モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

「セアノサス(Ceanothus)」(カリフォルニアライラック(Blue Blossom))

2007-06-19 07:11:12 | その他のハーブ
清水公園散策

イングリッシュガーデンの木立を形作っているのは、セアノサス。



カルフォルニアライラックの別名の方が知られているが
ブルーの小花が密生し一つの房を作り、
数多くの房が、澄んだ青空に挑戦するがごとくに林立している。

清水公園のガーデンでは、部分的にしか使われていないが、
街全体で促進すると、
札幌のライラックに負けない名物になる。
街全体が春先から初夏まで青紫の小花と、かぐわしい香りで覆われるなんて
素晴らしいことだ。

写真の撮り方が悪かったが、ライラックに負けない美しさがある。

 

「セアノサス(Ceanothus)」(カリフォルニアライラック(Blue Blossom))
・クロウメモドキ科セアノサス属の半耐寒性常緑低木
・原産地は、アメリカの南西部からカリフォルニア州に多く分布
・別名、カリフォルニアライラック
・北米カリフォルニア原産の常緑中低木で、ブルーの小花が早春から長期間咲き続ける。
・草丈は地植えした場合1.5m。
・半耐寒性で関東地方以西では庭に植えられる。
・夏場の湿気・蒸れに注意。込み合った枝は刈り込んで風通しをよくする。
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「ハナアオイ(Three-monthly Lavatera )」

2007-06-18 07:11:44 | その他のハーブ
清水公園散策

イングリッシュガーデンの中で、淡いピンクの大柄な花がひときわ目立っていた。
つる性のやわい枝に花をつけ、風に舞う姿も素晴らしい。



名札には、「ハナアオイ」と書かれていたが、
ハナアオイ属には、25種ぐらい知られており、一年草、宿根草など様々あるが、
1.5mの低木、株周りが1mあるので、木質化する宿根草と思われる。

アオイ科の花は、コモンマロウ、マシュマロウ、ムスクマロウにしても
薄手の5枚の花弁で大柄な花で、色合いは、アロハシャツのプリント地の色合いに似ている。

ハナアオイも美しいがつや消しされた上品なピンク色をしていた。

 

「ハナアオイ(Three-monthly Lavatera )(Rose mallow)」
・アオイ科 ラバテラ属の秋まき一年草と宿根草がある。
・別名ラバテラ。和名は花葵(ハナアオイ)
・原産地は、南ヨーロッパ地中海沿岸地方など
・草丈は、1~1.5m、補強が必要。
・花期は、5~8月でピンクの花が咲く。

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エレガントな立ち姿 「シルバーマーレイン(silver mullein)」

2007-06-17 07:35:53 | その他のハーブ
清水公園散策①

清水公園「花ファンタジア」のイングリッシュガーデンは、
春から初夏への花の切り替えでありながらもたくさんの花が咲き乱れていた。

残念ながら、奥の方には入っていくことが出来ないが、
これからの花たちが隠れている気配があり楽しみだ。

その中でも、シルバーマーレインは、
草丈が1m以上のキリリとした一本立ちで
頭部には、ちょうど黄色の花が咲き始めたばかりであった。
その下を見ると、輝くばかりの銀白色の葉が衣類をまとうがごとく重ね着をしている。

 





シルバーマーレイン(silver mullein)
・別名、シルバーマリン
・ゴマノハグサ科の多年草または2年草
・原産地はヨーロッパ、耐寒性アリ。
・日本には明治の初めに入ってきて、野生化した。
・全身が灰色の毛で覆われ、和名はビロードモウズイカという。
・草丈は1~2mと高く、花壇の奥に植えると映える。
・春まきすると、ロゼット状の葉で冬を越し翌夏に開花する。
・花の色は黄色。
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清水公園 散策

2007-06-16 23:00:30 | Weblog
ぎっくり腰予防のいつもの2時間コースの散歩に出かけた。

途中のスーパーで水とおしゃぶり昆布を仕入れる予定だったが、
お気に入りのおしゃぶり昆布が品切れとなっていた。
清水公園ハーブ園で、ラベンダーを中心に物色と調べ物をしたが、
買いたいものもなく、また、いま育てているもののルーツを確定するには至らなかった。

10時30分には公園内の売店がオープンになるので、
ここでコーヒーを飲みながら、一休み。
あまりにも澄んだ青空で、光と影のコントラストが素晴らしいので、
デジカメの機能確認の写真を撮り始めた。

緑の隙間から見えるところは、フィールドアスレチックの水上コース。
今でも、気持ちよくどぼ~んという音がし、落下している人がいる。
その先のガラスの建物が花ファンタジアの温室。

今日は、清水公園「花ファンタジア」の無料開放デーだった。

久しぶりに、入園しイングリッシュ庭園を散策し、家にない花でほしい花を探した。
大部分はあるが、1mを越える大物がやはりなかった。
気になった花は、
シルバーマーレイン
ハナアオイ
セアノサス(カルフォルニアライラック)
リアトリス
スモークツリー
などであった。
詳細は別途記述しようと思う。

イングリッシュ庭園の風景
 

 






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「ラベンダー(Lavender)」 “ラベンダー道”?

2007-06-14 15:18:30 | ローズマリー&ラベンダー
ラベンダーは、奥深いものがありそうだということに今年になってから気づいた。

育て方、活用、そして背景である歴史・文化に奥行きがあり、
3年ぐらいをかけて育てる楽しみがありそうだ。
盆栽とは異なるが、盆栽に近いラベンダー「道」といえるものがありそうだ。

ラベンダー「道」に近づくためにわかっていることをちょっと整理すると・・・・

ラベンダーの知識:1 (快感のラベンダー)

ラベンダーは、シソ科ラバンデュラ属の常緑低木であるが、
ラバンデュラの語源は、ラテン語の<Lavre=洗う>であり、古代から浴用や汗臭さを包み隠す香りづけとして活用されてきたことを示している。
古代ギリシャの公共の浴場などで、ソクラテス、プラトンなどもきっとラベンダーを楽しんでいたことだろう?
日本でも、お湯を沸かすということはエネルギー的に大変贅沢であり、
香をたくなどして汗臭さを包み隠していた。
ギリシャ帝国での公共浴場の建設・運営は、富国強兵的な国民の衛生・健康管理
だけでなく、統治者の人気取り政策でもあったようだ。
それだけ、入浴は快楽でもあったのだ。



ラベンダーの知識:2(帝国の落としだね)

ラベンダーの原産地は、地中海沿岸などであり、ローマ帝国の領土拡大に準じて
ラベンダーも各地に広がっていったようだ。
紀元前55年にカエサルがブリテン島(現在のロンドンなどがあるイギリス)に
進入したが、無理があったので撤退した。
紀元43年クラウヂウス帝の時にブリテン島の大部分を征服し、ローマの兵士が
常駐するようになり、ローマの生活様式・文化(たとえば浴場など)がここから流入した。
現在のイギリスでは、今頃ならどこに行ってもラベンダーの香りに包まれるぐらい、
栽培されている。
それだけポピュラーになっているが、ローマの兵士がもたらした種が花開いたようだ。



ラベンダーの知識:3(定着は観光地化)

日本には江戸時代の文化年間(1804~1818年)に渡来していたが廃れてしまい、
再チャレンジは、1937年に曽田香料((株)がフランスから5kgの種を輸入したところから始まる。
ラベンダーには、冬は温暖、夏場は冷涼・乾燥、アルカリ性の土壌が適しているが、
曽田さんが栽培テストした北見、札幌、千葉、長野、岡山の中で、札幌で栽培したらベンダーの香りが最も良かったので、栽培地として札幌が選ばれた。
現在の、富良野、中富良野などのラベンダーは、ここからスタートすることになるが、
香料の原料としての栽培は科学合成品に押され挫折し、観光産業化で再生することになる。
(詳しくは:北海道人http://www.hokkaido-jin.jp/issue/sp/200606/sp_01.html)
この現象は、日本だけでなくどこも同じようであり、フランスのプロバンス地方も
観光地として日本でも人気が出てきている。



ラベンダーの知識:4(大きくは5系列)

ゼラニュームにもいくつかの仲間があり、この区別を覚えることは、栽培する上で
重要な情報となり抵抗もない。
ラベンダーにもいくつかの仲間があるが、違いがわかりにくい。
ましてや、同じ仲間となると識別困難となる。
それだけ、なじんでいない。ということになる。
公式には、
①イングリッシュ ラベンダー系(アングスティフォリア系)
②ラバジン ラベンダー系()
③フレンチ ラベンダー系(ストエカス系)
④デンタータ系
⑤レースラベンダー系 (プトレストエカス系)
⑥その他
となる。
個別には、別途栽培中のもので記載する。

 

ラベンダーの知識:5(わからないこと多い)

しかしながら、まとまったガイドブック的なものが見つからず、
「ラベンダー早咲き3号」、単に「ラベンダー」等と記載されているだけで、
これは何なんだ? ということが多い。
様々なものをつき合わせて、やっと名前を突き止めたり、本当にこれでいいのかに不安がある。
こんな、地図・マニュアルがないこともまた魅力なのかもわからない。
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「三尺バーベナ(Verbena)」

2007-06-12 06:03:02 | その他のハーブ


明治時代に制定された尺貫法で、1尺は30.3cmということになったが、
もともとは、大人が親指と人差し指を広げた長さを「尺」といったみたいで、
この長さは、だいたい18cmであった。
「尺」という文字自体が、親指と人差し指を広げた形を現しているというから面白い。
ついでに、東海道などの主要幹線には、一里塚などが立っており、
この距離は、人間が一時間歩いた距離であり、「1里=約4km」であった。
このような尺度は、身体を基準とした尺度であり「身体尺」といえるが、
人間の知恵は素晴らしい。

さらにさらに余談であるが、「時間」はどうして認識していたのか?
というのもまた興味が出る。
洋の東西とも、日の出または日の入りを基準に次の日の出・日の入りまでを12等分して「刻」を計ったみたいだ。
日本では、十二支で時刻を表現し、十二支最後の“亥の刻”は22時であった。
明治6年(1873年)1月1日から現在の時刻制度が導入された。

ハーブ類の多くは海外原産地であり、貿易・交流によって日本に入ってきたが、
江戸時代の鎖国政策のため、明治時代からの歴史となる。
そうなると、「三尺バーベナ(Verbena)」の長さは、×30.3cmであり、90cmぐらいの丈が高いバーベナを意味している。

ひょろ長いだけでなく、頭に紫のステキな花がかんざし風に咲き乱れ、
風にそよぐ姿はとても美しい。
この花は、開花時期が長く、秋の夕陽を背景に、そよぐ姿も素晴らしい。

残念なのは、我が家の庭の前では、子供達が遊んでおり、
野球のボール、サッカーボールなどがぶつかり、
骨折状態に早い時期になってしまうことである。

こぼれダネで、小さな芽が出ており、鉢に植え替えたりすると
18cmを基準とした「三尺バーベナ(Verbena)」が出来上がる。
これは、ボールが当たらないところに置くので、強い。
 

「三尺バーベナ(Verbena)
・別名 バーベナ・ボナリエンシス、立バーベナ、柳花笠
・原産地は、中央アメリカ、南アメリカ
・クマツヅラ科 バーベナ属の耐寒性宿根草
・草丈 40cm~1mと細長い
・花期は、6~10月 紫色の花が咲く
・風通しの良い乾燥したところが適している。
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鉢づくり

2007-06-11 14:03:43 | その他のハーブ
園芸店では、シーズンはずれにあたっており、大幅な売り場縮小になっており、
水切れの育ちが悪いモノなど50%OFFで投売りされている。

昨日の日曜日に、2店廻り物色した。
理由は、
冬場から春先に活躍したビオラが、この暑さでしおれ始めたので、
いつもこの時期には、チョコレートコスモスと交代させている。

ところが、チョコレートコスモスが売り切れで、生きの悪いものだけが1点だけ
50%OFFとなっていた。
致し方なく、キャンディーコスモスとともに購入した。

ついでに、
これまで育てることに失敗した、パイナップルセージ、レッドバジルも購入した。
レッドバジルと記載されていたが、ダークオパールバジルとの違いがなさそうであり、
この2種は、夏場の水遣りがうまくいかなかった。

今年こそは・・・・・
午前様にならずに帰り、毎朝水遣りをするぞ!

チェリーセージは育てやすく、香りが好きなので、種類を増やしつつあるが、
オレンジ色の花を見たくて購入した。

チョコレートコスモス

キャンディーコスモス


パイナップルセージ

レッドバジル


チェリーセージ

チコリ


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深い~深い~ブルー「コスミックブルーセージ(Cosmic blue)」

2007-06-10 12:39:38 | セージ&サルビア


コスミックブルーセージは、メキシコ原産であり、
Sinaloa(シナロ)という地域で見られるのでサルビア・シナロエンシス(Salvia sinaloensis)と呼ばれる。


園芸店では、コスミックブルーセージで通っているが、
その理由はきっと
宇宙深遠を連想させる深いブルーにあると思う。
それほどこのコスミックブルーの花が咲き乱れる姿は、
宇宙を連想させる。

昨年は、いつ咲くのだろうと思っていたが、9月頃に咲き始め、
宇宙膨張のように、15cmぐらいの高さで、横に広がりはじめ、
他の植木鉢の隙間を埋めるようにブルーの花が咲き乱れ、見事だった。
グランドカバーとして使うのもいいだろう。

花が咲き終わると11月になるが、葉が茶色味を帯び紅葉する。
耐寒性が強いが、このまま越冬はしないので、土から1cmくらいを残し刈り込み
腐葉土でマスキングしておくと良い。

今年は、昨日から咲き始め6月上旬に、小さなブルーの花がさいた。
 

「コスミックブルーセージ(Cosmic blue 、Salvia sinaloensis‘Cosmic Blue’ )」
・サルビア・シナロエンシス 、シナロアセージ、バイカラーサルビア
・コスミックブルーセージ、ブルーファンタジー
・花の時期は初夏から秋
・草丈 30cm ~ 50cm 、ほふく性がある。
・半耐寒性の多年草
・日あたり、水はけがよく、軽い乾燥した酸性土壌を好むのでピーとモスを混ぜるとよい。

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「白蝶草(Hakutyouso)」

2007-06-09 17:12:09 | その他のハーブ


一直線の枝の先に花が咲き乱れ、
風に揺れる様はまるで蝶のようである。

重力とは無縁にまた、直線・曲線といった数式では表せない
複雑な軌跡を描く。

日本的なハーブと思いきや、北米原産の種である。
群生する姿は、蝶の大群が編隊飛行している観がある。

育て方は至って簡単で、日当たりの良いところに植えておけば良く、
生育するにつれ株が大きくなるので、結わえるか、フェンスで囲うと良い。



白蝶草(Hakutyouso)
・アカバナ科の多年草
・別名は ガウラ(Gaura lindheimeri)
・原産地は北米(テキサス)
・花期:6月~9月
・草丈:150~170cm
・日当たりが良ければ土質を選ばない。
・耐寒性・耐暑性強い。
・庭植えの場合は、フェンスで囲い形を整える。
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コーカサス生まれの「ラムズイヤー(Lamb’s ears)」

2007-06-08 06:52:11 | その他のハーブ
このハーブは、見れば見るほど不思議に感じる。
高山植物なども普段目にしていないので、摩訶不思議なものがあるが
ポピュラーになってきた「ラムズイヤー(Lamb’s ears)」とはいえ
不思議な存在を感じた。

 

白い毛で覆われた肉厚の葉、太目で芯がない茎、茎の周りにピンクの花。
砂漠で進化したサボテンのようでもあるが、ミツバチをひきつける花が目立たないで、
葉だけが目立つ。「ラムズイヤー」
ヒツジの耳。

この植物が生まれたところは、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方。
ここは、美しい山と自然に囲まれ、ヨーグルトのふるさとでもある。
長寿国でも有名だ。
歴史的には、有史以来初めて鉄器を使った遊牧騎馬民族スキタイ人が活躍した場であり、
それ以来西欧の歴史からは欠落してきたところでもある。
かといって東洋でもなくあまりにも知られていなすぎる。

そろそろ梅雨に入るので、枝をすき、通風が悪く茶色に変色した葉を取り
写真を撮ってみたが、昨日から咲いた花が余計に不思議さをかもし出している。



「ラムズイヤー(Lamb’s ears)」
・シソ科イヌゴマ属の多年草
・原産地はトルコ、コーカサスからイラン
・和名はワタチョロギ
・草丈は30~50cm
・開花期は、6~7月
・日当たりが良く肥沃な土壌。乾燥気味に育てる。
・湿気に弱いので梅雨時は雨に注意。
・耐寒性強いので、霜に当たらないとこであれば外でも大丈夫。

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