PENTAX SMC-Takumar 50mm F1.4 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.4 |
フォーカス | MF | 画角 | |
レンズ構成 | 6群7枚 | 対応マウント | M42マウント |
絞り羽枚数 | 8枚 | フィルター径 | 49㎜ |
焦点距離 | 50mm | 最大径×長さ | 61.5㎜X38.5㎜ |
最短撮影距離 | 0.45m | 重量 | 252g |
最大撮影倍率 | 発売 | * |
ハードオフで購入です。久しぶりに見るひどくカビた個体で可哀想になって救出しちゃいました。前玉も後玉も中から外までカビカビカビです。後玉から分解してカビを掃除してみます。
ゴムで一番後ろのレンズを回します。よくこれで後玉群全体が回って外れたりしたんですが、今回は一番後ろのレンズ部分だけが外れました。裏にカビがあるので掃除します。次のレンズを押さえてるカニ目溝のあるリングが見えます。
カニ目ラジペンでリングを外します。タコ棒でレンズを抜きます。このレンズにもその奥のレンズにもカビがあったのでカビキラーでカビ退治です。
ただ、ここから先が回せなくて分解できません。固着してるようです。どうしてもまわらないので掃除できるレンズを全部きれいにして組み戻します。化粧リングを外して前玉群の分解を始めます。
ゴムで回したら前玉は全体で外れました。
前玉群は普通一番後ろの凹レンズだけカビたりしてるんですが、この個体はもう中まできっちりカビてました。後玉の絞り羽の向こうのレンズは外せなかったので、絞り羽越しにカビキラーで拭くと後玉全体が綺麗になったので運が良かったです。
前玉群の凹レンズを綺麗にすると中のカビがはっきり見えます。カニ目孔があるのでカニ目レンチで回して外します。
レンズと押さえリングがいっしょに外れました。内側のレンズのカビを撃退します。残りのカビは一番前のレンズの裏にある感じだったので前玉群の本体をゴムで押さえながらカニ目ラジペンで押さえリングを外します。
外した一番前のレンズ押さえのリングです。タコ棒でレンズを抜いて裏側のカビをカビキラーで掃除です。ここのカビはほんとに酷くて跡がのこるかもしれません。
次のレンズの裏にもまだカビがあったので、もう一個押さえリングを外しました。この状態でカビを退治して全部のカビを撃退終了です。組み戻して分解掃除完了です。
SMC takumarは、みな切り替えレバーの裏の刻印が37908です。形もみな同じ・・・・・・あれ?分解してる時は気付かなかったけど、一番後ろのレンズの部分にカニ目溝がない!!SMC takumarは、みなここにカニ目溝があると思ってましたがこの個体には溝がありません。よく見ると形がsuper-multi-coated Takumar 50mm F1.4の後端にそっくりというか、同じです。初期だけ前のシリーズの部品を使ってたんでしょうか?誰かが後で間違えてつけてしまった可能性もありますが、たぶん初期のSMC-Takumar 50mm F1.4はカニ目溝のないsuper-multi-coated Takumar 50mm F1.4と同じ部品を使っていたんですよ。このタイプのSMC-Takumar 50mm F1.4を前期型ってことにしときましょう(笑)
左がこの個体SMC-Takumar 50mm F1.4前期型で、右が後期型です。違いは後端部のカニ目溝の有無だけです。
NEX-5 絞り開放f1.4 1/250秒 ISO-200 最短撮影距離 うわーっ!です。もうたっちゃん的に綺麗に写ってるとか精細感があるとかは超えちゃってます。
NEX-5 絞り開放f1.4 1/400秒 ISO-200 最短撮影距離 被写体の周りからの浮かび出し方が違うんです!
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