EE AUTO C.C PETRI 55mm F1.7です。
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.7 |
フォーカス | MF | 画角(35mm換算) | |
レンズ構成 | 4群6枚 | 対応マウント | ペトリマウント |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 52mm |
焦点距離 | 55mm | 最大径×長さ | 60.5x40 mm |
最短撮影距離 | 0.6 m | 重量 | 202.5g |
最大撮影倍率 | - | 発売 | 1973年 |
PETRI FTE No.139076についた個体をオークションで落札しました。キャップも付いてます。カメラもいい感じにシャッターが切れる状態です。PETRI FTE は1973年の発売ですからたぶん、このレンズも、1973年のレンズでしょう。大阪万博の3年後ですね。
残念ながら絞り羽の前のレンズが酷いカビにやられてます。酷いというのは、広く浅いカビではなくて一点が集中的に深くやられてるという意味でです。
構造は他のペトリのレンズと同じでフィルターブラケットが外れます。ヘリコイドはどうやらアルミ製です。
前玉群が露出します。最前玉の押さえリングをカニ目溝を使って外します。
押さえリング一個を外すと前玉群全体を回すための溝にカニ目ラジペンの先がかけられるようになります。
裏のレンズ凹部のカビをカビキラーで掃除しましたが、思った通りカビの状況が酷かったのでカビがあった部分のコーティングが剥がれています。
絞り羽を開放位置にして後玉のカビも退治します。このカビはわずかだったので跡が残らず助かりました。カビを掃除し終わったので組み戻しましたが、コーティングが剥がれた部分が見えます。写真を撮って影響を見ます。
NEX-3につけて撮影です。いまごろ気づいたんだけどC.C AUTO PETRI 55mm F1.8 とかと絞りリングの回転方向が逆なんですね。絞りリングの左側に開放位置が来ています。
NEX-3 絞り開放F1.7 1/80秒 ISO-200 コーティングの剥がれが真ん中辺りにあるせいか、中央部分の明るいところが少しほわっとしている気がしますが酷くはないですね。
切り出し画像も白っぽいですかねえ。
NEX-3 絞りF5.6 1/2000秒 ISO-200 外で天気がいいとやっぱり開放じゃ明るすぎて撮れまへん。またこのくらい絞れば、ぽわっとした感じもなくなりますね。
NEX-3 絞りF5.6 1/2500秒 ISO-200 絞れば、かなりしゃきっとした絵が撮れるじゃないですか。