ゼブラ柄のレンズが好きなので、オークションで見つけて購入しましたが、聞いたこともないレンズです。ずんぐりした形なので、あんまりかっこよくはないですね。
E.LUDWIG MERITAR 50mm F2.9 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F2.8-16 |
フォーカス | MF | 画角(35mm換算) | |
レンズ構成 | 3群3枚トリプレット | 対応マウント | エクザクタマウント |
絞り羽枚数 | 5枚 | フィルター径 | 35.5mm |
焦点距離 | 50mm | 最大径×長さ | 57x32 mm |
最短撮影距離 | 0.8 m | 重量 | 126g |
マウントがエクザクタマウントなので、一般的ではないですね。たっちゃんもNEX-EXAKTAのアダプターは持っていなかったのでNEX-EOS/EOS-EXAKTAと組み合わせて使います。
アルミ削り出しのままって感じのレンズですね。最短撮影距離は0.8mなんで寄れないですね。ただこの個体はピントが合う範囲がずれてるみたいで、0.5mって感じです(笑)エクザクタマウントは非常に径の小さなバヨネットタイプのマウントですね。レンズのコーティングは剥がれもなく綺麗でネットに記されてる通りの青っぽいものです。
使用する2個のアダプターです。EOS-EXAKTAマウントアダプターは非常に薄い製品です。これ、コニカの旧マウントに使えるかもって間違って購入したやつです。裏側からしか固定レバーに触れないのでEOS-EXAKTAマウントアダプターだけ残してレンズを外すことは出来ません。
NEX-C3につけてみたところです。EOS-EXAKTAマウントアダプターの精度に問題があるのか、ガタがありますが、使えることは使えます。絞りリングは二重になっていてゼブラの部分だけ別に動きます。カメラ本体側に押して回すと絞りリング本体と別に回ります。F2.9に合わせると解放固定、それ以外のF値に合わせると合わせたF値から解放まで回して絞りが変えられるようになってるみたい。プリセット絞りっていうやつですね。
NEX-C3 解放F2.9 1/320秒 ISO800 解像度は低いと思うんですが、ここまで古いレンズにそんなことどうでもよくて割と綺麗に撮れてますよね。このE.LUDWIG MERITAR 50mm F2.9はあんまり評判の良い優れたレンズではないようで、製造元も旧東ドイツのドレスデン近郊にあった小規模の光学機器メーカー、エルンスト・ルードビッヒ社という普及タイプの安いレンズを中心に製造していた会社らしいです。この個体は評判が悪い本来の性能の上に無限も出てないみたいです。絞れば、そこそこ合うので使えないレベルじゃないですけどね。Ernst Ludwig (エルンスト・ルートヴィッヒ)社の創業は1938年で戦前は眼鏡用レンズを造っていたようです。戦後に35ミリフィルムカメラ用レンズを手掛けるようになり同じ旧東ドイツのCarl Zeiss JenaやMeyer-Optik Görlitzなどと並ぶ勢いの時期もあったようですが1980年ころにはVEB PENTACON社に吸収されて終焉を迎えています。この個体はE.LUDWIG MERITAR 50mm F2.9の中でも後期型になるようですが、戦後まもなくのものなのか、終焉間際のものなのか・・・・
NEX-C3 F4 1/2500秒 ISO-800 無限は怪しいですが、言われているほどひどい描写じゃないです。わりときっちり写っていますし、落ち着いた雰囲気の画像じゃないですか。
NEX-C3 F5.6 1/800秒 ISO-800 むしろ近くの描写などはきっちりした感じだし、なによりオールドレンズっぽい雰囲気があります。画質も、間違ってISO-800にしてなければもっと良かったはず。
NEX-C3 F4 1/2000秒 ISO-800 大井川鉄道のSLが家山のまだわずかしか咲いていない桜並木の横にはいってきたところです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます