たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第506沼】MINOLTA MD TELE ROKKOR 135mm F3.5のレンズ構成は?

2015-07-27 21:52:51 | minolta

 

MINOLTA MD TELE ROKKOR 135mm F3.5
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5 (22)
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 5群6枚かな? 対応マウント MD
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 49mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 64×73mm
最短撮影距離 1.50m 重量 267.7g 
最大撮影倍率      

これは、ハードオフで購入しました。当然ジャンクです。持ってない種類だったんで状態が悪いのは分かってたんですが買っちゃいました。

 

後玉が白く曇っています。前玉の奥のレンズもカビがあるようです。後玉のカバーを外して様子を見ましたが、このままでは無理そうです。

 

前玉から分解することにして樹脂の化粧リングをカニ目ラジペンで回して外します。特にネジはないし、それ以上に、前玉が溶着で押さえられてるのでがっかりです。newMD化直前のモデルなので、樹脂化がかなり進んでます。だからこのレンズは、がっかりするくらい軽いです。

 

樹脂の前玉群は、樹脂の化粧リングで押さえられているだけだったので、タコ棒で簡単に引き抜けました。後ろ側に汚れとカビがあるので掃除します。運良く内側にカビはないようです。前玉を外して絞り羽が露出したので、開放にして後玉の汚れてるレンズを拭きましたが綺麗になりません。

 

後玉を分解しないとダメそうなので、まずマウント部を小ネジ4本で外します。裏側の絞り連動部分もそれほどめんどくさくなさそうです。

 

マウント部を外すと後玉の奥の方が小ネジ3本で固定されてるのが見えます。ネジを緩めて引き上げて、またまた樹脂製の後玉群が外れました。

 

後玉が外れた本体側です。後玉を押さえてた金具も外しておきます。

 

後玉の一番後ろのレンズの裏にカビがあるのが分かります。溶着されてるのに・・・・思い切ってナイフで溶着されてる部分を半周削ってしまい、レンズをタコ棒で引いたら外れました。外れたレンズの裏にはカビがあるのでカビキラーで撃退しておきます。

 

この奥のレンズが汚れてるんです。スペーサーといっしょにタコ棒で抜けました。後玉はこれで全部です。

 

このレンズ、裏表をカビキラーで掃除したらかなり綺麗になりましたが、白っぽい汚れが残っていてとれません。これ合わせレンズで張り合わせ部分が汚れてるようです。

このMD TELE ROKKOR 135mm F3.5の前身MINOLTA MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5は4群4枚でもっと大柄なレンズです。後継のMINOLTA newMD 135mm F3.5は5群5枚なんですがどちらも合わせレンズは使ってません。でもこの個体の後から2番目のレンズは明らかに合わせレンズですから5群6枚なんだと思います。

NEX-C3 1/1250秒 ISO-200  この絵では特に合わせレンズの汚れの影響は少なそうですが・・・

NEX-C3 1/100秒 ISO-200  中央部分は明らかに逆光に弱そうでフレアっぽいです。一応内臓式のフードを出して撮影したんですけどね。

NEX-C3 1/400秒 ISO-200  精細感はけっこう出ていると思うんですけどね。

 


【第505沼】MINOLTA MD TELE ROKKOR 135mm F2.8 後のカバーの白いぶつぶつが気味悪い

2015-07-25 20:13:04 | minolta

 

MINOLTA MD TELE ROKKOR 135mm F2.8
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8-22
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 4群4枚 対応マウント MD
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 55mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 63×89.5mm
最短撮影距離 1.50m 重量 510g 
最大撮影倍率   発売 1977年4月

キタムラで救出したものです。このレンズは直せないレベルで壊れてる率がすごく高いと思います。いままで3本見たけどなんとか使えたのはこの個体だけ。

 

必ずと言っていいくらい後ろ側の黒い樹脂部品が白いカビみたいなのがいっぱいついて気持悪い。しかたないのでナイフで表面を削る。この時代のMD ROKKOR はかなりの割合でこの白いぶつぶつ状態になっているんだけど、樹脂の含有物のせいでこなるのか良く分かりません。

黒い樹脂部品を外すとこんな感じです。綿棒にエタノールをつけて前後のレンズを拭いて綺麗になりました。

 

最短撮影距離は1.5m。シリアルナンバーはここ。

 

フロントキャップ付きでした。フードを伸ばすとこうなります。

NEX-5 開放F2.8 1/125秒 ISO-320  とっつあん、いい味出してるね。


【第504沼】MINOLTA MC TELE ROKKOR-PF 135mm F2.8 ゴム巻きタイプ

2015-07-25 16:59:42 | minolta

 

MINOLTA MC TELE ROKKOR-PF 135mm F2.8 ゴム巻きタイプ
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8 (16)
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 5群6枚 対応マウント SR
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 55mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 62×93mm
最短撮影距離 1.5m 重量 425.4g 
最大撮影倍率   発売 1971年

キタムラのジャンクカゴからの救出です。

レンズの内部は汚れやカビもなくて前後のレンズをエタノールで拭いて綺麗になりました。状態の非常に良い個体です。

 

最短撮影距離1.5mです。同じ名前のレンズで、フォーカスリングの滑り止めが金属切削のものとゴム巻きのもにがあります。この個体は後者のゴムの滑り止めのタイプです。例のプレビューレバーはこんな形です。

NEX-3 絞り開放F2.8 1/80秒 ISO-200 状態が良いのでフレアや白のぼやけもなくきちっとした描写です。

 


【第503沼】PENTAX super-Takumar 55mm F2 後期型 黄文字のタクマー後期型です

2015-07-05 21:42:52 | PENTAX

 

PENTAXSuper-Takumar 55mm F2.0 (後期型)
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 5群6枚 対応マウント M42マウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 58.5×37.5mm
焦点距離 55mm 最大径×長さ 201.9g実測
最短撮影距離 0.45m 重量 216.3g

藤枝ハードオフのジャンクコーナーからの救出です。シャッターの降りない汚いS2とセットでしたが、レンズだけ購入しました。光学系はなんとカビがなくて分解の必要がありません。外観も比較的綺麗で、化粧リングの黄文字も良くわかります。

 

切替レバーの裏には37103の刻印が見えます。

 

ラウンド形状の滑り止め加工。MではなくMAN.の文字です。

この55mm f2のレンズだけ焦点距離と明るさの表示が黄色の文字になってるんですよね。

Canon EOS 10D 絞り開放F2 1/250秒 ISO-400 最短撮影距離0.45m  シャフトエンタープライズ・ドイツ工廠製軍事用レイバー ブロッケンの勇姿なんですが、開放なんでボケすぎですね。これがAPS-Cサイズでの画角です。

Canon EOS 5D 絞り開放F2 1/1000秒 ISO-3200 最短撮影距離0.45m  フルサイズでは同じレンズでこんな画角です。ISO値は設定を戻すの忘れてました。

 super-Takumar 55mm F2  初期型と前期型を見つけて最後にこの後期型を発見しました。それぞれの特徴はsuper-Takumar 55mm F1.8の場合と同じですね。

 


【第502沼】PENTAXSuper-Takumar 55mm F2.0(前期型)黄文字のタクマー、以前紹介したのは初期型だった

2015-07-05 19:52:37 | PENTAX

 

PENTAXSuper-Takumar 55mm F2.0 (前期型)
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 5群6枚 対応マウント M42マウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 49mm
焦点距離 55mm 最大径×長さ 36×57mm
最短撮影距離 0.45m 重量 216.3g

フリマで救出。シャッターの降りない汚いS2とフラッシュとセットでワンコイン。外観はスレがきつくて・・・買ったときはわからなかったけど。フィルターがフィルターブラケットにこじていてとれない。さらにフィルターブラケットも少し歪んでいる。フィルターはガラス部分を割って金属環を内側に曲げて外します。

 

フィルターブラケットも少し曲がってるので、化粧リングをどうして外そうかと思いましたがフィルターブラケットごとゴムでひねったら外れました。次に、左の写真のレンズ押さえをゴムで回したら前玉全体が外れるます。この前玉郡の前後のレンズをマジックリンとエタノールで清掃。これで前玉は綺麗になりました。

次に後玉郡。ゴムで回したら全体と最後押さえリングが略同時に緩みました。

 

外した後玉郡。この後玉郡の絞り羽側のレンズにカビと曇り。ここも最初はマジックリンでやったけど、少しカビが残った。で、やっぱりカビキラーで最終的に綺麗になった。でエタノールでフィニッシュ。

で最後のレンズの前にも曇りがあって、押さえリングを外してここも掃除。でだいたいきれいになったから、組み付けて終わり。

救出したときの写真です。

ここであることに気づきました。以前PENTAXSuper-Takumar 55mm F2.0 前期型として紹介した個体と絞り値の開放値2の位置が反対側、つまり絞りリングの操作方向が逆なんです。【第196沼】PENTAX super-Takumar 55mm F2 (初期型)黄文字のタクマー どうやらSuper-Takumar 55mm F1.8と同じように絞りリングの操作方向が逆な初期型が存在したわけで、誤って前期型として紹介してしまった個体は初期型でした。修正しておきます。