いつもはその先を読みたいのに眠気には抗えず寝てしまうのに、昨夜は珍しく夜更しをして残り2編を読み終える。
直木賞受賞作品で初めて読む作家 窪美澄「夜に星を放つ」
短編5作からなる作品だ。
始めの「夜中のアボガド」はライトノベルっていうのか、軽い印象。好みではないかも。
でも、林真理子さんが特に絶賛していた「真珠色スピカ」は、転校した学校でいじめにあってる少女の哀しさの中にある強さが細やかに描かれている。
一人称で語る、私や僕の心の痛みや悩みの中で育つ希望に、ペパーミントのお茶を飲んだあとのような清涼感が残る本だった。1番好きなのは「星の随に」
読んでる間BGMだった、かなりにぎやか、夜更しクマゼミが今朝も早起き大合唱。