サ(南)に栄え~のサツキ。
サミタレ(五月雨)は梅雨のこと。
五月晴れはほんとうに清々しい緑の匂いを感じる季節です。

地表は南からのもたらしで、日照時間も長く、ヲ(温かさのもたらし)の働きで覆われ、
メ(冷たさのもたらし)は、水底にナサケ一本までもが潜っています。

ふたばにのぼる
サツユツキ かつみのつゆや
のりくらべ ヰゝのツゝタチ
メヲのほぎ ヰワタチマキや
メモトカミ (トシウチニナスコトのアヤ)
サツキにもろは
なるつゆお なめんとヱモギ
アヤメふく サツサはヰワタ
ノリはヰヰ みなそこにふす
メのなさけ これカミカタチ (ミカサフミナメコトのアヤ)
夏になりたての初夏の頃、、気持ちの良い日々、、
サミタレ(五月雨・梅雨)ももうすぐです。
再び地表に冷たさの働きの一本が昇ってきて、サの広がりに雨を降らせます。
カツミのツユとは、
カ:西の固める働きの ツ:集まりの ミ:具現化、実体化のツユ、、
ヨモギやアヤメが盛んに発育します。
冷たさの働きの起き始める時期は、物質化の働きが起き始める時期。
五月五日の節句は、コタネ(子種・赤ん坊)の
成長過程の意の連想が込められています。
妊娠五か月に至る頃、アモト(宇宙の中心・源)からタマが降され、
タマノヲが地上のシヰとつながり、ココロが備わり、内臓が形作られてゆきます。
ヰクラ:見えない心の五つの働き・ムワタ:内臓
※漢字の五臓六腑とは意味が異なります。
この時に、良くない障りのないようにと、コタネの健やかな成長を祈ります。
ヰワタのメヲマツリ、アヤメを愛で、チマキを食します。
季節は夏至に至り、すべて万木が茂り、実を結んでゆく準備に入ります。
また、国家の形態を整えてゆく行事にも因むようになります。
秩序維持強化の訓練行事として、ノリユミ(乗り弓・流鏑馬)も行われていました。
子供の日の鯉のぼりや武者人形も、その発展的行事と考えられます。
京都上賀茂神社の西暦五月五日の賀茂競馬(かもくらべうま)は、
遥かいにしえの伝統がその源に在りそうです。

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ありがとうございます。
梅雨入りです、、
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