たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第560沼】SIGMA MULTI WIDEMAX YS 28mm F2.8 YSマウントの広角単焦点

2016-04-29 23:30:24 | SIGMA

 

2016年にオークションで落札したんですが、M42マウントのレンズだと思ってました。古さとSIGMAだからってことであんまり期待はしてませんでしたが単焦点広角レンズだったんでぽちっとしてしまったんですけど、これM42マウントじゃなかったんですよね。

SIGMA MULTI WIDEMAX YS 28mm F2.8
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆☆
レンズ構成 *群*枚 対応マウント YSマウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 62mm
焦点距離 28mm 最大径×長さ 65 x52mm実測
最短撮影距離 0.3m 重量 279g実測

この状態だと後玉の飛び出し方がはんぱないっすよね。

この飛び出し方はたむろん7のアダプトールのレンズみたいだし、ミラーレス+アダプターなんて無い時代のレンズなんだからなんかマウント部になければ絶対ミラーに当たっちゃいますからおかしいなとは思ったんですけど・・・

 

M42だと思ってたので最初見た時、ネジ部分がなくてびっくりしましたが、外れそうな部分を回したらリング状の部品が外れてネジ部分が出てきました。このリングは何のためのものなのかは分かりません。露出したネジ部分をアダプターにねじ込もうと思ったら途中で止まってしまってしっかりマウント出来ないんです。これは前にTマウントのレンズをM42のマウントにねじ込んだときと同じだったので、これもTマウントだと思ったんですよね。

 

たっちゃんが持っているTマウントをM42に変換できるアダプターは2種類で、一方は絞り連動ピンに対応してないから使えるのはSUN製のこのアダプターだけ。でも良く見るとこのアダプターYS-PEと書いてあるんですよね。このレンズの化粧リングにもSIGMA MULTI WIDEMAX YSと書いてあるのでどうやらこの個体はSIGMAのYSマウント用交換レンズってことです。YSマウントはSIGMAとSUNで製造していた交換マウントだったということだからものレンズと変換アダプターの組み合わせは間違ってはいないはずですよね。外径もデザインもしっくり馴染みます。

α7ⅡにM42-NEXマウントアダプターを介して取り付けます。これで往年の画角で撮影してみます。

SONY ILCE-7M2 絞り開放 1/4000秒 ISO-100  思ったとおり無限も出ています。若干オーバー気味ですが使い勝手が良いくらいのレベルで略合ってると言えます。しかもSIGMAだからって期待してなかったんですが非常に精細な描写が得られています。ただミノルタのレンズに比べて色の出方は淡い感じがしますね。あと多分APS-Cデジカメではわからないであるう周辺減光がはっきりわかります。でもこれも雰囲気です。

SONY ILCE-7M2 絞り開放 1/5000秒 ISO-100  最短撮影距離も0.3mでちょいマクロ的にも使えるかな?Tマウント(t2マウント)はTamronが作ったって書いてあったけど多くの望遠鏡メーカーが使ってるしかなり有名ですよね。Tマウントはネジ径42mmでネジピッチ0.75mm、フランジバック55mmってことだけどこのSIGMA-SUNのYSマウントはネジ径もピッチも同じでフランジバックも同じかほんの少し長いだけってことでしょうね。

SONY ILCE-7M2 絞りは絞り気味 1/320秒 ISO-100  最短撮影距離も0.3mでちょいマクロ的にも使えるかな?花の超接写写真は撮れませんが木を丸ごと撮ったりするにはいい焦点距離かもしれないです。江戸時代の旧東海道の松並木の生き残りだと思うんですが違うんですかね?

SONY ILCE-7M2 絞りは絞り気味 1/400秒 ISO-100  広角レンズですから多少の湾曲はあるけど気持ちよい絵が出るいいレンズじゃないですか。YSマウントはほんとにTマウントと同じものじゃないかと思うんですが・・・・・どうなんでしょう?

 

 

 


【第559沼】super-macro-Takumar 50mm F4 マクロな琢磨君

2016-04-23 10:55:15 | PENTAX

 

ようやく、たっちゃんのところにもマクロな琢磨君がやってきてくれました。2016年にオークションで落札したものです。カビ無しって書いてあったのですが、ほんの少し奥のほうにカビっぽい部分が見えちゃいました。まあ、すごい奥目の琢磨君ですから仕方ないですね。

 

分解してカビ取りするしかないので化粧リングをゴムで回そうとしたらすり鉢状の部分とフィルタブラケットと化粧リングが一体で回って外せました。カニ目孔のあるレンズ群が見えます。レンズが奥過ぎて汚れたときに拭いたりし難いのでこのすり鉢状の部分を外して拭いたほうが楽そうです。

 

外した部品は見事なすり鉢型をしています。続けてカニ目孔のあるレンズ群をカニ目レンチを使って回して外します。この外したレンズ郡の絞り羽側のレンズにカビや汚れがあって、内側は大丈夫そうです。だから分解しません。

 

外した前玉群の後ろのレンズと絞り羽の向こう側のレンズをカビキラーをつけた綿棒でカビをとって、綿棒を新しいのに換えて丁寧に拭きあげて確認すると外側からわずかに見えたカビも綺麗になってました。組み戻して終了です。マクロレンズなので最短撮影距離状態にするとレンズがかなり伸びます。

 

化粧リングのレンズ銘表記はsuper-macro-Takumar 50mm F4なのでTAKUMARレンズのどのシリーズのものなのか分かり難いのですが、裏面を観察すると絞り連動ピンがあるだけでオート/マニュアルの切替表示はAUTO/MAN、 そしてラウンドしたフォーカスリングの滑り止め溝の形状からsuper-Takumar後期型に分類される個体だと思います。オート/マニュアルの切替レバーの裏には43911という数字が刻印されています。

SONY α7Ⅱにアダプターを介して取り付けたところです。α7Ⅱはすごく使いやすいのでこればっかり使っちゃいます。

SONY α7Ⅱ F/4 1/60秒 ISO-640 最短撮影距離での画像です。

SONY α7Ⅱ F/4 1/60秒 ISO-320 ブロッケン君も最近モデルの出番が多くなって来てますね。

上の写真の切り出し画像です。極端なキレキレ感はありませんが十分以上の解像感を持ってます。

SONY α7Ⅱ F/4 1/2500秒 ISO-100  無限も問題なく出ています。少しオーバーインフ気味ですが、その方が使い勝手は良いです。開放で撮ってるんですが、パンフォーカスな感じで一歩間違えるとスマホのカメラみたいな感じになっちゃうかも・・・

SONY α7Ⅱ F/4 1/200秒 ISO-100  花をアップで撮るにはちょうど良いですね。赤や黄色の色載りはよいと思うんですが他の色は案外あっさりしてるかも。

SONY α7Ⅱ F/4 1/2500秒 ISO-100  やっぱり風景を撮ると開放でもパンフォーカスっぽいです。50mmですから、ほんとに見たままのイメージで撮れます。

SONY α7Ⅱ F/4 1/640秒 ISO-100  このレンズで花を撮るのは楽しいです。いいレンズが手に入ってよかったっす。

super-macro-Takumar 50mm F4
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F4
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆☆
レンズ構成 3群4枚 対応マウント M42マウント
絞り羽枚数 5枚 フィルター径 49mm
焦点距離 50mm 最大径×長さ 61X54.5mm
最短撮影距離 0.234m 重量 240.7g実測
最大撮影倍率   発売 1966年

このレンズは3群4枚、テッサー型のレンズ構成なんですが、あんまり中央部バリパリなわけでもないですね。1966年製ですから今年でちょうど50年、アンティークレンズの仲間入りです。


【第558沼】RMC Tokina CLOSE FOCUSING ZOOM 35-105mm F3.5分解清掃

2016-04-21 22:38:57 | Tokina-kenko

 

2012年7月27日に掛川のキタムラのジャンクコーナーから700円で救出したものです。これ以前紹介したRMC Tokina MACRO FOCUSING ZOOM 35-105mm F3.5と非常によく似てると言うか同じっぽいというか・・・CLOSE FOCUSINGとMACRO FOCUSINGってもしかしたら同じ意味じゃね?RMC Tokina MACRO FOCUSING ZOOM 35-105mm F3.5よりも少し新しくて洗練された感じもするから、この個体の方が新型なのかな。とは言え、よく見ると形も違います。でも同じようにマウント交換タイプのレンズです。

 

左はオリンパスOMマウント用のマウントがついている状態で、右が外した状態です。

 

ゴムで後玉群を外した後ですが、小さな金具を外しとかないと後玉群が外せません。外した後玉群の反対側です。銅ワッシャを落とさないように要注意です。

 

後玉が綺麗になったので、次は前玉です。ゴムで化粧リングを外します。

 

フィルターブラケットの部分も回したら外れました。前玉部分が露出しました。

 

一番前の大きなレンズを押さえているリングを外します。タコ棒でレンズを抜きます。

 

そのまま、スペーサーリングと次のレンズをタコ棒で抜きます。その奥にもカビがあったので、ゴムの滑り止めを外して見ると銀色の部分は横から芋ネジで固定されていたので、芋ネジを外して奥のレンズを掃除して、綺麗になったので組み戻して完成です。

Tokinaのマウント交換式のレンズです。他のマウント用の交換マウントがあったようななかったような(笑)Lという文字の突起を押さえてOの方に回すとマウントが外れます。これはオリンパス用のマウントです。

NEX-3につけるとレンズが大きいのでバランスは変ですね。300mmくらいの望遠みたいに見えます。

NEX-3 絞り開放F3.5 1/40秒 ISO-200  105mmからマクロ域に入れての最短撮影距離で撮影です。古くてカビはなくても白っぽく映るのか、もともと優しい写り方をするレンズなのかわかりませんが開放の絵は雰囲気があって好きです。

RMC Tokina CLOSE FOCUSING ZOOM 35-105mm F3.5
レンズタイプ  ZOOM 開放F値 F3.5
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 *群*枚 対応マウント OMマウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 72mm 
焦点距離 35-105mm 最大径×長さ 75mmx100mm 
最短撮影距離 1.7m通常 重量 778g(OMマウント付き)

たっちゃんは時間的都合もあって室内照明で開放最短撮影距離の試し撮りをしてますが、不思議とこの試し撮りで雰囲気良く精細感やしゃきっとした写りをするレンズは屋外撮影でもいい写りをします。開放最短撮影距離という条件はレンズの癖や逆に面白いところが出易いのかもしれないです。

 

 


【第557沼】CANON FD 200mm F4 SSC 曇りがすごくてホワイトアウトしちゃいます

2016-04-20 22:15:46 | canon

 

いつどこで入手したのか記録も記憶もないので分かりませんが持ってました。

 

いつどこで入手したのか記録も記憶もないので分かりませんが持ってました。前玉が盛大に曇ってまして分解して掃除してもまったく奇麗になりません。フードを伸ばすとこんな感じです。

 

S.S.Cはスーパースペクトラムコーティングの略ですね。

 

最短撮影距離は2.5m 使いにくい距離です。

NEX-3 f4 1/1250秒 ISO-800 曇っててもカビてるわけではないので撮ってみましたが、すぐ画像が真っ白になってしまいます。まともに写るのはほんとに微妙な感じで,使えないレンズになっちゃってますね。素性は良さそうなんですが・・・

NEX-3 f4 1/1250秒 ISO-800 写り自体は良いので曇りがとれないのは残念です。この前復活した解体屋さん出身のマジェスティ君です。

NEX-3 f4 1/640秒 ISO-800 ホワイトアウトしてないときは曇ってるとは思えないような描写をするんですがねぇ。まあ、この写真も含めてソフトで思い切りコントラストを上げてこのくらいですけどね。

CANON FD 200mm F4 SSC
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F4
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆曇ってるからね
レンズ構成 5群6枚 対応マウント FDマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 55mm
焦点距離 200mm 最大径×長さ 67 x 133mm
最短撮影距離 2.5m 重量 675g
最大撮影倍率 0.1 発売 1973年頃
    当時の価格 31,500円

光学系の綺麗な個体があれば欲しいです。

 

 


【第556沼】konica Hexanon 135mm f3.5 前期型 very early AR bayonet version

2016-04-19 23:25:11 | konica

 

このレンズは2015年4月25日にオークションで落札購入したものです。

 

でも前玉にも後玉にも内側にカビが繁殖してます。前玉から分解して掃除しなくちゃですね。ゴムで化粧リングを外します。

 

最前のレンズを押さえているリングをゴムで回して外します。

 

外した押さえリングと化粧リングです。タコ棒でレンズを外します。前玉のカビはこの外したレンズの裏にだけあっただけなので、カビキラーで拭いて綺麗になりました。前玉はこれで終了です。

 

後玉群を外す前に黒いカバーを小ネジ3本を取り外してから外します。

 

溝のあるリングがあるのでカニ目ラジペンで回して緩め後はタコ棒で吸着して更に回して外します。

 

絞り羽の前のレンズに少し汚れがあるのに気づいたので割り箸に巻きつけた綿棒とカビキラーで掃除しておきます。外した後玉群の絞り羽側のレンズにカビがあります。しかも内側にもあります。ギザギザのある押さえリングを回して外しレンズの裏表のカビを掃除して終了です。

 

最短撮影距離の表示は1.5mです。光学系は掃除の結果綺麗になりましたよ。

α7Ⅱにつけて撮影します。

SONY ILCE-7M2 F/3.5 1/60秒 ISO-320  フルサイズでの最短1.5mでの画角です。

SONY ILCE-7M2 F/3.5 1/60秒 ISO-600 APS-C用の接写リングをつけた状態での接写画像ですが・・・四隅が蹴られちゃいました。

SONY ILCE-7M2 F/3.5 1/60秒 ISO-500 フルサイズ用の接写リングをつけた状態での接写画像です。接写リングで寄るとピントが合ってる部分が薄くなりますね。

konica Hexanon 135mm f3.5 前期型
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5-16
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 4群4枚 対応マウント KONICA AR
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 55mm
焦点距離 135mm 最大径×長さ 64.5X93mm
最短撮影距離 1.5m 重量 379.3g

色載りが薄くて、コントラストも低い、よく言えばオールドレンズっぽい写りとでも言ったらいいのかな。