土曜日、自転車。
天気いまいち。
晴れてはいるのに、
お日様が直接見えない。
高知市の鏡川をさかのぼり、
鏡ダムを越え、旧土佐山村に。
土佐山の直販所でコーヒー休憩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/7c/879a651c2fe9a15e6bc881186afcd1d4_s.jpg)
汗をかいた下着を着替え、
高知市の北山、正蓮寺を裏からめざすが、
最後の坂を登りきることができず、
とぼとぼ歩く。
この坂に来るまで、
上り坂に会うたびに、
「ごめんなさい、もうしませんから、
今回だけは通らせてください」
みたく、謝りながら登ってきたが、
この坂は、とうとうダメだった。
後は坂を下るだけだが、
高知の町の方向へ降りるのではなく、
南国市白木谷への坂を降りようとする。
急な下り坂が果てしなく続き、
自転車の前後ブレーキが
ガタガタ異音を発する上、
そのブレーキを利かす
両腕の腕力もワナワナし始め、
結局また
とぼとぼ歩く。
下り坂なので、
サドルを支えるだけで
自転車はするする坂を下っていく。
子供の頃、
父が飼っていたシェパード犬に
引きずられながら
五台山の山道を
散歩していたことを
思い出す。
なんでこんな馬鹿みたいなこと
しているのかしら。
昨日、「未来授業」というFMラジオ番組で
養老孟司先生の、
「あなたが考える0.5秒まえに、もう脳は決めている。」
説を思い出す。
http://www.tfm.co.jp/fes/index.html
私のバカと、
脳のバカは、
ずれているので、
「バカの壁」というのかしら。
南国市白木谷を降りて、
国分川左岸土手をゆるり
帰って来ました。
もうこんなきつい坂は
登るのも、
降りるのも、
しません。
そのことを
覚えているあいだ。