レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F2.0 |
フォーカス | MF | 画角(35mm換算) | |
レンズ構成 | 4群6枚 | 対応マウント | ペトリマウント |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 52mm |
焦点距離 | 55mm | 最大径×長さ | 59x40 mm |
最短撮影距離 | 0.6 m | 重量 | 208.4g |
最大撮影倍率 | - | 発売 |
実はペトリのレンズもカメラも何点か手に入れていたんですがデジカメで撮るためのアダプターがなくて紹介してませんでした。ほとんどがペトリV6についてました。栗林写真工業のオリジナリティー満載のカメラのことは魅力的に感じてました。
で今回フリマでM42マウントのPETRI 55mm F2を見つけました。けど良く考えるとC.C AUTO PETRI のときはすでにペトリマウントのはずだからM42マウントのC.C AUTO PETRI 55mm F2はないはず・・・でマウント部分を良く見るとM42への変換アダプターがついたペトリマウントの個体でした。
外したペトリマウントをM42マウントに変換するアダプターです。ネットに載ってるのを見たことがあります。多分ペトリの純正品です。
M42のネジ部分に絞り連動ピンを避けるための切り欠きがあります。M42のネジ部分にこの切り欠き同様の切り欠きが3箇所あるので華奢な感じになってます。
レンズ本体は多分絞りバネの前後のレンズに汚れがあります。分解して掃除します。最初に化粧リングのついたフィルタブラケットを回して外します。
次に前玉群を外して後ろ側のレンズをエタノールで綺麗にします。
絞り羽を開放にして向こう側のレンズも掃除してしまいます。
6枚の絞り羽が見えます。この部分の絞り羽周囲の内径の小ささがTAKUMARなどにも見られるF1.8レンズを無理やりF2にスペックダウンさせているのと同様の手法の形跡があります。
組み戻して出来上がりです。少し前玉に拭きキズがあるけど十分綺麗だと思います。
ペトリのマウント部分です。特徴的な形です。綺麗になったので先に紹介したM42への変換アダプターを使ってPENTAXデジイチにつけたら接写リングをつけたような状態ですがすごく綺麗な描写だったのでなんとか普通にデジカメで撮影できるアダプターが欲しくなりましたが、売ってません。仕方ないので自分で作ることにします。
ペトリマウントのフランジバックは43.5mmでこれより短いフランジバックのマウントをベースにしないとだめですからNEXに付けるのを前提にするとキャノンかコニカになります。キャノンFDは42mm、コニカは40.5mmですからキャノンFDでもいいんですがペトリマウントは形が特殊なのでどこがフランジバックの基準面なのか分からないので余裕の大きなコニカマウントをベースにします。アマゾンで1500円以下で買えますから即購入です。ペトリマウント部分は壊れたペトリV6から外します。これは小ネジ3本で外側から外せるので使いやすそうです。
V6のマウントの3個の取り付け穴にあわせてコニカマウント側にネジが通るように溝をやすりで削ってつくります。手前側は間違えて2箇所削り溝を作っちゃいました。
ペトリV6から外したカメラ側マウント部分です。
組み合わせてネジで固定して出来上がりです。溝を追加しただけなのでペトリマウント部分を外せば元のコニカマウントとしても使えます。別にコニカマウントはありますからペトリマウント専用にするつもりですけど。
M2のスクリュウとナットで挟み込んで取り付けました。スクリュウの頭の形が違ったせいかわずかにスクリュウの頭がマウント面から出っ張ってます。でもこの状態で略無限遠も出ています。すこしオーバーインフくらいです。
割と綺麗にしっかり出来ました。これで他のペトリマウントのレンズも使えます。
NEX-3に付けるとこんな感じです。買ったものみたいでしょ。
NEX-3 絞り気味 1/2500秒 ISO-200 やっぱり好みの描写です。精細だし、力強いです。
NEX-3 絞り気味 1/2500秒 ISO-200 コントラストも高くてサイズダウンしてもくっきりした感じが維持できます。
NEX-3 絞り2.8 1/200秒 ISO-200 でも花を接写で撮ると優しい感じに撮れます。
【追記】ネットの情報では、本当にM42マウントのC C AUTO PETRIが存在するらしいです。M42アダプターが付いているんじゃなしにです。M42マウントのC C AUTO PETRIはないと思い込んでました。すいません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます