2016年 オークションでRicoh SINGLEX TLS についていたのを見つけて落札しました。
AUTO RIKENON 55mm F1.8 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.8/16 |
フォーカス | MF | たっちゃん評価 | ☆☆☆☆ |
レンズ構成 | *群*枚 | 対応マウント | M42マウント |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 52mm |
焦点距離 | 55mm | 最大径×長さ | 60X39.5mm |
最短撮影距離 | 0.50m | 重量 | 228g実測 |
最大撮影倍率 | 発売 | 1964年 |
非常に旭光学のSUPER-TAKUMARに似てますし55mm f1.8ってとこも同じです。
実はRICOHがM42の一眼レフカメラを造っていたことも知らなかったし珍しいなって思ったんですよね。RICOHで最初の35ミリレンズ交換式一眼レフカメラがこのSINGLEXシリーズだったようですが、一番最初のSINGLEXは1962年に日本光学のニコレックスFの略コピー商品として世に出てマウントもFマウントだったようですが1964年発売のこのモデルSINGLEX TLSからM42マウントに変更になったようです。
さてレンズの方はフィルターも含めてかなりのカビで特にレンズ外面のカビが多かったのでまず外側からカビ取りを実施します。表側も裏側も外側のカビを取ってから再度覗くと内側にもまんべんなくカビが育っているようです。
前玉を化粧リングから分解して行きます。ゴムで普通に回って外せました。
すり鉢状のレンズ押さえにゴムを当ててまわすと、前玉群全体が外れました。
外れた前玉群の後ろ側です。6枚の絞り羽が露出したので、
絞りを開放にして向こう側のレンズのカビも掃除しときます。外した前玉群の後ろ側の凹レンズもカビていたのでカビキラーで掃除して退治できたのですが一番前のレンズの裏のカビをとるために外したいすり鉢状のレンズ押さえが回らなくて、回らなくて一度諦めたんですが、このままにするよりは良いかなってこのすり鉢状の部品にやすりでカニ目溝を削って作りやっと外せました。そんなに目立たないしカビがあるよりましです。
光学系は綺麗になって満足なんですが、あらま絞り連動の切替レバーが半分折れてなくなってました。でも作動はしますから使えます。構造機能はSUPER-TAKUMAR君と同じです。
SONY ILCE-7M2 絞り開放F/1.8 1/60秒 ISO-100 色載りは薄いですが描写は堅すぎることもなくやさしいです。開放だと解像していながらもすこしぽわっとした感じに写るようです。
SONY ILCE-7M2 絞り開放F/1.8 1/8000秒 ISO-100 α7Ⅱってシャッタースピード 1/8000秒もいけたんだってあらためて感心。蓮華寺の池の鯉のぼりです。現実っぽい色なので、たっちゃん的には・・・ですが、悪いイメージはないですね。
SONY ILCE-7M2 絞りちょい閉め 1/5000秒 ISO-100 そんなに閉めてないのに全体にピント合ってる感のあるパンフォーカス的絵になってますね。
SONY ILCE-7M2 絞り開放 1/6400秒 ISO-100 白い花も綺麗に撮れますね。蓮華時寺の池は藤の花でも有名なんですよ。
SONY ILCE-7M2 絞り開放 1/4000秒 ISO-100 どうも藤の花は熊蜂の大好物みたいでいっぱい飛んでます。
上の写真の切り出し写真ですが、熊蜂のおしゃれな黄色い襟巻き?が毛だと分かるレベルで解像してます。珍しいレンズでもある☆四つってとこですか。