たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第608沼】super-multi-coated MACRO-Takumar6X7 135mm F4 はじめて触る6X7レンズです

2017-01-15 19:17:18 | PENTAX

まさに、泥縄です。ペンタ党を自負するたっちゃんとしては中大判レンズも触っとかないとってことでマウントアダプターを購入してから探して入手したPENTAX 6X7用レンズです。偶然運良く格安で落札できて、しかも光学系問題なしの個体です。分解無しなので寂しいですが初めての中大判レンズなんで紹介します。

super-multi-coated MACRO-Takumar6X7 135mm F4
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F4
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 3群5枚 対応マウント 6X7マウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 67mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 91X95mm実測
最短撮影距離 0.75m 重量 602g実測
最大撮影倍率   発売 1971年

レンズ名がTAKUMAR/6X7のものとPENTAX/6X7のものがあるんでマウントが同じなのか違うのか内心ドキドキしてたんですが、とりあえず先に用意していたアダプターには問題なく取り付けできました。

super-multi-coatedのレンズの色が魅力的です。中大判カメラ用レンズですから元々の値段は凄かったはずで造りも非常にしっかりしています。

機能には影響ないんですが、マニュアルオートの切替レバーが割れてました。接着剤でくっつけておきます。このレンズのマニュアルオートの切替はマニュアル側にスライドさせてから少し浮かせないと固定出来ないみたいです。

これが、K&F CONCEPTのPENTAX67-PK用のマウントアダプターです。当然MFオンリー、当然多分中国製ですがちゃんと使えました。連動機構とかは、まったく無しでとにかくでかいです。

一眼レフPENTAX *ist Dにつけるとこんな感じで、迫力あります。見た目は完全に望遠レンズ的で太いのでtamron SP 500mm F8.0と似てます。先端のフィルターは67mm径なんですが、ネジ式ではなくてバヨネット式になってます。M42やPKマウントレンズに比べてちょいと豪華な仕様になってるのかな。

手持ちのPK-Eマウントアダプターを使うとNEX系のミラーレスにも付けられます。大きさで笑えますが、K&F CONCEPTのPENTAX67-PK用のマウントアダプターには三脚への固定部がありますから使用には問題ないんじゃないかな。もともと6X7のフィルム用ですから135mmでもAPS-Cにつけると300mm以上の画角の狭さ、というのは間違いで200mm相当の画角だったようです。

PENTAX *ist D 絞り開放f4 1/250秒 ISO-800  やさしい感じですが、なかなか良く描写できていますよ。*ist Dだとピントが合わせづらいかな・・・

PENTAX K10D 絞り開放f4 1/640秒 ISO-100  ピントが合ったときは、質感も良く表現できた画像が得られます。

PENTAX K10D 絞り開放f4 1/2000秒 ISO-100  無限は出てます。マクロレンズですが遠景もいい感じで撮れます。今冬一番の冷え込みの中の富士山です。

PENTAX K10D 絞り開放f4 1/800秒 ISO-100  雰囲気のある絵が撮れるのはたしかです。

 

 

 


【第607沼】SIGMA ZOOM 100-300mm F4.5-6.7 DL PKマウント用 ジャンクコーナー常連だけど写りはいいんだよ。

2017-01-11 00:15:12 | SIGMA

 

このレンズはキタムラのジャンクコーナーで見つけたもので700円でした。ペンタックス用の個体です。どこも壊れていない個体です。このころのSIGMA AFレンズのCANON用はROMの問題で使えないものが多く、その影響でフィルムカメラ用SIGMA AFレンズ=使えないの印象になってしまったんでしょうか。CANON以外用はなんの問題も無く機能するものがほとんどなんですけどね。光学系にカビや曇りがなければ使えますし写りも同じころのtamronと比べればずっといいと思うんですが。

SIGMA ZOOM 100-300mm F4.5-6.7 DL PK
レンズタイプ  回転ZOOM 開放F値 F4.5-6.7
フォーカス  AF 画角(35mm換算) 24.4~8.2 度
レンズ構成 10群13枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 55 mm
焦点距離 100-300mm 最大径×長さ 70x99 mm
最短撮影距離 2m 重量 410 g
最大撮影倍率 1/5.9 倍 発売 2002年

2002年発売らしいので、まだPKマウントのデジカメPENTAX istDの発売前ですから35mmフィルム一眼レフカメラ用レンズですね。

 

SIGMA得意のマクロ切替は付いていないレンズですから最短撮影距離は長めの2m。マウントはちゃんとした金属製です。

PENTAX K10D 絞りF/6.7 1/250秒 ISO-100 焦点距離300mm まさにテレマクロって感じで良く写ります。印象派非常にいいです。

PENTAX K10D 絞りF/6.7 1/160秒 ISO-100 焦点距離300mm かなり精細に写りますよ。網に足をとられて動けなくなったのかミイラみたいになってしまったかわいそうなカブトムシ君。

PENTAX K10D 絞りF/7.1 1/500秒 ISO-100 焦点距離170mm 背景のボケ具合も悪くないと思うんですけど・・・。ジャンクコーナーではかわいそうなくらいの安値が付いているのが普通になってしまったAF SIGMA ZOOMレンズですが、CANONのデジカメ用以外のマウント用ならきっちり動作しますし、写りも良いですよ。フィルムカメラ用ですからフルサイズのデジタル一眼レフにばっちりでK-1で使ってみたいですね。K-1持ってないけど(笑)

 


【第606沼】SIGMA UC ZOOM 28-70mm F3.5-4.5ってライカにOEM供給されたことあんの?

2017-01-03 20:36:58 | SIGMA

このレンズはキタムラのジャンクコーナーで買ったものです。SIGMAのレンズでしかもミノルタAマウントだったんで糞みそです。しかもこのころのSIGMAのレンズは黒いゴム上の表面でベトベトになってるのが多かったですからね。

SIGMA UC ZOOM 28-70mm F3.5-4.5
レンズタイプ  回転ZOOM 開放F値 F3.5-4.5
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 *群*枚 対応マウント SONY A
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 52mm
焦点距離 28-70mm 最大径×長さ 69x68mm実測
最短撮影距離 0.5m 重量 302g実測
最大撮影倍率   発売  

でもこの個体はべとべとしてなかったし、見たこと無いレンズだったんで買ったんでしょうね。

分解してないから、光学系も綺麗だったんでしょうね。マウント部分は樹脂で安っぽいです。SIGMAのレンズで良くあるマクロ切替とかはなくて極々普通なズームレンズです。

コーティングの色は割りと好きな色です。

NEX-C3にAFアダプターLA-EA2を使ってつけて撮影してみたら・・・

NEX-C3+LA-EA2 絞りF4.5 1/125秒 70mm ISO-800  室内撮影、いいじゃん。意外にいいんですよこれが。まあ、70mmの時は開放でもf4.5だから、ボケも大したことないし、解像度もたいしたことないんだけど、インパクトある絵になりますね。

NEX-C3+LA-EA2 絞りF4.5 1/125秒 70mm ISO-1000  なんだかSIGMAのレンズにしちゃいいじゃんと思ってたら、ネットにライカR用レンズ、バリオ・エルマーの28-70mmF3.5-4.5がこのレンズOEM供給品だという嘘っぽい話が書いてあった。ライカがOEMで採用するくらいだから、いい感じに写ってるって感じちゃったのも間違ってなかったかも。というわけで、屋外の日光の下でも撮ってみました。

今度は、KONICA MINOLTA αSweet DIGITALにつけて撮影しました。このカメラがまたα7とともにKONICA MINOLTA最初で最後のデジタル一眼レフカメラになってしまった不遇な名機だと思うんだよね。古くなってきたせいか最近はしばらくシャッター押してない状態から1回目のシャッターはシャッターが切れなくて黒い画像になってエラーになる。で電源を入れなおすと直ってシャッターが切れるようになって使えるって言うめんどくさいカメラなんですが、撮れる絵はすきな感じなんですよ。

 

ALPHA SWEET DIGITAL 絞りF3.5 1/2500秒 28mm ISO-100  無限は大丈夫みたいだけど、屋外の景色じゃインパクトないなあ。ちゃんと写ってはいるけど。

 

ALPHA SWEET DIGITAL 絞りF4.5 1/640秒 70mm ISO-100  でもピント合ってる部分はシャープだし、使えるよね。

ALPHA SWEET DIGITAL 絞りF4.5 1/1600秒 70mm ISO-100  で近めな物撮りしたら、いいじゃんやっぱりって感じで700円でジャンクコーナーに転がってたレンズにしては力のある絵になりマース。DOCATIもかっこよく撮れるんだよね。遠くを撮るより2m~3mくらいの距離の撮影に向いてるんじゃないかな。

 


【第605沼】smc PENTAX-A 50mm F2.0は台湾製?

2017-01-01 22:22:53 | PENTAX

今回のレンズもオークションで購入したものです。Aレンズは非常に稀にしか見かけないのでちょっと無理して落札ぽちっとです。レンズ構成や大きさは略同一なのでTAKUMARの頃の55mm F2.0のように上位のレンズと絞り羽部分の開放内径だけ小さくして無理やり設定したものかと思いましたが、重さが全然軽いので中身を樹脂化したかなんかしてるんじゃないでしょうか。

smc PENTAX-A 50mm F2.0
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.0
フォーカス  MF 対応マウント PK
レンズ構成 5群6枚 フィルター径 49mm
絞り羽枚数 6枚 最大径×長さ 63x31mm実測
焦点距離 50mm 重量 141g実測
最短撮影距離 0.45m 発売 1980年頃

光学系も操作系も全然言うこと無しだったんで分解してないから実際のところは分かりませんが


Aレンズはぽちっと一個だけの電子接点が付いてます。でもこれでAFが効かないだけで他はすべて現代のレンズと同じように使えます。絞りのデータも残りますよ。マウント部分も非常に綺麗です。

最短撮影距離はsmc PENTAX-A 50mm F1.7と同じ0.45mですし、絞り羽は6枚の数も形状も同じです。ただ、smc PENTAX-A 50mm F2.0すべての個体がそうだとは限りませんが、少なくともこの個体は台湾製です。この辺もコストダンン仕様の廉価版レンズってところなんでしょうか。

PENTAX *ist Dに付けるとこんな感じです。Aレンズなので絞りをA位置にしておけば、この*ist Dでも最新のK-3でもAF以外の機能はすべて使えます。でもこのsmc PENTAX-A 50mm F2.0はデジタル一眼レフに付けるとパンケーキレンズみたいに見えます。カメラにつけた印象もそりゃF1.7と変わらないですよね。この薄いレンズは、小さな *ist Dにほんとにしっくり合っててかっこいいですよね。まだK-1は購入してないたっちゃんですが、K-3まで実際使ったカメラの中で一番の凝縮感と高級感を共に持っているのはこの*ist Dです。今となってはわずか600万画素のPENTAX初代デジタル一眼レフカメラですが、初代にして究極だったと、たっちゃんに思わせるカメラです。

PENTAX *ist D 絞り開放f2.0 1/125秒 ISO-400 絞り優先オート 2017年元旦の御前崎からの初日の出直前の水平線です。今回 *ist Dを相棒に選んだのは温かみのある色を出す CCDを使っていることと朝焼けの空の階調を再現するには600万画素の画素数の少なさが良い結果に繋がるんじゃないかってことが理由ですが、久しぶりに *ist Dを持ち出したかったってのもあるかな。

PENTAX *ist D 絞り開放f2.0 1/80秒 ISO-400 絞り優先オート 朝日に向かうカメラに「凛として立つ」って言葉が浮かんじゃいました。微妙に朝焼けの空の色が変化しているのがわかります。

PENTAX *ist D 絞りf5.0 1/2500秒 ISO-200 絞り優先オート 波に光る朝日も取り込みたかったのでF5まで絞っての撮影です。残念なのはモニター側に明るい太陽の周りの色の変化を再現するだけの能力が無いってことです。

PENTAX *ist D 絞りf5.0 1/250秒 ISO-200 絞り優先オート 適当に撮ったんですが、もっと開放付近にして背景をぼかした方が良かったですね。てか、今考えると朝日をタンクに写し込んで撮ればよかったぁ。

PENTAX *ist D 絞りf10 1/200秒 ISO-200 絞り優先オート 初日の出見た帰りにえらく富士山とその周りの山がいい感じだったんで手振れしない程度に絞って撮ってみました。レンズはそこそこですが、やっぱ*ist Dで写真撮ること自体が楽しいな。