たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第587沼】MAMIYA 35 Ⅱ <F2.8> 1956年製造

2016-08-31 20:57:16 | アンティークカメラ

 

MAMIYA 35 Ⅱ <F2.8>
型式 35mm判 レンズシャッター式カメラ
レンズ MAMIYA-SEKOR 5cm f2.8 No.116490 (3群5枚構成) 
シャッター レンズシャッター SEIKOSHA-MX B-1/500秒(ビハインド)
最短撮影距離 1m
ファインダー 一眼距離計連動逆ガリレオ式ファインダー 倍率 0.7
巻き上げ ノブ式自動巻き止め シャッターはフィルム巻き上げで自動セット 二重撮影防止
サイズ・重量 75×130×65mm・650g

フリマで買った古いカメラです。でも現代の35mmフィルムが使えるカメラです。レンズ交換式でない(レンズがデジタルで使えない)フィルムカメラは興味なかったはずなんですが・・・この前モデルのMAMIYA 35 Ⅱ <F3.5>はレンズ交換式だったようですが、このモデルは固定式です。フィルム巻上げはレバーではなくダイヤル式ですが、フィルム巻上げとシャッターのチャージが同時に行われるセルフコッキングタイプです。次のモデルMAMIYA 35 Ⅲは巻き上げがレバー式になってます。オートマット機構を備えています。オートマットとは、巻き上げと同時にシャッターの作動準備が完了し、シャッターを切るまでは、巻き上げはロックされて、シャッターを切った後はフィルムを巻き上げないと次のシャッターが押せないという機構のことです。

製造元のマミヤ光機製作所は1940年に発明家 間宮精一等によって創設されたということです。現在はマミヤ・デジタル・イメージング株式会社となり、プロ用中判デジタルパック等に特化しており実質上、一般のカメラユーザーの前からは姿を消しています。

この個体のコンディションは割りと良いようです。シャッターもちゃんと切れますし機能面の問題はなさそうです。ま、実際写真を撮ってみて確認はします。レザーも綺麗な状態です。

この角度からの形がいいです。

フィルム装填部分は現代のフィルムカメラとさほど変らないです。といいますか変な開き方をするモデルの方が好きなので残念な部分かも(笑)

レンズはSEKORで世田谷光機製でしょうか。初期のF3.5レンズにはSETAGAYAの文字があったようです。セコールというのは、世田谷光機製のことなんですかね?

1/500秒が実際に機能するか否かは?ですが・・・

この時代の巻き戻しダイヤルのASAの表示は単なる覚え程度なんですよね?分からないことばっかりです。

フィルム巻上げダイヤルの上のカウンターは35まで目盛りがあるから、mm単位でフィルムの送りがわかるってこと?

刻印はあまりかっこいいとは言えません。

レンズ筺体部分は加工精度も高くかっこいいですね。

 


【第586沼】super-KOMURA UNI AUTO 200mm f3.5 M42マウント付き 分解掃除

2016-08-22 23:16:51 | komura

 

なにげなくぶらっと立ち寄った藤枝ピックアップで見つけて500円で購入です。

super-KOMURA UNI AUTO 200mm f3.5
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5
フォーカス  MF たっちゃん評価  
レンズ構成 *群*枚 対応マウント M42
絞り羽枚数 16枚 フィルター径 62mm
焦点距離 200mm 最大径×長さ 65X123mm実測
最短撮影距離 2.5m 重量 667g(M42マウント付き実測)
最大撮影倍率   発売  

当然カビてますが、この型は初めての入手です

KOMURAの望遠レンズですから思ったとおり、ぐっと捻ると前玉群が外れました。ただ、ヘリコイド部分の前がもう一箇所捻って外せると思ってましたが、結局外せませんでした。

 

前玉群が外れて現れた中玉の後にカビが見えたのでカニ目溝のある押さえリングを外します。

 

タコ棒で引き抜いたレンズは、今まで見た中では最大級に大きくて厚いレンズでそして重い。このレンズの裏と奥のレンズを清掃して完了です。UNI AUTOマウントのM42マウント用アダプター部分を外しとこんな感じ。他のマウントも持ってるので換えて使ってみても面白いかな。

 

光学系からカビは一掃されて、いい感じになりました。前玉の外側に拭きキズは残ってますが十分です。

 

フルサイズで試写しようとα7Ⅱにヘリコイド付きM42マウントアダプターでマウントして撮影しました。Pixco ブランドの格安中国製マウントアダプターです。今まであまり気にせず便利に使えてたんですが・・・

SONY ILCE-7M2 絞り開放f/3.5 1/3200秒 ISO-100 写りはいいんですが、4隅がけられています。レンズは古い35mmフィルムカメラ用ですから、アダプターがフルサイズに対応できてなかったようですね。

SONY ILCE-7M2 絞り開放f/3.5 1/3200秒 ISO-100 ボケがぐるぐるっぽいですが、好きな絵が撮れそうです。ISO-100が使えるので晴れてる日でも開放の描写が楽しめますね。

SONY ILCE-7M2 絞り開放f/3.5 1/2500秒 ISO-100 色の出方が現代的な気もします。

SONY ILCE-7M2 絞り開放f/3.5 1/4000秒 ISO-100 開放で良い感じに撮れるのがいい。地味に気に入ってるポイントですね。

ヘリコイドのない固定タイプのマウントアダプターで撮ってみると、

大丈夫そうです。元々Eマウント自体がフルサイズの撮像素子にはぎりぎりの大きさなんでしょう。ヘリコイド付きのアダプターは接写ができて便利なのでフルサイズ対応のものを、探して買わなくっちゃならないです。

 


【第585沼】AUTO-Marexar MC 135mm F2.8 またまた謎のレンズ「マレクサー」です

2016-08-18 19:52:47 | その他ブランド

 

以前紹介した謎のレンズ、Marexar 135mm F2.8が全然期待していなかったのに実は、かなり良い写りのレンズだったのでAUTO-Marexarというレンズを今度は狙って落札しました。28mmと135mmです。まずは135mmの紹介です。

AUTO-Marexar MC 135mm F2.8
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8
フォーカス  MF たっちゃん評価  
レンズ構成 *群*枚 対応マウント M42
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 55mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 65x85 mm
最短撮影距離 1.8 m 重量 365g実測

前のと違って絞り連動のマニュアル&オートの切替もあります。

 

一番後ろのレンズの裏表にカビがあるようです。そのまま拭ける側は隅の方にカビ、裏側はまんなかにぽちっと白い点みたいなカビです。表側のをカビキラーを綿棒につけて念入りに拭きます。押さえリングをカニ目ラジペンで回して外して裏もカビキラーで綺麗にして組み戻して出来上がりです。

 

外観は前のものと違ってますがこの個体も非常に品質の高さが感じられる造りです。前のは、Marexar 135mm F2.8 だけで、今度のはAUTO-Marexar MC 135mm F2.8だから時代は新しいのかな?

SONY ILCE-7M2 絞り開放 1/125秒 ISO-100  やっぱりいいですね。室内でのフィギュア撮りでも堅すぎない範囲での良い描写をしています。絶対ちゃんとしたレンズメーカーのものですね。レンズ自体の造りもいいし、絵もいいから。

SONY NEX-C3 絞り開放 1/160秒 ISO-200 カメラを換えてもいい印象は変わらんです。APS-Cだから画角は当然違いますけどね。ネット上の情報だと、Marexarというブランドは 、東京の内神田にあったマルワ商事という会社のものらしいです。でもそれ以上のことは深い霧のなかって感じですね。前のMarexar 135mm F2.8 と今度のはAUTO-Marexar MC 135mm F2.8が同じ製造元だったのかも分かりませんが、良質な感じがするのは変わりませんし、F2.8ってのも同じだし同じ製造元のニオイはありますね。少なくともM42の機構が初期のTAKUMARと同じですから50年以上前のものだってことは間違いないんじゃないかな。

 


【第584沼】OLYMPUS PEN-F 1963年発売 ちょい不調調整

2016-08-16 20:51:37 | アンティークカメラ

1963年発売のOLYMPUS PEN-Fです。オリンパスペンFのネット記事を読んでたらすごく欲しくなってオークションで探し始めてFTは程度の良いものを落札できたんですが、やっと本来の目的のちゃんと機能する PEN-Fを手に出来たようです。フルサイズの一眼レフも出揃ったばかりのころハーフサイズで斬新なアイデアの塊みたいなこのカメラです!設計者の発想が面白い斬新なカメラです。PEN-FTを先に入手して紹介しましたが、やっぱりPEN-FのFの飾り文字は雰囲気がいいです。FTと違ってPEN-FにTTL露出計はついていません。タイマーも無いですね。壊れたと思われがちな二回巻き上げレバーも体感できます。レンズは付いていない出品だったので前に手に入れた巻上げの壊れたFについていたレンズをつけました。

オークションの説明文ではシャッターが切れるとかかれていたので安心してたんですが・・・レンズが付いていないときは、いい感じで巻き上げ出来てシャッターも気持ちよく切れたんですがレンズをつけてシャッターを切るとなんとミラーが戻りません。ファインダーが真っ暗になったままになってしまいます。OMレンズと同じでPEN-Fのレンズは通常は開放でシャッターを切りミラーが上がる際下側のレバーが左に動いて任意の絞り値になる構造です。なんかこの構造が引っかかっているようでしたのでマイナスドライバーをレバーの隙間にいれて外側にこじってみました。内側に曲がっているような気がしたからですが、レンズをつけて試してみたら快調にミラーも戻って直りました。運良く当たりだったようで直りました。PEN-Fはレンズをつけるとシャッターが切れなくなる個体が良くあるみたいですが、この手で直るかもしれませんね。

型式:35mmハーフサイズフォーカルプレーン一眼レフ
標準レンズ:F.Zuiko S38mm F1.8
シャッター:メタルロータリーフォーカルプレーン B.1~1/500秒、M.X接点
ファインダー:ポロプリズム式、倍率0.8倍、視野率92%、マイクロプリズム
フィルム給送:レバー巻き上げ、110度2作動
露出制御:無しフルマニュアルカメラ
大きさ、重さ:127x69.5x62.5mm、560g(F1.8付)
発売価格:24.800円(F1.8付)
若干Fの方がFTより軽いですね。大きさは見た通り同じです。
この個体の外観は、凹みや錆はありませんがFの飾り文字の下に擦れたような跡があります。

レンズの左隣のダイヤルはシャッタースピード設定のダイヤルですが、FTのようなフィルム感度(ASA)設定機能はないようです。ASA100固定ということでしょうか?

天面はPEN-FTと同じですがPEN-Fの文字以外にも微妙に形が違ってるようです。

三脚固定用のネジ位置がFTとはまったく違います。FTでは電池が収まる場所に固定ネジがあります。右の方に小さな穴がありますが、この位置にFTでは三脚固定用のネジが来ます。

巻き上げレバーは2回チャージで手にするまでは不便なのかと思いましたが、実際さわってみると、操作が軽くてFTのゴリゴリした感じもなくていいです。

板金曲げで造られている巻上げレバーは少し弱そうで曲がりそうです。

超普通な巻き戻しクランクを上に引くと裏蓋が開く構造です。この辺りはFTもそのまま受け継いでいます。

横向きになっているミラーが良く分かります。FTよりもハーフミラーを使ってない分Fの方がファインダーが明るいらしいのですが、実際に比べると確かに少し明るいですがFTが特に暗いって言うわけでもないと思います。ミラーもとても綺麗で汚れやカビもありません。マウントの辺りは古さを感じさせません。ミラーが左側に跳ね上がる孤高の構造で魅力的です。

シャッタースピードは1/500秒が最高です。しかしこのシャッターは他に類を見ない構造です。レザーもオリジナルのもので程度も良いと思います。

2度巻き上げしないとチャージされないので使い難いのと、軽すぎて、巻き上げ限度が分かり難いので1本目のフィルムをダメにしてしまいました。パトローネに固定されてるフィルムを引きちぎってしまうんです。枚数で48枚行ったら止めとく方が良さそうですね。

 

24枚撮りのフィルムでは48枚撮れます。カウンターは正確ですね。ところが、フィリムを入れて撮ったのですが、巻き上げすぎてフィルムをダメにしてしまったの以外にも問題ありで、直ったと思っていたシャッターが時々途中で止まってしまいミラーが戻らない現象が再発してしまいました。連動レバーを少し曲げて調整した上で、シリコン潤滑剤をメカ部分を吹き付けて動きがスムースになるようにしたら良くなったので再度フィルムを入れて試写します。

東海道本線の踏切です。やっぱフィルムカメラで電車を撮るのは緊張しちゃいます。同じレンズでNEX-5で撮影したときは、普通にデジタルな写真でしたから、このレトロな雰囲気は賞味期限切れのフィルムによるもにでしょうか。曇天だったので晴れた日に再度撮って確認ですかね。

一眼レフですから近接写真でもピントは安心ですね。普通のカメラとして十分使えます。画像が荒いのは200万画素しかないキタムラのスキャナーのせいですね。

思い切り曇天でしかも露出が怪しかったためか、どの写真も白っぽくてコントラストを上げる補正が必要でした。近所にもある旧東海道の松並木の生き残りの松です。

この辺りは江戸時代からの旧東海道が旧国道一号線と平行だったりクロスしたりして今も生活道路として健在です。

長年の風雪や開発の影響で残された松は生き様もさまざまでかなり個性的な形になっているものが多いです。

ここの松のように両側残ってるのはこの辺りでは珍しいです。松と松の間は自動車が往来できり広さが元々あったんですかね?全体にコントラストが低く白っぽいのはフィルムやレンズの製だけでなくカメラ本体の漏光があるのかも・・・

 


【第583沼】smc PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7 フィルム時代の標準パワーズームレンズ

2016-08-07 16:40:14 | PENTAX

 

いつ購入したんだか記録が残ってないんですが、いつのまにか持ってました(笑)

smc PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7
レンズタイプ  ズーム 開放F値 F3.5-4.7
フォーカス  AF/MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 8群8枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 58mm
焦点距離 28-80mm 最大径×長さ 71×83.5mm
最短撮影距離 0.4m 重量 380g
たっちゃん評価ヒョウカ ☆☆    

 

フィルムカメラ時代のZ-1,Z-10というモデル用標準レンズなんですが、パワーズームレンズです。フィルムカメラ時代のZ-1,Z-10というモデル用標準レンズなんですが、パワーズームレンズです。色々とパワーズーム関連の機能がついているようなんですが使い方も分からないし、だいたいパワーズーム自体いらない機能ですね。なんでこんあ機能つけたんでしょう?

 

パワーズーム駆動用の電気端子がマウント内側に2点ついています。この接点はPENTAXのデジタルカメラではK10Dから初めて装備されたんですが、主な目的はレンズ内超音波モーター対応で、パワーズームはあくまでもおまけですよね。たぶんデジタル用にはパワーズームレンズは造られてません。過去のレンズ資産もユーザーが使えるようにしてくれるPENTAXらしいところですが、パワーズームはやっぱりいらないです。K100Dsuperもからレンズ内超音波モーターには対応していましたが、パワーズーム対応はなしでパワーズーム対応はK10D以降の高級機だけです。マウントは金属製でしっかりしてますね。

 

レンズ名からはパワーズームってことはわかんないですね。シリアル番号はちょい安っぽいかな。

 

どうでもいいですが、ズームリングを手前に引くと通常のマニュアルによるズーム操作が出来るようになります。K10Dにつけて試写してみます。

PENTAX K10D 絞りF4.5 1/100秒 ISO-400 焦点距離80mm  そこそこ写ってますし、0.4mまで寄れるので便利ですがあくまでもそこそこですね。

PENTAX K10D 絞りF6.3 1/60秒 ISO-800 焦点距離38mm 中間距離も破綻はないです。