これからの海洋学・・・横瀬久芳
このような本を書きあげられる人の頭の中の構造を見てみたいと思う。
微妙な言い回しは極力排除し、分かりやすい図も多く、内容が詰まったまさに教科書。
それにしても・・この手の本を何度も読んでいるけど、なぜ、読む度に、なるほど・・と思うのだろうか?
(自分は、難しいことを拒絶する旧体育会系の脳を持っている・・?)
カエルの楽園+カエルの楽園2020・・・百田尚樹
人気小説家ならではの鋭い批判を具現化した物語。
知りたいのは間違っていることの細かな糾弾よりも、具体的な正しい方策なんだよなぁ・・と、
ちょっと疲れるも、続編まで読んでしまった。
生徒に伝えたいピアニストの言葉・・・檜山乃武・角田珠実
残念ながらこの手の本を読んで、素直に感動できる心が無いことを再認識する。
(そもそも子供の頃から聖書や経典等には反感しかなかった気もする・・)
あやしい探検隊台湾ニワトリ島乱入・・椎名誠
かつては信者のように、週刊誌の連載なども読み漁っていたけど、いつの間にやら遠ざかり忘れた存在になっていた。
図書館で目にして久しぶりに読んだ。感想は一言「スゲーなぁ~」。
こんな爺さんが周りに居たら笑えるのか、嫌なのかもどうでもいいかなぁ・・・と、達観できているような、
やっぱり羨ましいような・・・どんちゃん騒ぎは楽しいけど、その後の虚しさも多く、
いろんなエネルギーを大きく集め続けられていることと、それを文章に書きあげてしまうことに、ただ、ただ、スゴイと感心する。
ティラノサウルス解体新書・・・小林快次
これもスゴイ。
代表的な恐竜の名前くらいしか知らない自分には、古生物の研究者は、一流の小説家並の文章力と考察に、並外れた行動力が必要だと感じる。
それにしてもこの方、どうやって本を書く時間を捻出しているのだろうか?
超一流と言われる方のオーラのようなものに圧倒される。
にっぽんのスズメ・・・小宮輝之・中野さとる・ポンプラボ
スズメの目はスルドイ・・と改めて思った。
糸を出すすごい虫たち・・大﨑茂芳
身近な疑問を突き詰めていく姿勢に共感させられる。
クモ、ミノムシ、ハダニ等の陸上生活種の糸だけでなく、水中で暮らす生き物の糸についてはどうなのかなぁ?と思う。
学芸員の観察日記・・滝登くらげ
先日紹介した「水族館飼育員のキッカイな日常」とよく似た4コマ漫画が主体だけど、あまり笑えず、何だか切実な思いがのしかかる。
著者や出版社には申し訳ないけど・・本を図書館で借りて読めるのは、本当にありがたい。
頻繁に図書館に通うようになって、まだ6年くらい。。興味のある分野だけでも、読んでみたい本が無尽蔵にある。
年末年始は貸出制限冊数が増えるおかげで、毎年、地獄の日々になっている・・(笑)
ぼちぼち、年末に備えて目を休めるようにせねば・・
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。