図書館の年間一人当たり平均貸し出し冊数が5.4冊。
近年利用者が増える傾向にあるそうです。
ふーむ、少ない月でもこの数上回ってるなあ。
小学一年生から始まった図書館通いも、思い返せばうん十年の私としましては。
こうして日々県立・市民とお世話になっているのですが、ネットで予約・延長(市民は電話)なども出来、人気の新刊が入るのも早く、とっても便利になりました。
読み終えた道尾秀介さんの「ノエル」
色んなジャンルの作品が続いていましたが、これは久しぶりの道尾トリッキー小説。
貧乏を揶揄していじめられていた圭介君が大人になり、同窓会に出かけ・・・
「暗がりの子供」は途中から、あれ!と気が付いたのですが、全編道尾ワールド全開作品なのでした。
続いて読んでいるのは、長野まゆみさんの「あのころのデパート」
そうそう、昔デパートはささやかな贅沢と非日常性を味わう場所でした。
それが今では・・・
包装紙も箱も「当店のもの」なのに、中身が別の進物を返品に来る人。
道具街では老舗デパートのニセ包装紙も売られていたそうで(今でも?)、ニセモノ横行の中国のこと笑えないな。
進物って返品して金券に換える率が高いものだったとは。
あれもこれもと出させては広げ、何も買わないただ単に暇つぶしにやって来る常連さんなどなど。
バブル期前の数年デパート勤め経験のある作者ならではの困った人々のエピソードは驚きの連続です。
読書週間です。