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佐渡の海藻について 1・長藻

2016-07-24 17:19:53 | 陶器ギャラリー・隠れ家和菜 たまり
こんばんは
百合ヶ丘の隠れ家「たまり」の女将で陶芸家のクメタマリです。

佐渡は海産物の宝庫ですが、その中で海藻は種類も多く、またとても美味しいものです。

中でも、近年とても注目されているものに、「長藻」があります。

日本海側では、地域独特の呼び名を持ち、広く愛され食されてきた海藻です。

秋田では「ぎばさ」山形では「銀葉草」新潟、佐渡では「長藻」と呼ばれています。

大平洋側では、網に絡まるため「邪魔モク」と呼ばれて廃棄されて来ました。

ところが、調べてみたらなんとも栄養価の高い食物である事がわかり、一気に注目されています。

その一例として、

フコイダン 免疫力、自然治癒力の強化。 これはもずくの2倍。

フコキサンチン 脂肪燃焼効果のよる抗酸化作用、抗肥満作用、抗糖尿病作用。
最も多く含むのが長藻。

カルシウム 昆布ワカメの1,2倍

カリウム ヒジキの1,6倍。

鉄分 ワカメの5,2倍

亜鉛 昆布の7,1倍


さて、この長藻をどうやって食べるかと言うと、酢の物にしても、天ぷらにしても、汁物にしても、ほとんど万能です。
わたしが佐渡についたら一番に食べるのが、じつはこの長藻です。
両津港に着くとそのターミナルにある食堂で必ず食べる「長藻ソバ」。
蕎麦の上に、蕎麦が見えなくなるくらいたっぷりと長藻がかけられていて、これを食べるとああ、佐渡に来たなあって思います。

「たまり」では、佐渡から届く白身魚の「アラ」に香草をたっぷりと加えて取った魚だしでつくるラーメンに、この長藻を乗せています。みなさん、このスープを、最後の一滴まで召し上がります。

どうぞ、一度ご賞味あれ。