PENTAX Super-multi-coated TAKUMAR 135mm f2.5前期型です。レンズ構成4群5枚 絞り羽枚数6枚最短撮影距離1.5m M42マウント フィルター径58mmです。護国寺のフリマで見つけました。先に紹介した super-Takumar 135mm F2.5にそっくり。
ただ見つけたときから綺麗だった super-Takumar 135mm F2.5にと違って前玉群にも後玉群にもカビがびっしり分解清掃しがいのあるレンズです。レンズ構成や形が super-Takumar 135mm F2.5とそっくりで絞り羽枚数も6枚であることから、この個体は前期型だと思います。後玉群の押えリングの形や絞り連動レバーがあるとことか違いますけどね。
たぶん前玉最後端のレンズここにもカビカビ
まず後玉から分解。フォーカスを無限遠にして後玉群を一番後の位置にします。少しレンズ押えリングが出っ張るのでそこをゴムで回します。
外した後玉群です。
後玉群を外すと絞り羽が見えます。
開放にすると絞り羽の向こう側のレンズのカビカビが見えます。たっちゃんは、いつもこの段階で綿棒とカビキラーを使って絞り羽の反対側のレンズを綺麗にしてます。ここでやっておかないと反対側の前玉から分解できるとは限らないからです。
外した後玉群の内側にもカビがあったので分解します。押えリングがゴムでは回らなかったので、押えリングのカニ目溝を傷つけやすいのであまり使いたくないのですが、カニ目レンチを使って少し回します。
押さえリングとレンズを外した状態。一度回せば押えリングはゴムでも回るようになります。リングを外したらタコ棒でレンズを抜き出します。ここまでの分解で掃除できるレンズのカビや汚れを掃除すると綺麗になったので組み戻します。
後玉群が綺麗になりました。
レンズ本体に戻して後側は終了。
前玉は一番前のレンズにはカビ、汚れはなくて前玉群の奥の方にカビ。でネットでこのレンズは前後にネジで分解できると書いてあったのを思い出してぎゅっとひねるとガクンと回りだして前後が離れ離れに。
二つに分かれた前側の裏の前玉群の最後端部です。このレンズの外側はさっき絞り羽の反対側から拭いて綺麗になっていますがその内側にかなり濃いカビがあります。
押えリングをゴムで回して外します。簡単には外れないのでキッチンアルコールをネジ部に染み込むように塗ってから回しました。
外したレンズの内側をカビキラーで清掃して組戻して綺麗になりました。完全にカビや汚れがなくなったので組戻して完成です。PENTAX *ist Dにつけて試し撮りしてみます。
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