はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

つい今しがた

2023-01-17 17:31:24 | 日常生活

スーパーへ行く途中

目の前を

買い物袋を持って歩いているジイサンがいた。

すぐそばをビュンビュンクルマが通り過ぎている。

 

かけ寄り、肘を掴んだ。

「危ないですよ。ベニマルに行くんですか」

「ああ。はい...わし、目が見えないんじゃ」

「じゃあ入り口までこのまま引いてゆきましょう」

私が言うと

「申し訳ない」

そう答えた。

ゆっくり二人で歩く。

 

 

ジイサンの

メガネのふちが目の周りに食い込んでいる。

顔は俳優の...えーと

アレほら、チー坊のやつ

石立鉄男が杉田かおるに

口をすぼめて

「ちーぼー」

っていうドラマの

お父さん役だか

おじいさん役だったか。

いや違うな。

つらつら考えていたが

どうしても名前が出てこないので

「おじさん。突然だけど、ん~

むかし誰か俳優とかに似てるって言われませんでした?」

と尋ねると

ニヤリと笑ってこう述べた。

「ふっふ。実は、花沢徳衛に似てると言われたことがあるんよ」

あーそうそう花沢徳衛だわ。

「花沢徳衛なんて知ってるかねえ。むかし『おてもやん』ってぇ

のに出演していたんだが」

 

おてもやん?

そんなドラマあったかなあ。

 

その後、無事にベニマルの入り口まで到着し別れた。

 

 

 

後で調べてみると

『おてもやん』ではなく

おそらく

『おはなはん』

のことを言い間違えていたのだろうという結論に達した。

 

 

 

 

 

追伸.『パパと呼ばないで』当時の花沢徳衛と

   今の私の年齢が同じぐらいだなんて!

   なんてことだ。

 

 

 

 


ウダウダ思いつくままに

2023-01-16 10:37:09 | 日記

きょうは寒いっす。

今、トラックの近づく音がして

生協の宅配のお姉さんが

玄関のところで作業を始めたところ。

ごくろうさまです。

 

実は

前回の小澤征爾のドキュメンタリーの再放送

NHKにしつこくメールして要望したのだが。

でもまあ、まさか私の願いを聞き入れてくれたというわけではなくて

たまたまその時期に再放送することに

以前から決まっていたんだと思うけどね。

とはいえ

願っていたから叶ったもと言えるのかしら。

 

願えば叶う

 

...か。

そういえばこんなタイトルの本を出した

元女流棋士がいたな。

今どうしてるんだろう。

 

ところで

昔、私が小学生の頃は

今よりずっとエキサイティングで

観てる者の興味、好奇心を掻き立てる番組があった。

ジャンケンをして負けたら

生放送で

二十歳前の女の子が脱いでおっぱいを見せるなんて当然で

たしかアルバムのCМだかで

ナレーションで

「もうすぐ愛する娘さんは中学一年生。小学校卒業記念に

ヌード写真を撮りましょう」

なあんて声が流れて

一糸まとわぬ全裸の小学6年生の女の子が

(むろんアソコのワレメもバッチリ)

ポーズを決めていたシーンがあったぐらいですから。

 

ところが

今は

BPOやらナントカ倫理委員会だか

重箱の隅をつつくかのように

「コレはわいせつだ」とか

「それは差別表現だ」とか

意地の悪い姑のようにうるさい。

よくいえば

規律正しい

悪く言えば

面白くもなんともない

テレビを含めたメディア、業界になっている。

結局

欧米と同じくそういうことに厳しい目を光らせています

わが日本も欧米なみの品位のある先進国なのであ~るという

そういう体面を保ちたい、というのと

また

番組のスポンサー企業が

ことのほか「どこからもクレームの来ない無難な番組」

を求めるからなんだろね。

一つのクレームが番組に来て

それを無視してると

そいつがネットを使い

問題点とやらをワーワー騒ぎ立て拡散させる。

番組がイメージダウンし

CМ効果が薄れるのは避けたい。

無難、無難に走るわけだ。

テレビ局も

高度成長期と違って

スポンサーになってくれる企業は限られてるから

そういうスポンサーの意向に逆らえない。

面白い

エキサイティングだけど

賛否両論のあるような番組は

消えてゆくわけだ。

したがって

もとをたどってゆけば

そういう番組のクレーマーなのか

別の思惑のある妖しい人間なのか

そういういちゃもん野郎が

一番ショーモナイ奴らということになる。

そういうやつって

なにかと正義を振りかざして

もってまわしたいやらしい言い回しで述べるんだよねえ。

 

アレ?

ここまで書いて気づいた。

この俺もそうときってあるかな?

でも私は

桃井かおりが

CМで

「世の中、ホント、バカばっかり」

って言ったとき

「まさにその通り!」

って声をあげ

ヒザを叩いて拍手をしてしまったぐらいで。

 

少なくとも

「バカばっかりとはなにごとぞ。

国民をばかにするのか」

なあんてCМ企業にほざく

頑迷で無粋なクレーマーじゃないっすから。

 

 

 

「ありがとうございました~」

遠くで声が聞こえる。

どうやら

宅配のお姉さんは

作業を終えたようだ。

トラックが去ってゆく音がした。

冷蔵庫に

注文品を入れとくか。

 

 

 

 

 

 

 

 


私の叔父

2023-01-15 20:34:48 | 日記

昨年末、柏の叔父(父の弟)さんが亡くなった。

40代前半で

東京ドームを管轄する

本富士署という警察署の署長になり

その後

『公安』に引き抜かれたという経歴があるのだが

特筆すべきは

叔父さんは、筋金入りの(?)ノンキャリアなのである。

上記のエリートそのものの経歴を述べると

たいがいの警察関係者は

「ああ、東大法学部卒業ですね」

と述べる。

 

が、叔父さんは最終学歴が高校。

福島県の浪江町、双葉高校卒業なのである。

相当なる努力と実績と周囲からの信頼を得ていたにちがいない。

その一族自慢の叔父が亡くなったの報を

妻のN子義叔母さんから電話で聞いた時

いよいよ自分も残りの人生の終盤戦を

どう生きるべきかを深く考えざろうえぬ心境に陥ってしまった。

死因はくしくも

きょうニュースで報じられたYMOの高橋氏と同じ

誤嚥性肺炎らしいんだよね。

今の季節、お餅以外でも多いのかな。

そして

父親きょうだいは一番上の伯母さんをのぞいて

みな満州・大連育ち。

叔父さんは

指揮者の小澤征爾氏と年齢的にも近い。

1月18日(水)午前0時25分から放送される

『小澤征爾・悲願のタクト~北京に流れるブラームス~』

を、亡き叔父姿に重ねて観ようと思う。

 

 


甘い将棋の棋士

2023-01-12 12:21:29 | 将棋

昨夜は、abema将棋中継で

A級順位戦。

佐藤康光九段対佐藤天彦九段の対局が面白かったが。

康光九段が

あんなに優勢を築いていて

逆転負けをされるとは。

終了後

呆れてものが言えなかった。

 

藤井竜王なら

バッサリ角をぶった斬って

天彦陣の守りのかなめ、金将を剥がし

「さあ、アナタは受けなしです。コチラは角を渡しましたが詰みません」

で、終わったはずである。

なのに

勝ちに行くよりも

負けたくない気持ちが勝り

角を自陣に打ち

馬を作りひきつけようとする。

 

森下九段じゃあるまいし。

らしくない。

 

藤井竜王は

稀代の名刀で一刀両断で決めるのに

康光九段は

切れ味の悪いノコギリで

ギコギコやってるうちに

天彦九段の玉将も

息を吹き返し

結局、大逆転。

あ~あ。

 

話は変わって

とある女流棋士。

いや

元女流棋士。

昨年のこと。

囲碁将棋チャンネルの将棋中継にて。

某女流「今、子供教室の講師やってるんですけど

    いっしょにやってる梶浦クン、新婚さんのせいか

    (教室が)終わったらすぐ帰っちゃうんですよねー。

    (カラオケとかボーリングとかで)遊びに行きたいのに

    つまらないなーと思って」

 

ここで私だけではなく多くの視聴者が思ったことだろう。

おいおい。

今、何十連敗もしているアナタが

遊びに行きたいのにな~だと?

ハア?

どういうことっすか。

 

そりゃあなたのプライベートの時間をどう過ごそうと

とやかく言う筋合いのものではないかもしれませんよ。

でも

それにしたって

白玲戦で一勝もできずにいる方が

遊びに行きたいとはなんなの?

 

普通の将棋ファンなら

そう思ったはず。

 

あの卓球の福原愛を想起させる

(おじさんファンの鼻の下を伸ばそうとする)

『ぶりっこ的しゃべり』キャラは

正直

 

近年の世界の

コロナやウクライナ情勢などの深刻な状況の中

世間の人々の

もっとシリアスに時代をとらえなくちゃとする風潮と相まって

 

もはや『ウケない』し

通用しないんじゃないかなぁ。

 

「でも、アタシ、もうすぐ引退するつもりなんで」

 

引退するつもりだから

今さら頑張ってもしょうがないって?

でもさ引退するにしてもよ

『有終の美を飾る』

って言葉があるでしょう。

最後に自分の将棋の歴史の集大成を残すつもりで

いい将棋を全力で指すべきでしょう。

遊ぶ時間があるならば

そのぶん

最新定跡のひとつを勉強するとか

あるいは

次局の対戦相手の分析とかするべきでしょ?

 

元女流棋士「でへへ」(笑)

 

がくっ。

愛想笑いと

甘ったるいぶりっ子しゃべりはウンザリ。

 

棋譜解説の時間でもそう。

待望の飛車成り

待望の反撃ですねえ

待望、待望、待望と

2分に一度

『待望の』○○が発せられる。

また

3分に一度

機敏、機敏と

機敏な一手の

『機敏』が発せられる。

ボキャブラリーが乏しいなあ。

コンビニでバイトしてるインドネシアの留学生の方が

よっぽど日本語を繊細に使い分けている。

 

 

囲碁将棋チャンネルは

なぜか彼女を重用している。

 

なんなのかねえ。

『お好み将棋対局』での

4枚落ちとか

6枚落ちとか。

そんなの誰が観たいの?

またこの対局って

ゲストの下手が負けそうになると

上手の棋士がわざと

ユルめて勝たせたりするんだよね。

 

あのさあ。

視聴料を払ってなぜ

『接待ゴルフ』ならぬ

『接待将棋』を観なくちゃならんの。

 

どうせ駒落ち将棋をやるなら

『女流棋士対プロ棋士の

角落ちガチ対局』

とか

『藤井竜王対フリークラスプロ棋士の

角落ち対決』

もちろん互いのプライドをかけた

ヒリヒリとした真剣勝負で

やってもらいたい。

「そんなあとんでもない」

と、テレビ局は目をむくだろうが

 

むかし『将棋世界』誌で

大山康晴名人対若手四段棋士の

角落ち対決という企画があったんですよ。

唯一四段で負けたのが

小林宏四段(当時)だった。

 

そんなわけで先月

超初心者向け

いや

超超超超超初心者向けの

囲碁将棋チャンネルの

契約を終わりにした。

 

 

そして

つい先日の

日浦八段・平藤七段戦。

鼻が開いたマスクだからって

いちいち気にする平藤もどうかと思うが

日浦八段の意固地さも

一体...なんなのかねえ。

そんなに鼻をおおうのが嫌なら

早指しで指して

苦しくなったらトイレに立って

トイレの中で深呼吸するなりすればいいじゃない。

不戦敗するなんて

バカとしか言いようがない。

 

棋士のみなさん!

わかってますか。

好きな将棋をやって

お金をもらえるということのありがたみを。

ミャンマーやウクライナの難民

あるいは

生まれながらに病気で

艱難辛苦を背負い生き延びている人々から見れば

 

極楽&天国&竜宮城にいるみたいなものだ。

 

今一度

自分たちの立場を見つめ直してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2023年がスタート

2023-01-02 16:12:35 | 日常生活

最近投稿がないので

どうしたのか心配になられた方がいるかもしれない。

(いないか)

このところ

渡辺徹をはじめ

有名人の同世代の死亡が目立つ。

気になる。

 

先日、通院している病院で血液検査をしたところ

いつもより

コレステロールが高かった。

ああ、そういえば

近所のスーパーの総菜売り場の

ワカサギの天ぷらにハマっていて

そればっか食ってたからだ。

 

こうやって血液検査で即座に判明する。

 

担当医師に前述の同世代の病気について尋ねると

「昭和の時代は厄年は42歳と言われたが、平均寿命が延びた今では

60歳、還暦ぐらいだ」と答えた。

 

厄年にはどうすればいいんだろう。

 

なるようにしかならないか。

 

自分は不幸だとハッキリと思ってはいないかぎりは

まずは、幸福なんだろう

と思うべきだ。

 

そう述べたのは同級生の小沢君だった。

彼のこの言葉をかみしめ

今年も過ごしてゆこう。

 

小沢君と言えば

 

三週間ぐらい前だったか

NHK総合テレビ『アナザーストーリー』で

指揮者・小澤征爾氏のドキュメンタリー番組を観たが

また再放送しないかな。

 

もう何年もテレビの番組は

どれもこれも死ぬほどつまらないモノばかり。

その中で久しぶりに観た

面白い興味深い番組だったから。

だのに

NHKってどういうわけか

コチラが再放送してほしいのはなかなかしてくれず

ショーモないのはすぐにしかも何回も再放送するんだよねえ。

 

というわけで

 

今年はまたアマゾンで安いCD買い込んで

音楽に身を委ねて

のんびりやってゆこうと思う。

 

最近購入した中のお気に入りは

 

加山雄三の

『ある日渚に』

トワエモアの

『この街で』

 

です。