バラ事始めのいいわけ
バラの歴史は古く、紀元前5000年頃のエジプトで栽培されていたようだ。
現代のバラとは異なるが、花の美しさ、芳香のよさで王侯貴族に愛された花でもある。
バラの歴史の転換点には有名な女性がかかわってくる。
クレオパトラ、マリーアントワネット、ナポレオンの后ジョゼフィーヌなどたくさんある。
特に、バラの世界では、ジョゼフィーヌ以前と以後では大きく異なるようだ。
ジョゼフィーヌを中心に、Before Jのオールドローズの歴史とAfter Jのハイブリッド誕生の歴史を
世にバラマニアのための様々な書物・データなどがあるなかで、
バラがちょっと気になるなと思っているヒト向けに(自分のレベルだが)再整理と編集をしてみる。
そのスタートはこの花しかないだろう。
(写真) ダイアナ プリンセス オブ ウェールズの花
1997年8月31日に痛ましい事故でダイアナ元英国皇太子妃が亡くなった。
そのメモリアルと彼女がかかわったチャリティ資金を得るために、
1999年にアメリカJ&P社で作出されたのが、ダイアナ プリンセス オブ ウェールズだ。
J&P社は、ジャクソン・アンド・パーキングといいアメリカに於ける有名な育種会社で
バラの新種開発と通信販売という新しい手法で20世紀初頭から成長した会社だ。
ダイアナ プリンセス オブ ウェールズは、
四季咲きでクリーム地の花弁にうっすらとピンクが載りさらに朱色がまし
香りも素晴らしいハイブリッド・ティー(HT)。
(写真) ダイアナ プリンセス オブ ウェールズの花横顔
ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ(Diana, Princess of Wales)
・系統:HT(ハイブリッド・ティー)
・作出:アメリカ、J&P社(ジャクソン・アンド・パーキング)、1999年
・花色:クリーム地に薄いピンク
・咲き方:四季咲き
・樹高:150cm
補 足
とげのあるバラ、角が出ているときのかみさんからは遠ざかろうと思っているが、
バラの歴史だけはおさえておきたいと思い始め、小さく始めてみることにした。
といっても、自ら作るのではなく借景に徹しようと思う。
わが庭でも3種ほどあるが、これを増やすことはせずセージを増やすことに専念し、
バラ園やよそ様の庭の美しいバラの記録を撮らせてもらいバラの物語りを残させてもらう。
当面の借景先は、野田市清水公園にある花ファンタジアのバラ園である。
11月中旬に撮影した晩秋のバラの数々をシリーズで掲載していく。