日々、撮影していると「子供の瞳」の「キラキラ加減」に驚かせる。
仮説だが、この潤いは、単に涙腺からくる輝き、潤いなのかぁ〜、と思っていたが
それも関係しつつ、眼球の部位で「強膜」という膜も深く関係していることがわかった。
まぁ、ポートレート撮影で成人のお姉さんに潤いを与えることができれば
クローズアップ撮影も怖くないけど、一つのテーマとして調べてみました。
そして、フラッシュ撮影に関する疑問、「眼に悪影響があるのか?」っていうのも
学術的な視点で調べてみるといろんなことが分かってきた。
テーマ1
「フラッシュは悪影響を与えるのか?」
以前、中国の大手新聞社・人民日報が、「生後3カ月の赤ちゃんが、
携帯電話のカメラ撮影によるフラッシュの影響で失明してしまった」と報じたことが話題になり、
「そんなことは、ありえない!」と炎上騒ぎにまで発展した。
結論としては、「まず、普通の撮影程度なら問題なし」というのが
眼科医の見解である。
引用 河野眼科さん
フラッシュは、いわゆる瞬間的な閃光である。
よっぽどの至近距離で連続しなければ、問題ないというのが見解である。
テーマ2
「子供の眼のキラキラは、どこから来ているのか?」
赤ちゃん、幼児の眼って、実は使い始めてあまり年数が経っていないので、
大気や日焼けなどの紫外線による影響で白目が汚れたり色素沈着を起こしていないから
キラキラした美しい白目をしていることがわかった。
涙腺のウルウル感は、あまり関係ないとのこと。
白目がキレイなので、黒目と白目のコントラストが
ハッキリしているのが要因に挙がられる。
さらに調べていくと、
白目というのは「強膜」と呼ばれる部分でその内側には
「ブドウ膜」とよばれる組織があります。
ちなみに、「ブドウ膜」というのは、、、
1)脈絡膜(網膜に血液や酸素を運ぶ血管がある)
2)毛様体(水晶体の厚さを調節してピントを合わせる)
3)虹彩(周囲の明るさによって瞳孔の大きさを調節する)
の3つから成り立っており、
血管やメラノサイト(紫外線を防ぐメラニン色素をつくる細胞)が豊富で、
色もぶどうの実に似ていることから「ブドウ膜」と呼ばれている。
子どもの強膜は薄く、内側にあるブドウ膜の色が透けて見えるので、
子どもの目は青く澄んでいるように見えるのです。
加齢とともに、強膜の線維が硬くなったり、脂肪が付着したりするため、
大人になるにつれて、白目が濁ったり黄色がかったりするというわけです。
自分の子供の眼も、白目が青いので、
「何かヤバイ病気なのでは?」って、思いつつ
撮影で、数多くのお子さんを撮ると、たいていの子供の白目が青いので
「これが普通」だとわかった。
素朴な疑問からきた「眼」について
改めて調べてみると、面白いことが分かってきた。