2011feb19_大田口カフェ
国道32号線を大豊町豊永まで走り、福寿草まつり、というものを見物しようと。
山道に入り、日陰の雪が凍り、車が坂を上がらなくなる。
登りは勢いで上がれたが、
下りるときはそろそろ爪先立ってあるくように。
国道に戻り、大田口カフェ。
若い店主が幼子を抱いている。
薪ストーブの上で、湯がさんざんわいている。
向かい側の山、杉の木にも桜にも雪が積もり、
ときどきばさばさ落ちてくる。
まだ朝陽の名残で、
枝の先まで雪がついているように。
空は青いのに、しんとしている。
見えないけれど、誰か近くにいるような、
声と声のあいだの、その静けさのように。
降っては消え、咲いては散る、人も絶え絶え。
と、ひとりごちた。
国道32号線を大豊町豊永まで走り、福寿草まつり、というものを見物しようと。
山道に入り、日陰の雪が凍り、車が坂を上がらなくなる。
登りは勢いで上がれたが、
下りるときはそろそろ爪先立ってあるくように。
国道に戻り、大田口カフェ。
若い店主が幼子を抱いている。
薪ストーブの上で、湯がさんざんわいている。
向かい側の山、杉の木にも桜にも雪が積もり、
ときどきばさばさ落ちてくる。
まだ朝陽の名残で、
枝の先まで雪がついているように。
空は青いのに、しんとしている。
見えないけれど、誰か近くにいるような、
声と声のあいだの、その静けさのように。
降っては消え、咲いては散る、人も絶え絶え。
と、ひとりごちた。