モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

クリスマスローズ・オリエンタルスむらさき系の花

2008-03-25 07:10:07 | その他のハーブ
(写真)クリスマスローズ紫系の花


クリスマスローズ3種類があるが、
最後にオリエンタルスむらさき系の花が咲いた。
花の大きさは結構大きく、赤系の1.5倍はありそうだ。

オリエンタルス系のハイブリッドは種類も豊富で、花が少ない2~3月が楽しめる。
来シーズンは、ちょっと増やしてみようかと思い始めた。
ただ、苗からの場合は、2年目に開花するので再来年になってしまう。

年明けからは、花が咲いているのも販売されているが、
花を見てしまうと買う気がなくなるのは何故だろうか?
花が地味なのだろうか? 
葉の質と形状が嫌なのだろうか?

こんな中で、幻のクリスマスローズがあるそうで、気になり始めた。
それは、
学名がHelleborus・tibetanus (ヘレボレス・チベタヌス)で、
中国四川省の奥地・チベットに自生している白地にピンクがうすく入った花で、
写真で見る限り、真冬の牡丹といった感がある。

幻のいわれは、
フランス人宣教師が1869年に発見し標本を採ったが、それ以来実物は発見されていない。
これを再発見したのが、日本人の荻巣 樹徳 (おぎす みきのり)さんで、
1989年に発見したというから120年ぶりに世に出てきたことになる。

荻巣さんには、『幻の植物を追って』(講談社)という著作物があるが、
ナチュラリスト或いはプラントハンターとして荻巣さんが紹介される。
『プラントハンター』の著者白幡洋三郎さんは、
稀有なプラントハンターとして荻巣さんをとらえているようだが、
定義の仕方にもよるが、山賊の匂いがあるプラントハンターがマッチしているのか
いずれ検証してみたい。

その前に、“チベタヌス”を見てみたい。

(写真)紫系の花                  赤系と紫系の比較
  

クリスマスローズ・オリエンタルスの紫系ハイブリッド(Helleborus)
・キンポウゲ科クリスマスローズ属の耐寒性がある多年草。
・学名はヘレボレス(Helleborus)
・原産地は、ヨーロッパ、地中海沿岸、カスピ海沿岸、中国四川省までの北緯40~50度の地域に生育。
・原種は16種だったが、新たな種が発見され20種といわれる。
・夏場は半日陰で育てる。
・乾燥気味がよいので、乾いたらたっぷりと水をあげる。


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