸子さんの衣装みたりなせり上がり・・・・なんでもアリの舞台でした。
それに音楽が「ゆず」の曲。
とにかくびっくり、びっくり。
でもとても楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
猿之助さんのルフィーを観れないのはとても残念なのですが 若々しい右近さんのルフィー、とっても素敵でした。舞台を縦横無尽に駆け回る右近さん、ルフィーがはまり役のように思いました。
でも、もし機会があれば今度は猿之助さんのルフィーも観てみたいです。ふたりのルフィーの違いが観たい気持ちでいっぱいです。
歌舞伎は敷居が高いとか古いなんて感じられる方、一度この舞台を観ていただきたいです。
内容はマンガが原作で原作を知らなくても楽しめるし、舞台はびっくりする仕掛けがたくさんです。
でもそれを演じているのは歌舞伎の役者さんたちで その動きの美しさはやはり歌舞伎の基礎がちゃんとしている方たちではのものだと思いました。
ところで 劇場前であっちゃんとNちゃんという同級生と待ち合わせをしていたのですが 観光バスで大勢の人が到着したのと一緒になってしまい あっちゃんを見つけることができず
劇場前で電話をしてお互いを探すことになってしまいした。
携帯電話があって便利だなあ、と改めて感じた日でした