Nikon NEW Nikkor 50mm F1.4 です。MF 単焦点 レンズ構成5群7枚 絞り羽枚数7枚 最短撮影距離0.45m フィルター径52mm 最大径×長さ65 x 49mm 重量311g 1974年発売。フリマのおじいちゃんから購入。めっちゃ中の方カビてます。
後玉から分解します。とりあえずマウントを外します。固定ネジ3本を外します。見た目は同じネジがもう一本ありますがバネをかけているものなので、これは外さないようにします。
外したマウントです。組み戻す際は、かなり奥にある1mmくらいの高さの突起に噛み合っているだけなので、少し浮いてる時は、噛み合っていない状態です。また、ネジを締める前に絞りが開閉することを確認した方がいいです。
後玉群には径の大きなフランジ部があり、そこにカニ目用らしい穴が2個開いています。ただ、穴の間隔が広く持っているカニ目レンチもカニ目ラジペンも両方の穴に同時には届かなくて仕方なく片方の穴で力が入るようにレンチを使ってなんとか回せました。ところがフランジの径の方がマウント取り付け部の径よりも大きいので外せません。
いろいろやって、後玉のフランジとマウント取り付け部の隙間が大きくなるように最短距離撮影側にフォーカスリングを回しておいてネジから浮いた後玉群を傾けてマウント取り付け部の切り欠き部分を通すように抜いたら外れました。
後玉群が外れて絞り羽部分が見れます。この段階で反対側のレンズのカビをカビキラーで撃退です。実は最初、前玉から分解しようとしてカビまでたどり着けなかったのでこれで前玉も綺麗にできそうです。
外した後玉群です。裏の絞りバネの後のレンズのカビも酷かったのでカビキラーで掃除しました。
この中のレンズにもカビがあったので外れそうな方のレンズを回して外します。
中のレンズを掃除して後玉は掃除完了。組み戻します。
一度分解してあきらめた前玉をもう一度分解して掃除します。
外せなかったレンズは反対側から綺麗にできたので一番前のレンズを外してその奥のレンズを掃除して出来上がりです。このレンズ、化粧リングの文字は他のNikkor 50mm F1.4 と同じなので大きさや、重さ、カニ爪の形からNEW Nikkor 50mm F1.4後期型だと判断しました。Ai-s Nikkor 50mm F1.4 と比べるとずっと大きくて、重いです。
NEX-C3 絞り開放F/1.4 1/160秒 ISO200 最短撮影距離
このカメラとセットで購入しました。カメラ本体は汚れてましたがミラーもファインダーも綺麗でシャッターも調子よくきれます。