未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

畳アート祭り

2008年02月13日 21時13分05秒 | 今日の祭り

 ライジングサン (イソップ

今日は天気が良く風が強かったせいか空気が澄んで見晴らし最高

朝日を浴びながら、昨日に引き続き、市原市の現場に向かった。

二部屋の 表替え、滞り無く、終了しいざ最後の部屋にかかるとある異変に

気付いた 以前お見積もりに来て下見した状況と一変

 ん?  んん?

何やらアートだ 素晴らしき絵心を感じる

私、初めての出来事で、感動した

どうやらお客様のお孫さんが書いたらしい。この剥がした畳表

記念に、畳の高さ調整に使わせてもらった。

またいつぞや畳替えを行うとき、思い出が蘇る事を祈って

作業も無事終わり、とても楽しいお仕事も幕を閉じた。

お客様、誠に、色々良くしてもらい、ありがとうございました。

又お会い出来る日を楽しみにしています。

作業が終わり、家に着くと、何やら見覚えのある畳

 何やら、現場で何かあったらしい

お客様がじかに持ってきて頂いた畳(半畳 セキスイ美草目積畳表 ブラック)

すぐさま 表替え をして、お客様に明日納品することになった。

お疲れ様でした


大好きな仕事

2008年02月12日 19時38分29秒 | 今日のお仕事

 千葉県 市原市 鶴舞公園

今日の仕事は、お客様のご自宅で行う出仕事(出張仕事)

朝、六時に家を出た。生憎の雨しかしお客様の家は広い。

 雨、風をしのげる場所にての、作業となった

仕事の内容は畳の表替え3部屋の18畳

さすがに一日では終わらない。連日にての作業になる。

私、この出仕事、大好きです。 

何よりお客様とお話等が沢山出来るのと、いつも以上に畳に向き合える

畳一枚一枚を製作しながら、畳を収め、部屋全体としての調和が取れる。

身体は常に、中腰、部屋によっては、荷物を動かしながらの作業

場所によっては、狭い場所で製作せざる得ない時もある。

お客様の畳と向き合い、以前製作した、畳師の作業をくみとり

自分なりの技術で、畳を収める。とにかく畳を作っていて楽しいのだ

お客様に「寒くな・・・」「寒く無さそうだね」と言われた。

どうやら、外の気温が低く、私作業中、身体から湯気が立っているらしい

私、「大丈夫ですと一言」本心、「めちゃくちゃ寒い」鼻水止まらない

しかし「湯気」・・・「闘気みたい」少し自分に酔ってきた。

動きも三割増しに速い。しかし持続しない

腰がきしみ始めた。でも楽しい仕事の時間だった。

 お客様のコタツを撮らせて頂いた。

感動です。墨のコタツ。何とも言えない温もり 最高です。

 


お寿司 畳祭り

2008年02月11日 18時23分19秒 | 今日の祭り

 お寿司、私の大好物です。(特に光物が好き・・・コハダとか)

そんなお寿司屋さんを経営する、心地よい友人からの以来 

「お寿司屋 畳空間 プロデュース」 足立区 花畑店 本日完成致しました。

【大げさに書きますが、畳の台を鮨の文字入りの畳ヘリで加工

色々な畳表を使用し、場所によっては、畳へりに魚の和紙を探し当て

畳へりに加工、各場所に置き畳や薄畳、薄縁などを配置した。】

 畳へりも二方、四方と様々

 畳の厚みも多種多様

 座椅子に畳のひと時

 美味しそうなお鮨達

 お外に向けてアピールポイント

 こんな場所やあんな場所にも

このお店、畳だらけになってきました。とても楽しかったです。

まだ江戸川区、平井店も残っているので楽しみは続く。

ありがとうね Nちよっ そして美味しいお鮨ご馳走さま


タイトな休日パート2

2008年02月10日 18時43分54秒 | 今日の家族

朝から何やら騒がしい。ふと目を開けると娘が何かに変身している

 変身  敵を見据え

 攻撃  たたき起こされた

日曜日は子供達にとって特別な日かもしれない。

自分もそのような子供時代を過ごした

寝不足もなんのその 実家に向かい、定期的な先祖様へのお参りをすませ

家族みんなで食事に向かった。

この時期の浅草橋は、家族連れが、とにかく多い。

みんな人形などを見に来ている。浅草橋は問屋の町

商人の町である。お買い物の皆さんにまぎれながら、食事をした

 浅草橋  鯵定食

 賑わう店内。家から3分で到着

とにかく大きい鯵でした。定食で800円安いです。

食事を終えると、ひな祭りの飾りつけ

 手袋着用で頑張りました。

限界が訪れ、昼寝を敢行し、今に至る。

今日は日曜日、食事の当番はこの私

何を作ろうか?タイトな休日はまだ終わらない

 (おまけ、長男パンダに変身)


土曜日は江戸っ子の日

2008年02月09日 19時00分54秒 | 江戸っ子の日

江戸っ子(えどっこ、江戸っ児)とは、江戸で生まれ育った生粋の江戸市民を指す呼称。明冶東京改称以後も旧江戸市民の主たる居住区であった下町地域出身者を指して呼称される場合もあった(なお、明治以後の江戸っ子を江戸時の江戸っ子と区別して「東京っ子(とうきょうっこ)」と呼称する場合がある)。

また、「ちゃきちゃきの~」という言葉を冠する場合が多く、この言葉は「生粋の江戸っ子である」という強調の意味で付される。もとは長男の長男を意味する「嫡嫡」がなまった言葉で、厳密に言えば3代続きの長男のみしか「ちゃきちゃきの江戸っ子」と名乗ることが出来ない。

典型的な江戸っ子像として、細かい事には拘らず金銭への執着が乏しい、人情家で正義感に溢れるものの、意地っ張りで喧嘩早くて軽率であると言われている。しばしば、五月の鯉で口ばかり、宵越しの銭は使わない、気が早い、などとも言われる。」

ウィキペディア フリー百貨辞典 参照

江戸っ子の説明らしい。こちとら、四代目のちゃきちゃきの

正真正銘の江戸っ子に位置する者ですが

私は喧嘩っ早くないし、宵越しの銭は計画的に使う。

自分でいうのも何だが、人情家で熱い人間かも知れない。

「ひ」は9割の確立で「し」になる。

これはもはや直らない。お風呂は異様に熱い風呂を我慢して入る。

そんな自分ですが、勝手ながらに、土曜日は江戸言葉を主体に、ブログ

を書いてみようと思う。(ガラが悪いかもしれません)

今日の仕事は、昨日作った、上敷きゴザを、品川区のお客様に届け

その後、作業場での作業になりやがった。今日時間をかけて製作したのが

先だって、友人から頼まれた「畳空間プロヂュース」の仕事に温もりを込めた。

まだ時間がかかりそうだろ~けど、ゆっくりと友人の為に、技術を尽くしてぇ。」

ガラが悪い まぁ気長にやって行きたい。宜しくお願いします。

 いくつ読めますかな?

 道のりは長い。

 (おまけ、長男犬に変身。パンダにもなれる。)

 


上敷きゴザ祭り

2008年02月08日 18時15分46秒 | 今日の祭り

その部屋は、金井畳店、作業場の奥深く、階段を上った中二階の様な所に存在する。

部屋に入ると、存在感を示す、一台の機械がある。その名は「オリーブ」

今日はそんな「オリーブ君」のお話

彼はもう金井畳店に30年以上勤めている、店一番の古参です。

形は古いが、性能が良く、色んな使い方が出来る、工業ミシンである。

数々の上敷きゴザを、作ってきた歴戦の兵でもあり、今日もそんな「オリーブ君」

の力を借りた。 

午前中、以前お仕事をさせて頂いた品川区のお客様より、上敷きゴザの注文があり

丈夫で、長持ちして、収納出来るように、との御希望でした

普通の大きさなら良いのですが、廊下に敷く為、畳、縦に二枚分の長さ

収納 収納させてみせる。強度を保つ為、畳表の裏に違った向きでの畳表を縫いつけて、厚みを二枚分にして、強度を保った。

  

何とか、収納出来る、大きさにしました。

 喜んで頂けるとうれしいです。

しかしこの作業には「オリーブ君」の出動なし。全て手作業になった。

またもやしかし、上敷き祭りは、終わらない

又別のお客様から、上敷きゴザ、12枚のご注文

「オリーブ君」の出動の時。 

さすがに速い。仕事が速い。今日もお世話になりました。

大切に末永く、大事に使いたい、工業ミシンの話でした。

 

 


尊敬します。親方

2008年02月07日 19時30分55秒 | 四代目の叫び。 

今日のお仕事は、朝、品川区に畳の引き上げに向かい

帰宅後、昨日に引き続き、へり無し畳の製作に追われた

作業終了後、久方振りの散髪へ

おん身を綺麗にする為、床屋に向かう最中に、昔を思い出した。

「おまえは、そんな汚い靴下で、お客様の所にいけるのか?」

昔、修行時代にお世話になった、親方の一言である。

自分はまだ、業界に入って間もなく、右も左も分からない闇雲に働いていた頃、

親方が言われた一言をいまでも鮮明に覚えている。

「畳屋さんは、お客様の家(人のお宅)に上がるお座敷商売である。

そんな職人の足が汚かったら、お客様がどう思うか、考えろ

当たり前の事である。とにかく言われて恥ずかしかった思いが残ってます。

その親方は、お客様の家に上がる前に、必ずコンビニで純白の靴下を

購入してから、お客様の元へと向かう徹底ぶり。

それ以来、私は、絶対に綺麗な靴下を履いて、仕事をしている。

靴下だけでは無い接客業に携わる職なら、身なりを綺麗にする事は

当たり前の事である。床屋に向かう途中、そんな事を思いながら

気お引き締めて、歩いていた。「親方、ありがとうございました。」

 畳屋の車窓から・・・・寒かったです

 

 


小粋な掃除屋さんパート2

2008年02月06日 18時26分11秒 | 今日のお仕事

今日のお仕事は、小雪の降る中

朝から埼玉県の与野へ向かい、畳を納め、文京区の千石に戻り、畳を収め

作業場にての へり無し畳、製作作業になった。

その千石の現場にて、小粋な掃除屋さん にまたも遭遇

「今日はナイスなタイミングだ」と寡黙な掃除屋さんが一言

ちょっと「ナイス」と言う言葉に私驚いた。

今日はとても寒い日で、そんな中で、小粋な掃除屋さん は、水周りのお仕事

仕事とはいえ、冷たい水での作業、大変にお疲れ様でした。

寒いので御身体には十分、注意して下さいね。

小粋な掃除屋さん が洗う仕事なら

畳にも洗える畳てぇのがあるんです。この写真は畳床の写真(畳の芯の部分)

発泡がメインで出来ていますね。この土台にビニール等の畳表(人口畳表)

を組み合わせると、洗っても大丈夫な畳が完成します。

(詳しくは、 (株)金井畳店HP で紹介させて頂いてます。)

小粋な掃除屋さん は洗ったことあるかなぁ

また近いうちに現場でお会いしましょう


畳屋エキスプレス

2008年02月05日 18時51分50秒 | 今日のお仕事

今日のお仕事は、作業場で一日、畳製作を行う段取りを組み

朝から作業を夢中にこなしていた。

すると、一本の電話

三代目が受けると、どうやら飛び込みの仕事になるらしい

どうやらかなり急いでいる様子

理由は抜き差しならぬ理由らしい

一つ返事で電話を切り、自分と三代目で荒川区の現場に向かった。

現場に着くと、何やら、現場もてんてこ舞い

急いで畳を引き上げ、出来次第持って行く事をお客様につげ、

一路作業場に戻り、段取りを代え、職人さんと共に作業にあたった。

作業も捗り、すぐさまお客様の元へ。

作りたての畳を納入し、事なきを得た。

後で考えたが、自分なら、三代目の様に行動出来たか?疑問に思った

まだまだ修行不足である。

  

お寿司屋様の畳へり入荷

楽しみです。(後日施工実績で

 


タイトな休日

2008年02月04日 17時58分17秒 | 今日の家族

今日は昨日の出来事を少し

凄かったですね。久しぶりでした。子供(長女)朝から大興奮

(長男)深い眠り、時々怪獣

奥さんいつも綺麗です

そして私、寝不足の為

そんな中、長男の内祝いなどの関係で、中央区にある日本橋 ○越へ

 試食あるのみ。

 喉が渇いたと 

 長男 怪獣変身前 

 お腹すいたと 

私、二人を見ながら、もうフラフラ

帰宅すると、すぐさま、神社へ豆まきに出動

 私も裃(カミシモ)に着替え、豆を投てき

もはや限界近し

しかしこれで終わらない

それから町会のみなさんと食事この位です。

私、凄くテンションが高い。楽しくてしょうがない

そして帰宅 そしてタイトな休日は幕を閉じたのであった

そんな昨日でした。今日は違った意味での自分との戦いになった  

 


末永きお客様

2008年02月03日 00時17分28秒 | 今日のお仕事

今日のメインの仕事は、台東区松が谷のお客様で、表替えの仕事でした。

(後日、金井畳店HP  施工実績に追加予定

8畳と6畳の計14枚の表替えで、材料は、国産のしっかりとした

畳表を使用させて頂いた。 (商品名「言問橋」)

このお客様は2代目(おじいちゃん)の頃からの末永いお付き合い

私を含め、親子三代でお世話になっています。

今日は少し緊張しました。

古いお客様は特に、(過去と比較し)

試験を受けているかの感覚に陥る時があります。

昔ながらの、古き良き伝統を守りつつ、精進の毎日です。

今回も喜んで頂き、嬉しかったです。本日は本当に寒いのに、お仕事させて頂き

誠にありがとうございました。

 寒いので、お鍋にしました。

水菜って、美味しいよね

 


小粋な掃除屋さん

2008年02月01日 18時58分37秒 | 今日のお仕事

お疲れさまです。

今日も寒かったです。

今日の仕事は、朝、墨田区の現場(表替え)にて畳を納入後、

文京区の本駒込、(新畳)、千石(表替え)と周り

一路、埼玉県の与野に向かった。

その千石の現場にて、小粋なクリーニング屋さんにお会いした。

何が小粋かというと、彼達はとても忙しく仕事をしていた。

そこに私登場

「来たなと一言」

私、「まだ早いですよね

普通なら、(クリーニング屋さんにしたら)文句の一言でも言ってしまう展開

なぜなら畳を収めてしまうと窓などの掃除がしにくいため、掃除やさんと重なって

しまった場合、大抵の場合、作業などに支障をきたす為

困った顔をみる場合が多い。

しかし小粋な掃除屋さんは違うのだ

私、ひたすら申し訳なさそうに仕事を始めると、多くを語らない小粋な掃除やさん

私が作業をしやすいように、段取りを替え、他の作業員を呼び、無言で私の

作業に合わせて、仕事をしていってくれた。

何とも有難い しかも何度もお礼を伝えると、彼らは「別にいいよ」と一言

なんともすがすがしいお方達である。あまり多くを語らず、もくもくと仕事をする

彼たちに、心の中で、拍手を送り、現場を後にした。

小粋な掃除屋さん 又近いうちにお会いしましょう。

追記

彼らにしてみたら、時間ずらして会いたいかな?

  帰りに一枚、屋形船艦隊、出動前