体長5mm程。汽水域ではしばしば目にし、プラケースに入れると、「泳ぐ」姿も見られるダンゴムシ型の水生生物です。
似ていても丸まらないワラジムシ系(フナムシやダイオウグソクムシも)と違い、ちゃんと丸まります。
日本語のネット検索では、環境省の河川指標生物での「きたない水にすむ」ばかりで・・
見つけたらいけない生き物みたいな扱いですが・・
イソコツブムシ属wikiには22種もあります(検索可能な記載論文は英文のみ)。
生態等の解説がさっぱり出てこないので・・
コツブムシ科「Sphaeromatidae」で検索したwikiの翻訳には、「ほぼ100属619の既知の海洋種・・」と。。
更に意地で翻訳ソフトを駆使したところ、「デトリタス食が多い」とも。。
生息域は似ているワラジムシタイプのスナホリムシ系(人肉も食べるヒメスナホリムシ)よりは、穏やかそうかも・・・
個人的な親しみポイントは、豊富な色彩と泳ぐ姿です。
(残念ながら、これだ!系の写真はありません・・)
で・・今回の写真のイソコツブムシの仲間は、そんな「よっしゃー!」系ではない、地味な固体の静止画です。
こんな地味な写真から、想像してみて下さいというのも乱暴な話ですが・・
キラキラと光るタイプがいて・・
更に泳ぐのです。
(泳ぐオパール・・想像というより妄想の域でしょうか?)
名古屋港のポツンと干潟では未だ出会っていませんが、某所で見たのはオーバルカットのオパールのような輝きでした。
(オパールは母の誕生石で、その昔、どう見ても安物の指輪をとても嬉しそうに見せられ、気の利いた言葉を言えなかった苦い思い出があります。)
このイソコツブムシには、ダンゴムシ同様、人を惹きつける何かがあると感じます(←個人的にそう思い込んでいるだけですが・・)。
汚い水にすむ指標生物だけあり、いろんな所で見るものの、だいたい5mm程で、ちょこまかと動き回るので、足の本数も今回数えて初めて知りました。
よく似るダンゴムシは、「ダンゴムシの本」によると、頭は1節、胸部は7節、腹部と尾部で6節の14節。2対の触角、複眼数は50個程、足は7対(14本)だそうで・・
写真から数えたところ、ほぼ同じに感じました。
泳ぐ姿はありませんが・・動画もお付き合いください(笑)
Sphaeromatidae
スナメリのように、「よっしゃー!」とこぶしを握れる写真が撮れる日まで・・更なる観察を続けようと思います(笑)
一応、以前・・別の場所で写した光るイソコツブムシの失敗写真も貼っておきます。
もっときれいな個体もいたのですが・・・
タナイスと少しだけラメ(キラキラ)交じりのイソコツブムシ・・
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。