たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第332沼】CANON NewFD 50mm F1.4 分解清掃 ステージ2

2014-05-31 20:15:58 | canon

 

CANON NewFD 50mm F1.4 二回目の登場です。前回紹介した個体は前玉群の分解まではしていなかったので再度、同じレンズですが紹介します。前回分レンズスペックはこちら【第247沼】CANON NewFD 50mm F1.4   分解清掃

 

前玉にカビと曇りがあるので分解して掃除します。以前紹介した個体は前玉群の中にカビはなかったけどこの個体は中もカビてるようです。ゴムで回してもいっこうに外れない化粧リングは実は樹脂製で爪でひっかかってるだけなので小さいマイナスドライバーをレンズと化粧リングの間に差し込んでこじて外します。このときレンズに傷つけないように気をつけます。嵌め込みは弱いので強くこじらなくても外れます。ちょっと安っぽいですね・・・・

フィルターブラケットを押さえた3本の小ネジが見えます。

 

小ネジ3本を外してフィルターブラケットを外します。組むときに気づいたんですが3本が等角度にあるわけではないので孔が合うのは決まった位置につけたときだけです。

フィルターブラケットが前玉群を押さえていたのでタコ棒で前玉群を外します。8枚の絞り羽が見えます。ここで絞りを開放して向こう側のレンズをエタノールで拭いておきます。ここはカビがなくても曇る可能性が高くて綺麗に見えてもまず少しは曇りがあります。前玉群の後ろ側はこの状態で清掃しましたが、次に前玉群の分解をします。

 

前玉群の後は樹脂の押さえリングでとまっているだけなのでマイナスドライバーでこじて外します。これで2枚レンズが外れます。

3枚の前玉のうち真ん中のレンズです。ただこの樹脂の押さえリングの構造は樹脂の柔らかさを利用しているので経年劣化でそのうち分解する際われてしまうでしょう。

 

一番前のレンズの裏側の曇りをエタノールで清掃します。前玉群はこれで綺麗になりました。

後玉の表面にカビが発生していたのでカビキラーで撃退です。最初はエタノールでトライしたのですがダメでカビキラーにしたら一発で綺麗になりました。

 

newFDは青紫に見えるコーティングPENTAXのスーパーマルチコーティングと色がにてるかな・・・

NEX-5 絞り開放F1.4 1/250秒 ISO250 ピントの合っている部分の描写はかなり良い方ですね。二回目の分解でもこのNewFD 50mm F1.4のコスト低減の流れはこの後のEOSのAFレンズにつながっていくわけですね。


【第331沼】tamron SP 28-80mm F3.5-4.2 CF MACRO BBAR MC ADAPTALL 2 27A

2014-05-22 00:23:27 | tamron

 

tamron SP 28-80mm F3.5-4.2 CF MACRO BBAR MCです。アダプトールレンズです。

MF zoom レンズ構成8群9枚 絞り羽枚数8枚 最短撮影距離0.36m フィルター径67mm 最大径×長さ70mmx86.5mm 重量480g 発売1983年 モデル名27A

 

フリマで見つけて救出したレンズです。汚れてましたがカビはなく曇りもないと思います。このレンズはzoom域の35mmから80mmでは0.36mまで寄れるマクロが付いています。ただ28mmだと1mくらいしか寄れません。全域マクロではないです。それは良いのですが35mmからフォーカスリングにストッパーがかかる構造が故障につながることがあるようです。

アダプトール用のマウント部。このレンズは各種マウントにアダプターで取り付け撮影可能です。正直AFになったころのtamronは写り最低だというのがたっちゃんの感想。でもADAPTALL 2のレンズは全体に写りが良いと思います。

*istDで室内撮影してみます。小さい*istDにつけるとでっかいレンズに見えますね。

*istD 絞り開放F3.5 1/60秒 ISO-200 ビビちゃんにちゃんとピントは合ってるのにソフトなふわふわ感。これ曇りじゃありません。

*istD 絞り開放F3.5 1/60秒 ISO-200 ここまで寄ると更にふわふわ。

*istD 絞り開放F3.5 1/40秒 ISO-200 絞るとたぶんこのほわほわは消えるんでしょうね。ちなみに、これは、上から撮った霞のフィギュアです(笑)次は外で撮ってみたいです。


【第330沼】Nikon NIKKOR-HC Auto 50mm F2 分解掃除

2014-05-18 21:58:29 | Nikon

 

Nikon NIKKOR-HC Auto 50mm F2です。1.2とか1.4に比べれば普及版レンズの位置づけですが巷ではかなりいいとのこと。ニッコール千夜一夜物語によればこのレンズは1964年発売のNikkor-H Auto 50mm F2に多層膜コーティングを追加してCを冠したもののようですね。1959年発売のNikkor-S Auto 5cm F2とはまったくレンズ構成が異なっていて関連性はないそうです。

MF単焦点 レンズ構成4群6枚 絞り羽枚数6枚 最短撮影距離0.6m フィルター径52mm 最大径×長さ64.3 x 40mm 重量206.3g 1972年発売

 

前玉にかなりカビがはびこってます。後の方も汚れてます。化粧リングを外すために、まず化粧リングの回り止めの芋ネジを外します。ゴムで回すとなんと化粧リング風なのはフィルターブラケットと一体で外れました。実はこの化粧リング兼フィルターブラケットはレンズ部分と外側のヘリコイド部をつないでいるナットの役目もしていたので逆さにしたらレンズ部を落下させてしまうところでした。半分外れてしまったので、絞り連動部分をあわせて組み戻すのに時間がかかってしまいました。

 

レンズ部が外れないように注意しながらゴムで回して前玉群を外します。

裏側など、ずいぶん汚れてます。

 

ざっと前玉群の外側を綺麗にします。

前玉群を外した本体側です。絞り羽を開放して後玉の一枚目を掃除しておきます。

 

前側を外そうとしましたが無理そうだったので後側のレンズ押さえを外します。が、レンズといっしょに外れました。

前側に凸後は凹のレンズです。このレンズが外れたので一番前のレンズの裏に綿棒が入るようになったのでカビキラーでカビを駆除します。外したレンズにもカビがあったのでこれも掃除しました。全部のレンズのカビが駆除できたので組み戻して完成です。

 

大阪万博のころのニコンレンズはこんな古風な形だったんですね。職人芸がなんとなく感じられるしかっこいいです。MADE IN JAPANが誇らしげです。

NIKON D50につけて試写します。

NIKON D50 絞り開放F2 1/400秒 ISO200 開放ですが、ピントの合ってる部分の描写はシャープです。ボケがちょいうるさいかな?

NIKON D50 絞りF8 1/60秒 ISO200 ここまで絞ればかなりかっちりした描写でいいレンズなのが分かります。

 

 


【第329沼】tamron AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO(B003)の衣替え?

2014-05-17 19:25:38 | tamron

 

tamron AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO(B003)という名前がめっちゃ長いレンズです。これ一本あればいいじゃん系ズームレンズです。

tamron AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO(B003)
レンズタイプ  ZOOM 開放F値 F3.5-6.3
フォーカス  AF 画角  
レンズ構成 13群18枚 対応マウント EOS EF-S
絞り羽枚数 *枚 フィルター径 72mm 
焦点距離 18 - 270mm 最大径×長さ 79.6mmx101mm 
最短撮影距離 0.49m(ズーム全域) 重量 550g
最大撮影倍率 1:3.5 発売 2008年

レンズ構成13群18枚 最短撮影距離0.49m(ズーム全域) フィルター径72mm  最大径×長さ79.6mmx101mm 重量550g

 

キタムラのジャンクカゴでみつけました。フォーカスリングが外れて斜めにずれてズームリングのゴムがぶよぶよで汚い感じになって転がってました。レンズは前玉が粉だらけになっていますがカビは無いようです。フォーカスリングはもともとはめ込んであるだけみたいなので位置をあわせて、割り箸を当てて金槌で叩き込みました。で・・・直った(笑)

前玉部分は構造が以前修理したtamron AF 28-300mm F3.5-6.3 LD MACROとそっくりな感じなので同じように分解して掃除できました。

フォーカスリングのゴムは壊れたSIGMAのゴムリングを移植して完成です。元々は・・・

たぶん前の所有者はゴムが回るのが気持悪くて一部接着したんでゴムが動けなくなってますます伸びてゴムの切れたパンツみたいになったのに違いない!!

フロントキャップ、リヤキャップはありませんでしたが花形フードは付いてました。

Canon EOS Kiss Digitalにつけて試撮します。レンズ内手振れ補正は壊れてるかも・・・

Canon EOS Kiss Digital F7.1 1/500秒 ISO100 270mm AF時がくがくするのでVCレンズ内手振れ補正をOFFにしたら直りました。案外いい感じの写りです。

Canon EOS Kiss Digital F9 1/200秒 ISO100 18mm 広角レンズっぽい描写も出来るから AF 28-300mm F3.5-6.3 LD MACROより使えそうです。

Canon EOS Kiss Digital F7.1 1/160秒 ISO100 109mm 色も自然で標準レンズみたい。

Canon EOS Kiss Digital F7.1 1/1000秒 ISO100 270mm 望遠マクロ的に使いやすいね。AF 28-300mm F3.5-6.3 LD MACROはちと眠い描写だったけどごく普通の描写ですね。

進歩してる感ありますね。

追加:2016年1月31日

Canon EOS-1D Mark II F6.3 1/2500秒 ISO-400 270mm レンズ手振れ防止も付いてるし新しいレンズなのかなって思ったんでEOS-1D Mark IIにつけて撮ったらテレ端でもちびっと四隅にけられっぽいのが感じられます。

Canon EOS-1D Mark II F4 1/2500秒 ISO-400 18mm 18mm側で撮ったらかなり蹴られて、この個体がEF-SタイプのAPS-Cサイズ撮像素子機専用レンズなのを初めて気づきました。

 


【第328沼】PENTAX *ist D vs [PK_Tether ]

2014-05-17 00:11:25 | PENTAX BODY

PENTAXデジタル一眼レフカメラのティザー撮影や機能コントロールが可能なフリーソフト [PK_Tether ] ロシア発と言われるこのソフト、日本語版も現れてます。さてPENTAX最初のデジタル一眼レフ*ist Dにも使えるか試してみました。

結果はさすがの [PK_Tether ]も*ist Dとは相性が悪いのか*ist DをPCが認識している状態で起動するとERRが出て停止。 [PK_Tether ]を起動させておいてから*ist DをPCに接続してもERRが出て停止。ダメでした。

*ist Dの裏メニューに入るには・・・

ボタン操作で裏メニューに入ります。

 

通常ファームウェアのバージョン表示は「MENU」ボタンを押した状態で電源ONですが、裏メニューに入る場合は「INFO」ボタンと「AE-L」ボタンを押したまま電源ONするとバージョン表示の画面になるのでバージョンが表示されている間にすばやく「MENU」「MENU」「INFO」とボタンを押します。

成功すれば、裏メニュー画面になります。失敗した場合は、最初からやり直しです。DEBUG MODEに入るにはDEBUG MODEを十字方向キーの右を押して

 

DEBUG MODEに変えて「OK」を押せば

WAIT HS・・・の画面になります。この状態で「MENU」ボタンを押すと

 

通常のメニューにテストメニューが3項目追加されています。Capture Test VIDEO Test System Testですが残念ながらAF Testはありません。

Capture Test を選択すると

 

VIDEO Test を選択すると

System Test を選択すると写真のような画面になりますが使い方が分かりません(泣)

 

メニュー画面を閉じるとWAIT HS・・・の画面になり、この状態で撮影可能なのですが撮影した画像を背景になにやら怪しげな数字がいっぱい並びます(笑)

電源OFFしてもDEBUG MODEのままです。DEBUG MODEから通常モードに戻るには「INFO」ボタンと「AE-L」ボタンを押したまま電源ONすると二行のバージョン情報の画面になるので二行のバージョン情報の画面が表示されている間にすばやく「MENU」「MENU」「INFO」とボタンを押します。成功すれば、裏メニュー画面になります。DEBUG MODEを十字方向キーの左を押してDEBUG MODEに変えて電源OFFすれば通常モードに戻っています。

でも使い道ないからお遊びですね(笑)