モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

神田神保町『古本祭り』

2008-11-03 09:25:58 | 街中ウオッチング

40年近く神田神保町界隈で遊んだり仕事をしてきたが、
『古本祭り』には初めて行った。

11月3日までというので今日が最終日になるが、
11月1日の土曜日に行き、その日は朝まで神田界隈で飲んでしまった。
時間帯ごとに行きつけの店があるので顔を出しているとついつい朝になってしまう。

酔いがさめたので、『古本祭り』を紹介してみようかと思いはじめた。

(写真)神田神保町交差点の出店


靖国通り沿いの西陽があたらない通りに古本屋街がある。
本が日焼けしないようにという合理的な立地の考え方だが、
夕方には結構寒くなってきた。

小川町交差点付近から九段交差点まで宝探しをしたが、そこそこの収穫があった。
古本なので、絶版・品切れなどは定価の2倍と高いものもあったが、
大部分は半値以下で手に入れた。

(写真) 近所の料理店の出店


裏道や料理店では出店があり、缶ビールと食べ物が誘惑していたが、
閉店までの時間をフルに使い本を探すため誘惑を断ち切って探し回った。
ちょっと余裕を持ってくるといいかなと思った。

靖国通りと並行したすずらん通りには、出版社の出店があり驚いたが
無理して作ったのかもわからないが、“よごれもの”ということで、定価より安く売っていた。
出版物には再販規制があるので出版社が定価以外で売ることは難しいので、
古本屋があり、この制度を逆手に活用するブックオフがある。

呉越同舟でも活字の素晴らしさ、宝探しの楽しさ体験できる『古本祭り』は素晴らしい。
意外なものを手に取っている自分が発見できる。
忙しさにかまけず、この芽を育てると人生が豊かになるかもわからない。
そんなちょっとした機会を手に入れられる『古本祭り』だった。


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