たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第616沼】smc PENTAX-F 100mm F2.8 MACRO 珍しいレンズを久しぶりに見つけました

2017-10-07 22:25:08 | PENTAX

smc PENTAX-F 100mm F2.8 MACROです。初めて見ました(笑)ハードオフに転がってて当然カビてましたが単焦点のオートフォーカス、しかも見たこともありません。カビてますから分解して掃除ですね。

ゴムで化粧リングを外すと何本か小ねじが見えますが、奥まで分解できそうもないですね。一番前のレンズの外側にもカビがありますから拭き取っておきます。

後ろ側のマウント面です。

黒いカバーをネジ4本抜いて外すとカニ目溝があるリングが見えるのでカニ目レンチで回して後ろ玉群を外します。

かなり大きな後ろ玉群です。

絞り羽まではまだレンズがあります。

外した後ろ玉群の前側のレンズにあるカビをカビキラーで掃除します。

次のレンズを含む筒をカニ目レンチで外しました。

一枚しかないのか反対側のレンズを掃除しただけで綺麗になりました。絞り羽が露出したので綿棒で前玉群の一番後ろのレンズの曇りとカビを拭き取って組み戻します。

MACROレンズですから前玉が奥の方にありますよね。30cmまで寄れますよ。

K-5につけて撮影してみました。

いい感じに背景ぼけて一眼らしい絵になるじゃないですか(^^)/

  

 


【第610沼】super-multi-coated Takumar6X7 200mm F4 APS-Cではかなりの望遠?

2017-02-12 21:10:56 | PENTAX

super-multi-coated  Takumar6X7は6x7のフィルム用のレンズ群ですからAPS-Cのデジカメで使えば表示されている約3倍の望遠レンズになっちゃうと思って落札してみましたんですが、記事に対するご指摘を頂きまして、6x7レンズでもその焦点距離表示の35mmフィルムカメラ用レンズと変わらずAPS-Cのデジカメで使った場合約1.5倍にしかならないようです。それでも300mmですからかなりな望遠ですけど。今度同じ焦点距離のレンズ同志で同じ距離で撮影して確認してみますね。

super-multi-coated  Takumar6X7 200mm F4
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F4
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 4群4枚 対応マウント 6X7マウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 67mm
焦点距離 200mm 最大径×長さ 91X120mm実測
最短撮影距離 2.5m 重量 896g実測
最大撮影倍率   発売 1971年

このレンズ大きさは当然でかいんですが特に重いです。900g近くあります。しかもF4ですからずいぶん明るめの望遠レンズです。

なぜか、このレンズも綺麗だし光学系も問題なしで案外Takumar6X7レンズは狙い目レンズかもしれません。弩でかくて糞重いのが我慢できればですが・・・

この時代のお約束なのか収納式のフードを装備しています。外で撮ってみます。

PENTAX K10D 絞り開放F4 1/4000秒 ISO-100 開放なんだけど、風景では、全体的にピントは合ってるように見えますね。近距離のものが無いですからね。かなりいい感じの描写です。やっぱりPENTAXは風景描写に強いんでしょうか。

PENTAX K10D 絞り開放F4 1/4000秒 ISO-100 いいじゃないですか!なかなかの描写ですよ。

PENTAX K10D 絞り気味F11 1/200秒 ISO-100 近くのオートバイにピントを合わせて絞り気味にしてみました。富士山にピントを合わせたわけじゃないけど割りと精細に写ってますね.

PENTAX K10D 絞り開放F4 1/4000秒 ISO-100 より近くの被写体に近づいて開放で撮影すれば、当たり前に富士山はボケますが富士山だってことは分かりますね。DS4のメッキ部分が青色になって面白いです。

 


【第609沼】super-multi-coated Takumar6X7 75mm F4.5 更にでかい

2017-02-11 17:24:38 | PENTAX

PENTAX 6X7のレンズはバケモノみたいに大きいのでバケモノペンタックス→パケペンって言うらしいですね。今度手に入れた75mmのレンズは口径が前のより更に大きくて82mmもあって、まさにパケペン。これも光学系問題なしの個体です。前玉の曲面が75mmのレンズとは思えません。

super-multi-coated  Takumar6X7 75mm F4.5
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F4.5
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成  4群5枚 対応マウント 6X7マウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 82mm
焦点距離 75mm 最大径×長さ 91X80mm実測
最短撮影距離 0.7m 重量 598g実測
最大撮影倍率   発売 1971年

このレンズほんとに光学系以外もキズがあるとか悪いところが見当たりません。バヨネット式に取り付けられているフィルターと前後のレンズキャップも付いています。

M42のsuper-multi-coatedのレンズと比べると多層コートの色が薄くてほんとにマルチコート?って思うくらいです。レンズ構成は4群5枚と使ってるレンズ枚数は大きさの割りに多くはないですね。

オートとマニュアルの切替レバーです。デジカメで使うにはマニュアルにしておくしかありませんね。弩でかい割りに明るくはないF4.5です。

状態が非常に良い個体です。35mm用より全然高価なものだったはずだから、大事にされてたでしょうね。

PENTAX K10D 1/80秒 ISO-100 絞って撮った景色です。まあ無限は出ていますし素直な描写です。まあ広い6X7の真ん中付近だけ使ってるわけですから破綻はないですよね。江ノ島付近から見る富士山も割りと大きく見えますね。75mmの1.5倍の150mmの望遠レンズ並みになってるんですよ。

 

PENTAX K10D 1/160秒 ISO-100 江ノ島が見えてきたああって風景です。破綻の無いといいましたが、素直な写りなんですね。

ただ、面白くも無いかも・・・でかいことは個性だけど描写は一般的。VMAXのヘッドライトが無いのは、少しでも電力事情が改善するように外した後だったからです。

画角うんぬんについて誤解ご記述がありご指摘を受けましたので訂正しています。

 


【第608沼】super-multi-coated MACRO-Takumar6X7 135mm F4 はじめて触る6X7レンズです

2017-01-15 19:17:18 | PENTAX

まさに、泥縄です。ペンタ党を自負するたっちゃんとしては中大判レンズも触っとかないとってことでマウントアダプターを購入してから探して入手したPENTAX 6X7用レンズです。偶然運良く格安で落札できて、しかも光学系問題なしの個体です。分解無しなので寂しいですが初めての中大判レンズなんで紹介します。

super-multi-coated MACRO-Takumar6X7 135mm F4
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F4
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 3群5枚 対応マウント 6X7マウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 67mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 91X95mm実測
最短撮影距離 0.75m 重量 602g実測
最大撮影倍率   発売 1971年

レンズ名がTAKUMAR/6X7のものとPENTAX/6X7のものがあるんでマウントが同じなのか違うのか内心ドキドキしてたんですが、とりあえず先に用意していたアダプターには問題なく取り付けできました。

super-multi-coatedのレンズの色が魅力的です。中大判カメラ用レンズですから元々の値段は凄かったはずで造りも非常にしっかりしています。

機能には影響ないんですが、マニュアルオートの切替レバーが割れてました。接着剤でくっつけておきます。このレンズのマニュアルオートの切替はマニュアル側にスライドさせてから少し浮かせないと固定出来ないみたいです。

これが、K&F CONCEPTのPENTAX67-PK用のマウントアダプターです。当然MFオンリー、当然多分中国製ですがちゃんと使えました。連動機構とかは、まったく無しでとにかくでかいです。

一眼レフPENTAX *ist Dにつけるとこんな感じで、迫力あります。見た目は完全に望遠レンズ的で太いのでtamron SP 500mm F8.0と似てます。先端のフィルターは67mm径なんですが、ネジ式ではなくてバヨネット式になってます。M42やPKマウントレンズに比べてちょいと豪華な仕様になってるのかな。

手持ちのPK-Eマウントアダプターを使うとNEX系のミラーレスにも付けられます。大きさで笑えますが、K&F CONCEPTのPENTAX67-PK用のマウントアダプターには三脚への固定部がありますから使用には問題ないんじゃないかな。もともと6X7のフィルム用ですから135mmでもAPS-Cにつけると300mm以上の画角の狭さ、というのは間違いで200mm相当の画角だったようです。

PENTAX *ist D 絞り開放f4 1/250秒 ISO-800  やさしい感じですが、なかなか良く描写できていますよ。*ist Dだとピントが合わせづらいかな・・・

PENTAX K10D 絞り開放f4 1/640秒 ISO-100  ピントが合ったときは、質感も良く表現できた画像が得られます。

PENTAX K10D 絞り開放f4 1/2000秒 ISO-100  無限は出てます。マクロレンズですが遠景もいい感じで撮れます。今冬一番の冷え込みの中の富士山です。

PENTAX K10D 絞り開放f4 1/800秒 ISO-100  雰囲気のある絵が撮れるのはたしかです。

 

 

 


【第605沼】smc PENTAX-A 50mm F2.0は台湾製?

2017-01-01 22:22:53 | PENTAX

今回のレンズもオークションで購入したものです。Aレンズは非常に稀にしか見かけないのでちょっと無理して落札ぽちっとです。レンズ構成や大きさは略同一なのでTAKUMARの頃の55mm F2.0のように上位のレンズと絞り羽部分の開放内径だけ小さくして無理やり設定したものかと思いましたが、重さが全然軽いので中身を樹脂化したかなんかしてるんじゃないでしょうか。

smc PENTAX-A 50mm F2.0
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.0
フォーカス  MF 対応マウント PK
レンズ構成 5群6枚 フィルター径 49mm
絞り羽枚数 6枚 最大径×長さ 63x31mm実測
焦点距離 50mm 重量 141g実測
最短撮影距離 0.45m 発売 1980年頃

光学系も操作系も全然言うこと無しだったんで分解してないから実際のところは分かりませんが


Aレンズはぽちっと一個だけの電子接点が付いてます。でもこれでAFが効かないだけで他はすべて現代のレンズと同じように使えます。絞りのデータも残りますよ。マウント部分も非常に綺麗です。

最短撮影距離はsmc PENTAX-A 50mm F1.7と同じ0.45mですし、絞り羽は6枚の数も形状も同じです。ただ、smc PENTAX-A 50mm F2.0すべての個体がそうだとは限りませんが、少なくともこの個体は台湾製です。この辺もコストダンン仕様の廉価版レンズってところなんでしょうか。

PENTAX *ist Dに付けるとこんな感じです。Aレンズなので絞りをA位置にしておけば、この*ist Dでも最新のK-3でもAF以外の機能はすべて使えます。でもこのsmc PENTAX-A 50mm F2.0はデジタル一眼レフに付けるとパンケーキレンズみたいに見えます。カメラにつけた印象もそりゃF1.7と変わらないですよね。この薄いレンズは、小さな *ist Dにほんとにしっくり合っててかっこいいですよね。まだK-1は購入してないたっちゃんですが、K-3まで実際使ったカメラの中で一番の凝縮感と高級感を共に持っているのはこの*ist Dです。今となってはわずか600万画素のPENTAX初代デジタル一眼レフカメラですが、初代にして究極だったと、たっちゃんに思わせるカメラです。

PENTAX *ist D 絞り開放f2.0 1/125秒 ISO-400 絞り優先オート 2017年元旦の御前崎からの初日の出直前の水平線です。今回 *ist Dを相棒に選んだのは温かみのある色を出す CCDを使っていることと朝焼けの空の階調を再現するには600万画素の画素数の少なさが良い結果に繋がるんじゃないかってことが理由ですが、久しぶりに *ist Dを持ち出したかったってのもあるかな。

PENTAX *ist D 絞り開放f2.0 1/80秒 ISO-400 絞り優先オート 朝日に向かうカメラに「凛として立つ」って言葉が浮かんじゃいました。微妙に朝焼けの空の色が変化しているのがわかります。

PENTAX *ist D 絞りf5.0 1/2500秒 ISO-200 絞り優先オート 波に光る朝日も取り込みたかったのでF5まで絞っての撮影です。残念なのはモニター側に明るい太陽の周りの色の変化を再現するだけの能力が無いってことです。

PENTAX *ist D 絞りf5.0 1/250秒 ISO-200 絞り優先オート 適当に撮ったんですが、もっと開放付近にして背景をぼかした方が良かったですね。てか、今考えると朝日をタンクに写し込んで撮ればよかったぁ。

PENTAX *ist D 絞りf10 1/200秒 ISO-200 絞り優先オート 初日の出見た帰りにえらく富士山とその周りの山がいい感じだったんで手振れしない程度に絞って撮ってみました。レンズはそこそこですが、やっぱ*ist Dで写真撮ること自体が楽しいな。