鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

2002年 ドイツの旅 26  ゴスラー その1

2024年08月02日 | 海外旅行

ドイツの旅

ヴェルニゲローデを出て、ゴスラーに向かいます。 列車は少し山間部に入って、カーブが多くなってゴスラーに到着。

ここで一泊の予定です。

 

ゴスラーという名前、なんとなく怖い感じがしませんか?

ここはハルツ山系の魔女で有名な町。

 

こういう魔女伝説があって、ほうきに乗った魔女が飛び回っているとのこと。

 

こういう町なのです。 この建物はホテルです。 1500年代、日本では室町時代に建てられたという古いホテル。

 

壁にもこんな人形が並んでいるらしい。

 

私がゴスラーを知ったのは、この建物に泊まったという若い女性たちの旅行記をネットで見たからです。 当時まだyoutubeなどなく、ブログぐらいはあったのかもしれませんが、パソコンに、この人たちがここに泊まったと写真が載っていたのです。

ヴェルニゲローデ付近で泊まるところを探していた私は、この建物はすごい、若い女2人で泊まったということは、何とかすれば私も泊まれそうと、この町に決めたのでした。  メールで予約したのか手紙で予約したのか忘れましたが、予約できました。

 

ゴスラー到着。 田舎の駅だと思ったら重厚な石造の母屋があります。良い感じ、と思ったら信号が腕木式。 これも雰囲気を上げている。

 

ホームの地下道を通って上に上がる階段。 右にあるのは荷物用のベルトコンベア。 ここに荷物を乗せて上方向に押せば上に動くのだ。 これはドイツの駅のあちこちで見かけた。 手軽で良い。 でもね、人が乗ったらダメだよ。

 

ホテルまでは数百メーター程度なので歩いて行きます。

 

良い感じの街です。 ここをスーツケースを引っ張ってごろごろ歩いて行ったのですが、その内に道が石畳になるとスーツケースが悲鳴を上げる(ちなみに帰途は駅までタクシーにしました)。

道が曲がりくねって、建物も綺麗だし、珍しいこともあって歩くのは良いことだ。 

 

そして、ホテルが現れました。   Hotel Kaiserworth

こんな色なんだ。 以前はもっと暗い色だったらしいが最近塗り替えたとか。 

此処に泊まるなんて夢みたい。

 

部屋に案内されて、窓から見ると皆さん寛いでいる。 良さげな町だ。

 

町の様子がさっぱり分からないので観光トレインに乗ることにします。

ドイツやスイスなどでは時々見かけるが、遊園地ではなくて町を走るのはとても良い。

 

つづく

 

 

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2002年 ドイツの旅 25 蒸気機関車出発

2024年07月27日 | 海外旅行

ヴェルニゲローデの市庁舎を見て、いよいよハルツ狭軌鉄道の蒸気機関車の出発を見にゆきます。

知らない土地で、鉄道の良い撮影場所を探すのは難しい。踏切近くの線路側で発車時刻を待つ。

しばらくするとウニモグが来た。 車が好きなので多目的自動車であるウニモグは知っていたが、こうやって線路用の車輪をつけて保線車両として使っているのだ。 後ろのタイヤが車軸に乗って駆動している。簡単な構造だ。 この後日本でもウニモグが鉄道保線車両として使われているのをだんだん見るようになった。

話は外れるが、テレビで、ウニモグを自家用車として使っている人を見た。 特に工事などしなくて単に好きで乗っていてスーパーなどに買い物にゆく程度らしいけれど、長さは短くて取り回しは良さそうだし運転席も高いので乗っていて気持ちが良いかもしれない。

 

来た! と思って撮影、手が震えている、ボケている、だけどこの写真は迫力がある。

この機関車は単車で後ろに客車を繋いでいない。 石炭を乗せて整備して、これから客車を繋ぎにゆくところだった。

 

出発 客車を繋いで蒸気機関車がこちらにくる。

 

だんだん近づいてくる。 撮れるのはこの1列車だけなので、たくさん写さなければ、と思ってもフィルムカメラなのでそうはたくさん撮影できない。

 

ドイツの狭軌の機関車だが重量感たっぷりで近づいて来る様子は迫力がある。

 

さあ、近くに来た。 でもね、煙が少ない、ボディは迫力があるんだけれど写真的に迫力がない。

 

そこで、写真を加工。 煙を足しました。 良いでしょう? 横にWernigerodeの文字が見える信号所もあるし。

 

目の前に来て

 

通過してゆきました。  この後ブロッケン山に登るのでしょう。 

ハルツ狭軌鉄道の撮影は終わり。

 

DBの駅に戻ると売店でハルツの客車の模型を売っていました。 おもちゃじゃありません。 かなりのレベルの模型です。

これを購入したのですが、線路幅が12mmです。 私の線路は9mm。 ベモのように車輪を叩けば9mmに改軌できると工作したら、車輪が動かずに、車軸が曲がってしまいました。 それで使い物にならなくなった時点でこの写真を撮ったので、車輪がないし後ろの台車もない。 

 

これは以前から持っていたヴェルニゲローデの市庁舎を真似たというファーラーの模型です。 本物を見る前はこんな形かと思ったのですが、本物は桁違いに大きいし、形も違う。 雰囲気は似ているのでせめて色だけでも似せようと色を塗り直したものです。

 

では、次はゴスラーという街に向かって出発です。 この気動車に乗ります。

 

つづく

 

 

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2002年 ドイツの旅 24  ヴェルニゲローデの市庁舎

2024年07月22日 | 海外旅行

ドイツ、ヴェルニゲローデの市庁舎です。

 

屋根の時計が印象的!

 

 

見るからに凄い建物です。 建物は奥に続いて行っています。

 

市庁舎の横です。  後ろまで建物が続いていてお城のような感じの大きな建物です。

 

噴水の周りには出店がたくさんあります。

 

出店が綺麗なんです。 色とりどりの野菜や、こちらは籠屋でしょうか。

ヨーロッパのレイアウトを作ったら絶対に、こういう青空市場を作りたくなります。

ヨーロッパのどこの街にもあるのです。 でも、ここは一段と綺麗な感じがします。

周りの建物が立派だからでしょうか。

 

庶民的です。

 

本場ドイツのソーセージ、では、これを買おう。

 

wustがソーセージのことですが、他はわからない。 買う時には現物を指で示せば良いので何も困りません。

 

これです。 コーラとこれでお昼ご飯。 最高に美味いパンとソーセージだったと当時のメモに書いてありました。

美味かったんだ。

 

こんな景色の中でパンとコーラ、滅多にできる経験ではありません。

ヴェルニゲローデに来て良かった。

 

ここから、こういう家の前を通って、駅に戻ります。 そして、ハルツ軽便鉄道の蒸気機関車の出発を写しにゆきます。

 

つづく

 

 

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2002年 ドイツの旅 23  ヴェルニゲローデの街

2024年07月11日 | 海外旅行

ヴェルニゲローデの市庁舎が素晴らしいと聞いたので見にゆきます。

 

事前に調べたヴェルニゲローデの地図です。 これを頼りに歩きます。

赤い矢印よりもっと下、地図が欠けているあたりが市庁舎だろうけれど、よくわからない。

ところで、この地図の真ん中あたり、家並みがカーブしているのを覚えておいてください。

 

向こうに見えるのがDBの駅です。 ここを歩いてきました。

 

振り返ると、遠くにお城が見えます。 ここから街並みが始まるので、路地を抜けて

 

出たところが、この曲がった道の街並み。 この美しさにびっくり。 地図でカーブした街並み付近だ。

これって、アミューズメントパークじゃ無いんです。 普通に人が住んでいる街なんです。

 

家々のゼラニウムもとても綺麗。

 

教会もありました。 渋い。

 

石造りで重厚感があります。 屋根の色が良い。 鉄平石のような感じ。

 

さらに進むと、まるでおとぎの国だ。

 

だんだん人が増えてきた。 それにしても美しい木組の家が並んでいる。

 

もう人でいっぱいという感じ。 市庁舎はすぐだろう。

 

これがヴェルニゲローデの市庁舎です。

驚きです。 こんな建物があるんだ!

 

つづく

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2002年 ドイツの旅 22  ハルツ狭軌鉄道

2024年07月07日 | 海外旅行

ヴェルニゲローデからはハルツ狭軌鉄道が出ています。

 

有名な狭軌の鉄道でブロッケン山に登る路線はテレビで何度もやっているので、見た人も多いでしょう。

私は乗ってきたという人もいるかもしれません。

この地図の一番上がヴェルニゲローデです。

 

駅舎です。 とても新しい感じ。 まるでレストランの様です。 DBの駅のすぐ横にあります。

 

中に入ると、ホームに列車が停まっていました。

お花を手前に入れて、下から掬い上げる様に撮影。 このフォトグラファーは上手だ! 私です。

 

HSBと言います。 今日はこの鉄道には乗らない。 とても乗る様な旅行日程が組めなかったのです。

 

機関庫があったので横を進むと蒸気機関車が出発の準備をしていました。

 

油壺に油を入れています。 

日本の模型人は赤い足回りの機関車は嫌いだという人が多いのですが、赤だと色々見やすくて整備がしやすいそうなんです。 ですから赤なんですけれども、私なんぞ、ヨーロッパ型の模型を見慣れているので、黒よりも赤の方が好きなぐらいです。 人間、慣れです。

 

上の人も油差しの様です。 近くに行って撮影していても、何も言われないし、向こうも何も気にせずに仕事をしています。

ツィラータールバーンでもそうでしたが、機関車のそばに行っても何も言われない。

 

この鉄道は狭軌ですが、少し幅が広くて1mゲージです。 日本のJRに近いぐらいです。 

ですから、他の狭軌の鉄道よりも機関車が大きい。 しかもドイツ型で、小さい動輪がたくさんあって上に大きな図体が載っているのでとても重量感があります。 これがブロッケン山の勾配を登るのです。

 

少しうろうろして、 ターンテーブルです。 後ろに見える山がブロッケン山につながる山でしょうが低い山です。 

この辺りで一番高い山がブロッケン山ですけれど、蒸気機関車が客車を引っ張っててっぺんまで登ります。 登山鉄道ではない列車が山の上まで上がれるということは、日本で想像する山ではそんなことはあり得ないので、あまり高くない山のはずですが、ドイツ中央部では高い山だそうです。 ブロッケン現象のブロッケンで、人気のある路線です。

 

 

マレーの機関車です。 シリンダーが2組(4つ)ある。 マレーの語源はアナトール・マレーが発明したからです。

 

マレーのシリンダー周り。 こういう構造のシリンダーは、前方のシリンダーで使った蒸気を後ろのシリンダーで再使用しているそうです(複式蒸気機関車)。

 

滑り棒2本式のクロスヘッド。 こういうメカ部分をこんなに近くで写せるなんて、しかも保存機関車ではないので、現役バリバリの油が染み込んでいるバルブギアを写せるなんで幸せです。

 

ディーゼル機関車もありました。 客車に比べて大きい!

 

列車の出発までには時間があります。 それを写したいのですが、それまでヴェルニゲローデの街を散策することにします。

つづく

 

 

 

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