もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

「動物目線で探る海の環境」から・・

2022-03-26 21:47:49 | 

先週見た・・川売の梅。

きれいなお花でワンクッションおいて・・次はウミガメのうんちの話。

 

以前、チラッと紹介した・・・大変に素晴らしかったこちらのサイエンスカフェ。

「動物目線で探る海の環境」、【講師】楢﨑友子氏(名城大学農学部生物環境科学科)

 

一押しは、(岩手県で取得したといわれた)ウミガメのうんちの観察でした。

アカウミガメのうんち・・ホヤ、ムラサキイガイの殻に、岸壁の付着生物や底生生物。

 

別のアカウミガメのうんち・・ムラサキイガイの貝殻が大量。

 

こちらは草食系のアオウミガメのうんち・・・動物食系のアカウミガメのうんちとは全く違う。

海藻の繊維質なのか、紐などのゴミなのか、見分けがつかない。

ロープなどの紐状のゴミは、海藻と間違えて食べるらしい・・・

 

ウミガメといえば、海洋のビニールゴミを食べてしまうと過剰なほどに報道されているけど、ウミガメの種類によって、ビニールゴミの捕食にも差があるとのこと。

アカウミガメは比較的食べないが、アオウミガメは普通に食べるのだとか・・。

また、ビニールゴミを食べたらすぐに死んでしまうようなものではないということが、うんちを見てよく分かった。

(くちばしでちぎって飲み込むだけなので・・食べ物だけを選んでから食べるのではなく、アバウトに食べて不要なものを排出するスタイル)

ちなみに、ビニールゴミと間違えられるクラゲは、消化が早く、うんちでは殆どわからないらしい・・

 

生態系上位者の栄養状態から、餌となる生物量が推測できる。

クジラでは脂肪の厚さが基準。餌が豊富なら厚くなり、少なければ減る。

泳ぎ方も太ると浮き(潜る方によく尾を振る)、やせると沈みやすくなる。

 

バイオロギングでの泳ぎ方の微妙な変化から見分ける・・との、なかなか深い話を、定員50人のうち、小学生が10人以上いるなか、理解できる言葉でやり切った。

これぞ・・本物の先生だ!!と感じた。

写真の説明は、クジラの泳ぎの尾びれを振らないスーと伸びるのを「グライド」、尾を振るのを「ストローク」・・・平泳ぎと同じだ。。

 

webで、CT画像を誰でも見れると紹介された、「東京大学 3D-CT深海生物」も実に面白いHPだった。

個人的にはチョウチンアンコウのCT画像・レントゲンと骨と肉が良かったです・・

 

さらに、楢崎友子先生でググってでてきた・・

「クルクルまわる海洋動物– 複数の大型海洋動物に共通してみられる旋回行動を発見 –」 

優柔不断な自分がよくこんな行動をするのも、本能的な自然な動きなのかもしれない・・??と納得できた。

コロナ下で、定員も少ない中、こんなにも素晴らしい先生の話が聞けてとても良かった。

藤前干潟サイエンスカフェを開催くださった皆様、「本当にありがとうございました」

 

続いて・・・

名古屋港水族館での「~スナメリを音で探してみたらいっぱいいた話~」

吉田 弥生(よしだ やよい) 博士(理学) 東海大学 海洋学部 環境社会学科 特任助教

 

ほぼ、自分と同じ海域にて、同じタイミングで観察していた学生たちの成果の話。

湾奥にスナメリがくるのは11月から4月。6月以降は無。高潮堤の外(西側)には通年、たくさんいる。

湾奥に20頭以上の群れが入ってくることは多くない。だいたい2-3頭。

湾内では88%が摂餌行動で、活動時間は夜中から午前中が多い。

繁殖期は名古屋港から姿を消す春以降であり、繁殖行動は名古屋港を出てからと考えられる。

何を食べているのか? 何のために集まっているのか?  は、今後の課題。

等々・・・

 

話を聞いて、NHKのダーウィンが来たでの「都会の湾内にスナメリが集結?」というようなものではなく・・

たまたま、餌を食べに、やってきているだけなんじゃないのか・・?という気がした。

 

【ネット配信】友の会総会 公開講演会「大阪湾のいま『温暖化と沿岸開発による環境変化と海洋生物への影響 』」

名古屋港でスナメリの群れが観察されるのは、こちらの鍋島会長の話の中の、「ハセイルカは大阪湾に群れできたこともある。」というのと似てる気がした。

それにしても鍋島会長の話は、胸に刺さるなぁ~

バンドウイルカのルカちゃんの話にはジーンときた。。

 

【ネット配信】自然史オープンセミナー(3月)「鯨類化石 最近の話題」

更に、コロナのおかげと言ってはいけないのですが・・・このような専門家の話がwebで見られるのはとてもありがたい。

 

ガラッと話は変わり・・

ヤマハ本社工場のこちらの施設に行った。

 

ショパン国際コンクールにも使われたコンサートグランドピアノの同型から・・

 

ギター

 

バイオリン等・・弾き放題。。

 

コロナ感染対策でなければ・・これらも吹けたみたい。。

 

さすがにこれは、別室(防音室)だったけど・・

 

ピアノの上にバイクが飾られていた。

自分と違い、実に上手にピアノを弾かれる方もいて、素晴らしい空間だった。

 

三ヶ日のJA特産物特売場で、お買い得みかんを各種買ってきた。

大きな安政柑は食べ応え抜群、水晶文旦、不知火は安定した美味しさだった。

 

今回の特筆は、こちら・・ブラッドオレンジ。

見た目は良くないけど・・袋からは、みかんとは思えない甘く良い香りが漂った。

 

切ってみると・・見た目はさらに悪くなったけど。。

味は抜群だった。オレンジを甘さとポリフェノールを足したような感じとでもいうのでしょうか?

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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名古屋港の塩

2022-03-17 22:00:39 | 

ベランダでできた純度100%の天然の名古屋港の塩・・

 

珪藻観察用に、ベランダの桶に名古屋港の海水を汲み置きしていた。

存在が分からないほど小さかったヤドカリが、そこそこ大きくなった頃・・

 

桶の縁に白い結晶が付着していることに気づいた。

不純物は、海水由来ではなく、掃除をしていないベランダの埃系と思われる。

パラパラと精製?し、目に見える不純物を取り除いたのが1枚目の状態。

 

顕微鏡の透過光・・塩だと思い、舐めてみた。(不純物も殆ど見えなかったので・・)

 

順光。正直、美味しかった。(笑)

 

天然塩にも興味が湧きだした・・

塩辛さを表現するのは、大変に感じた。。

 

プランターのコケも春爛漫・・?

 

拡大・・ツチノウエノコゴケに似ているような気が??? (コケも基本から知らない)

 

パンクシーって誰? 展・・

期待していなかったけど・・良かった。

写真が撮れたので、良さが100倍増しになった。

美術展も良いなぁ~

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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クジラを見つけられるか・・

2022-03-03 21:07:10 | 

こちらの本(とってもおすすめです!!)にも・・「日本はクジラ天国」

世界に91種類が確認されている鯨類(イルカ・クジラ)のうち、実に41種もが日本周辺で確認されているとある。

 

その他、いろんな本や展示会、講演会、ネットやテレビ等の情報によると・・

紀伊半島には、冬場はカマイルカ等のイルカが早朝に沿岸に来るとか、春先には移動中のマッコウクジラやシャチが通過する等々・・

で・・チャレンジしてみた。

 

とりあえず、歴史的に実績があったとされる場所へ・・

 

海岸レベルでは・・

正直、危険を感じるほどで、鯨の潮吹きなんて絶対に見つけられないぞ! 的な、波しぶきが飛び交っていた。(写真では穏やかですが・・)

名古屋港のスナメリとは何もかもが違った。。

 

鯨山見の崖の先端・・・

海岸のように波しぶきを浴びることはないけど・・・身の危険を感じるほどの強風だった。

海面も・・クジラを探す????・・・どうやって?????・・と、泣き言状態の中、

一応、持って行った双眼鏡で海面を見てみた。「・・・」昔の人は凄いと思った。

 

小さいといわれるけど、スナメリより大きなカマイルカ(2m程)でも・・

50mほど離れたクジラ博物館の屋上から、さざ波程度のプールにいるのを見つけるだけでも苦労した(汗)

あの鯨山見から1km先のとなると・・・(無理・・)

 

ちなみに、こちらの楢崎友子先生は・・

 

調査船から何日も、殆ど日が沈まない北極海で、ずうっっーと双眼鏡を見続けていたとも話されていた。

クジラたちは実にうまく距離をとっていて、見つけられるのも大体数km先で、データロガーを装着しようと近づいてもギリギリ届かないような位置をとるのだとか・・

 

こんな計算式が成り立つことを実証できるほどのデータを集めていたらしい・・

この先生、現代に生きる若い女性なのに・・・頭脳だけでなく、体力・行動力も実にすごいなぁ~と思った。

(このサイエンスカフェの話は、また改めてまとめたいと思います‥)

 

きれいな海での野生のクジラ探しは厳しいということを学んだので、クジラやイルカの写真をクジラ博物館で撮った。

カマイルカのイルカショー(とても不自然です・・)

竜飛岬で渡り鳥の観察をされている方のツイッターには、偶にイルカが群れでジャンプしながら泳いでいた・・ような書き込みがあった気がするけど・・ここまでは飛んでくれないのだろうなぁ・・

 

ハナゴンドウ・・

着水は背中からが多く感じた・・

 

コビレゴンドウ・・

 

オキゴンドウ・・

たしかに・・きゅうりの形に似ている気がする。

 

6m&3t越は凄い迫力。。

このサイズでも、野生ではジャンプしてくれても見つけられるかどうか微妙な気がする。

 

シロナガスクジラの実物大らしい・・

26m・・・本当に新幹線の車両と同じくらいだ。。

 

セミクジラ・・・上に飾られているあの船で捕まえるのは危険すぎる。。

15.2m・・有名な悲しい昔話と、それに対する地元小学生の感想もあった。

ここは建物は古いけど、クジラに関する展示はとても素晴らしい。

 

ここで一番良かったのが、このコーナー。

 

餌はシシャモ。

 

この位置で、イルカたちと対面できる・・

 

ハンドウイルカだけでなく・・ゴンドウ系も!! (ハナゴンドウか??)

 

さらに・・たくさん・・白いのもいるぞ!!!

シシャモにはアッピールしてくるけど・・・周りに群れてる小魚には見向きもしない。。(小魚はボラか?)

 

きみは・・カズハゴンドウか・・?

 

いゃぁ・・・実に、素晴らしい施設だった。

再訪せねば・・・

 

以上、「本日もご覧いただき、ありがとうございました。」

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