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1966年発売のOLYMPUS PEN-FTです。オリンパスペンFのネット記事を読んでたら、すごく欲しくなってオークションで探し始めたんです。普通の一眼レフも出揃ったばかりのころなのにハーフサイズで斬新なアイデアの塊みたいなこのカメラ!!設計者の発想の豊かさが感じられる機械が大好きなたっちゃんとしては、欲しい、手にとってみたい気持が沸騰してしまったわけで・・・残念ながら今のところ実働のPEN-Fは入手できてませんが、この個体を先に入手したんで紹介します。PEN-Fの外観は、あまり変えないでTTL露出計を内蔵してしまったモデルでもともとコンパクトでぎゅっと詰まったカメラなのに、更に詰め込んでしまってます。壊れたと思われがちな二回巻き上げレバーを引かないと切れなかったシャッターも一回巻き上げへの変更でとても使いやすくっていうか普通になってます。おまけにセルフタイマーまで内蔵して現代的な領域まで来ちゃってるんです。オークションでシャッターが切れると記されてたので思い切って落札した固体です。実働のPEN-Fではないですが、この個体は非常に状態が良いのでマジ実用になりそうです。さっき書いた通りPEN-Fよりも機能は上なんですがタイマーが付いた位置にあった飾り文字が非常に良い雰囲気を醸し出してるので人気も初期型に集中しているようです。
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型式:35mmハーフサイズフォーカルプレーン一眼レフ
標準レンズ:F.Zuiko S38mm F1.8、G.Zuiko 40mm F1.4、H.Zuiko 42mm F1.2
シャッター:メタルロータリーフォーカルプレーン B.1~1/500秒、M.X接点
ファインダー:ポロプリズム式、倍率0.8倍、視野率92%、マイクロプリズム
フィルム給送:レバー巻き上げ、150度1作動
露出制御:CDS、TTL平均測光、TTLナンバーシステム、測光範囲EV3~17(ISO100F1.8)
大きさ、重さ:127x69.5x62.5mm、600g(F1.8付)
この個体は、ほんと状態が良くて、タイマーのレバーが少し下がってるのが玉に傷でしょうか。しっかし、この軍艦部のカバーの金属の絞りの深さははんぱじゃないね。でもこの部分がなくなって左側みたいな浅い感じだったら、つまらない形になってたかも知れないですね。
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レンズの左隣のダイヤルはシャッタースピード設定のダイヤルなんだけど、引くとフィルム感度(ASA)の設定が変えられるようになってて、これはFTからの機能らしいです。
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天面はPEN-Fとまったく変わってません。あれ?巻き上げレバーのとこの四角い窓はなかったなあ。この白いのはなんでしょうか?
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TTL測光の為の電池部分があります。全然汚れてなくてメーターもちゃんと作動します。
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巻き上げレバーは長くなって形も変わって1回チャージに対応してます。このレバーの為に横のカバー形状が少し変わったことを残念がる人もいるみたいだけど、圧倒的に使い勝手は良くなってるんだから。裏蓋中央あたりに黒くしみみたいになってるのは、たっちゃんの鼻の脂で拭けばとれます。左目でファインダーを覗くと、鼻がその位置に来るわけです。
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アクセサリーシューが付いている個体はファインダーの部分の樹脂の枠が割れている個体がけっこう多いみたいですが、アクセサリーシューが付いてないこの個体のファインダーは健在です。ストロボとの接続端子部分に切替スイッチが付いてますが使い方が分かりません。これにストロボつけて撮影する気はサラサラありませんからどうでも良いですけど(笑)
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今となっては超普通な巻き戻しクランクを上に引くと裏蓋が開く構造です。PEN-Fも同じ構造ですがとても高品質です。
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フィルム室もとても綺麗で良好な状態です。最初は何だコリャって思った白っぽいチタン製の回転式フォーカルプレーンシャッターが泣かせます。右側の何も無い部分の奥にこのカメラの大きな特徴のポロプリズム式マイクロプリズムが収まってるんですね。元々縦長なハーフサイズカメラの画像枠のためにミラーも普通の縦方向に跳ね上げたらフランジバックの小さなハーフ用のレンズの後端に当たってしまうから横跳ね式にして短いフランジバックに対応して更にカメラの全高も抑える画期的で必然性の高いアイデアじゃないですか。まあ、悪く言えばその分幅広くなってコンパクトな元祖OLYMPUS PENに比べて大きく35ミリフルサイズの一眼レフ並みになっちゃってますけどね(泣)
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レンズの上の向かって左のボタンを押してnikon Fマウントと同じ方向に回してレンズを外します。自社のOMシステムの逆回しなんですね。ちなみにもう一方のボタンはカメラに付けると開放測光のために開放になっている絞りを設定値まで絞れるプレビューボタンです。
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横向きになっているミラーが良く分かります。FTよりもハーフミラーを使ってない分Fの方がファインダーが明るいらしいので早く覗いて見たいです。
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回転式の特殊なシャッターですから当然オリンパス自社製だったんでしょうね。
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露出計の無かったFに対してFT用のレンズにはファインダー内に表示される絞り値ナンバーがレンズにも記されています。普通の絞り値は下側に移されてます。電池は入れてないので勘で適当に撮影してみました。フィルムの懐の深さを信じましょう。
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またまた期限をはるかに過ぎちゃってるフィルムを使っての撮影ですから色の出方は目をつぶってください。OLYMPUS PEN-FT 絞りは・・・忘れました。最短撮影距離付近での接写ですが、一眼レフですからちゃんとピントも合わせられます。この辺の信頼感はレンジファインダー機じゃ得られません。画像もいい感じにオールドっぽいです。
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上の方の粗いのは、申し訳ないけどキタムラの200万画素しかないスキャナーのせいだと思うんです。残念。
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明るい日だったから1/500秒でも露出オーバー気味ですが、なんか感じ良く撮れてると自画自賛(笑)
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左がNEX-5の撮影画像で右がOLYMPUS PEN-FTの撮影画像です。NEX-5の方が少し縦長ですね。でも若干NEX-5の方が広角寄りカナってくらいですが、略同じくらいの画角です。APS-Cって35mmフルサイズの半分くらいだったんですね。でも色が全然違うのもフィルムのせい?(笑)