家族が奨さんを訪ねた時、とても楽な気持ちで居られる時と、緊張してしんどい時がある。
介護員Aさんが奨さんと別になっている時、別でいようとしている時、ずっとAさんのままでいる時、Aさんのままでいようとしている時、
奨さんの見ているものを、ずっとAさんのままで見ている時、
ずっとAさんのままで奨さんを見ている時、ずっとAさんのままのリズムで動いている時、
奨さんが手を動かす時に向かい合って手を引っ張るイメージ、
そこには介護員Aさんと奨さんの2人がいる。
家族は介護員Aさんと奨さんの2人に対応したり、気遣ったりすることになるので、
しんどい。なんか違和感を感じてしまう。
介護員Aさんが奨さんになろうとしている時、
奨さんの見ているものを、奨さんを通して見ようとしている時、奨さんと一緒に感じようとしている時、
AさんがAさんのリズムではなく、奨さんのリズムで動いている時、
奨さんが手を動かせるように後ろから肘を支えて動かす手伝いをするイメージの時
家族は奨さんだけに対応したり、気遣ったりすればよいので、
一緒にいても楽です。なんかとても自然。
では、介護員AさんがAさんのままで、とは何か?
奨さんにこうしてほしい、奨さんをどうやって説得しようか、次は何をしようか、
報告はいつ書こうか、何時に誰と交代か、これはうまくいった、できない、
交代はどこでしようか、事務所にどう報告しようか・・・・・
Aさんのまま、Aさんとして考えたり、予定したり、決めたり、がずっと続いている時。
奨さんと向き合って、奨さんの手を引っ張っているイメージの時。
奨さんが走っているのに、Aさんは立っているイメージの時です。
ささき