よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

おいしい、が一番

2005年05月23日 | Weblog
週末、末の子(高校3年)のハンドボールの試合。

 「県体」、インターハイの予選にもなる大会。3年生は負ければ競技生活が終了になる。
 対戦相手は有力校。立ち上がりどちらも緒戦なので、接戦が続き息子も2点入れて一時はリードする場面もあった。前半の終わりあたりからじりじり力負けしだし、後半試合に出ていない3年生を出すと点差が開き結果としてはダブルスコア以上になってしまった。
 1年生で入部したとき、部員が少なく練習試合もできないような所帯だったのを、中学校のサッカー仲間などと誘いあい、それなりの試合が出来るところまでやってきた。負けたけど、みんな成長の跡がはっきり見える内容で親ばかは大いに収穫を得た気になった。
 息子たちは負けた試合の後審判や運営を手伝う様子だったので、先に帰って近くのパン屋でエビカツを挟んだパンとサイダーを買っておいた。夕方それをほうばって息子はさっさと「打ち上げ」に行ってしまった。母親は慰労にかつおのたたきを準備していたのに。


翌日曜、雨だったが車を換えたのでうれしがって妻とドライブに出かけた。

 いの町立紙の博物館で写真展を見るのが主目的だったが、帰り道「土佐東方市場まな」という店で安くて新鮮なけんさきいかやほうぼうの刺身を買うことが出来た。
 十数年前、まだ小さかった子どもたちをつれて大方町でホエルウォッチングに参加したものの、船酔いでみなダウンしてしまい、我が家だけ鯨を観ずに港に引き返したことがある。漁港では定置網にかかった獲物を荷捌きしていて、長さ7,8センチのけんさきいかがトロ箱いっぱいに取り分けてあった。子どもらが珍しがって覗きこんでいると、おばさんが「食べてごらん」とひとつずつくれた。さっきまで船でゲロゲロ吐いていた連中が何もつけずにひとくちにぱくっと食べて「おいしい」、もっと欲しいという顔をする。他にも4組くらいの家族とキャンプに来ていたので、けっきょくそのトロ箱ごと買って、その日のうちに皆で食べてしまった。その子どもたちもいまでは大半は親元からも離れてあちこちに散らばっている。
 新鮮なものはおいしいが、遠い昔の味は格別、また別のもの、と思う。

土佐東方市場まな、では鮮魚を刺身用にその場で下ろしてくれる。これも昔のまま。
http://www.chisan-chisho.com/map/217.htm
http://www.chushi.maff.go.jp/joho/genchi/17-2/7.htm

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