自分が持っている模型車両を調べてみました。
きっちり調べるのは全部引っ張り出さなければならないので大変ですが、幸い手持ち車両のリストをエクセルで作ってありました。 でもかなり前なので、その後手放したり購入したりで、確実にあるものに表を修正するのが大変でした。 でも実物を確認していないので、手放したからどうか忘れているものもあり、正確ではありませんがおおよそは合っているはずです。
そして傾向を調べるのに円グラフにしました。
ゲージ別です。 動力車だけの統計です。 機関車は1、電車も編成で1です。 客車や貨車入れていません。
やはりHOが多いです。 メルクリンHOも含まれます。
Nもまあまああります。そしてナローは9mmの線路を使うナローです。
Zも少しあります。
この他Oゲージは1台貨車があるのですが動力車ではないので入りません。
今までに一番ゲージやGゲージも持っていましたが、保管に場所を取るので手放して今はありません。
さて、このグラフからわかるのは、メインはHOだけれどNや他のゲージも持ってるので、HO以外知らないという事ではないのです。 以前、HOゲージのHNモジュールの運転会の時に隣でNゲージのレイアウトを持ち込んで運転会をしていました。 その時に、私がHOしか知らないと思ったのでしょう「Nゲージも良いでしょう」と知り合いの若者が話しかけてきました。 おーい、私がNゲージを始めたのは、積水金属が初めて9mmゲージを出した時だよ、まだNゲージなんて名前はなかった頃で、お前さんが生まれる前だよ、と言いたかったほどです。
9mmの初めての製品の貨車の出来が良くて、それまでやっていたHOゲージの真鍮製なんか板のペラペラ感満載だったのでこれはプラの方が精密だなと思って、C50とオハ35を買って、レイアウトを作り始めたのでした。 学生でお金がなかったので、線路はポイントも含めてスパイクまでしたレイアウトを作ったのがNゲージなんです。 走るところまでなって引っ越しの関係で壊したのですが、その後Nゲージで私鉄のレイアウトやゴルナグラートバーンも作っています。
それが今ではHOの方が多い、Nゲージの車両をかなり手放したこともありますが、、
当たり前ですが、やはり大きさが違う。 縮尺では約2倍ですが、体積比では4倍違う。 そして、HOより大きなOゲージ、さらに大きなゲージは迫力があるが、場所の取り方の桁が違う。 車両を置くだけでもすごく場所を取る。 もちろん費用もかかる。
長年模型をやってきてつくづく思うのはHOゲージというのは実に手頃な大きさの縮尺だなと思うのです。 車両を作るのにも観賞をするにも、走らせた時の音も迫力も手頃なのです。 だから、ある程度の年齢になればHOを軸足にしたらどうかと思うのです。 私を見ればわかるけれど、Nをやめたわけではない。 軸足がHOということで、手軽に買えるNも時には楽しむ、でもメインはHO。
HOは高くて買えないという人も多いでしょうが、買えるような年齢になればHOのほうが買った後の値打ちがある。 というのもNは安いのでついつい衝動買いでたくさん買ってしまう。 結局使う金額は同じになるのですが、たくさん買うと仕舞い込んでいるだけで使わなかったりする。 だから、少なくても高いものを買って使い込む方が経済的だと思うのです。(とはいえ真鍮製のHOの完成品は買えないどころか、その気にさえならないのですが、高価なだけではなくて他にも理由があります)
歳をとると、目が辛くなる。 私なんぞNの車両を線路に乗せるのなんか大変だし、カトーのTGVなどの連接車をつなぐのはもう無理だ。 Nゲージのレイアウト、南フランス線を作ったけれど、たった一年で解体した。 景色は気に入っていたけれど、Nの走りのチープさと連結の手間が許せなくなっていたのです。
書けばキリがないけれど、HOが良い。 鉄道模型趣味誌にNゲージの車両を精密に作っておられる記事があるが、写真で見たら素晴らしいが、はたして実物を見たら小さすぎてその精密さがわからないと思えるほどです。 だから、Nゲージで時間をかけて精密に作るのは勿体無いと思うのです、せっかくならHOゲージで作ったらと思うのです。
HOは走らせるのに広い場所がいるという人がいますが、私のホームページ「鉄道模型のある生活」を見ればわかるでしょうが、一畳あればHOは走ります。 F級の電気機関車に20m級の客車を繋いで走ります。
これは弟が昔作っていたHOのレイアウトです、無断で載せてしまいますが、これで一畳で、BEMOと貼ってありますが、BOMOではなくHOゲージです。リバースがある線路配置も抜群です。
というようなことも、Nゲージを今も持っているからこそ言えるのですが、Nに限らず、他のゲージも少しは試したら良いと思います。 メルクリンのZゲージ、高価です。 マルイや天賞堂のZゲージも持っていましたが、手放しました。でもメルクリンのZゲージは手放しません。 高いからです。 やはり大事にするのです。 ブランドのバッグを大事にするのと同じかもしれませんが、安いものを手軽に使うのとは反対に高いものを大事に使うのも一つの手です。 だって持っていて嬉しいですから。
一番最近買ったのがZゲージの機関車、この大きさでこの価格!! というほど高価だったけれど、趣味とはそういうもので、壺や石なんぞ信じられない価格なんだから。
1番ゲージ、LGBは大きくて迫力がある。 これらも直線2mもあれば行ったりきたりで走らせられます。
1番ゲージの機関車、サウンドDCCでドラフト音と共にゆっくり発車させる、とても迫力があります。 こういうものも試してください。
けっきょくHOゲージが増えてきて置く場所がなくなって大きなゲージは手放しましたが、今はHOゲージも断捨離で手放していっています。
鉄道模型は大人の趣味ですから、ゴルフや車などにかなり投資する人もいるでしょう? 鉄道模型にもそれなりの金額を投資しましょう。 そうできるように仕事をがんばりましょう。 私なんぞ地方公務員の安給料でしたが、模型にはかなりつぎ込んだかな?
さて、最後になりましたが、鉄道模型で最高なものはHNモジュールです。 HOゲージのモジュールで皆が持ち寄って大きなレイアウトにして運転する。 私はこれが鉄道模型の理想の姿だと思っています。
他の統計も順次出してゆくつもりです
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特に最近のTNカプラーとかKATOカプラーとかは難儀しました。繋げたいときは一考に繋がらず、外したいときにはなかなか外れない&壊れそう。
アーノルドカプラーが一番楽だと思っていますが、メーカーもユーザーも実感さを優先にしすぎではないでしょうか?
鉄道模型は線路と風景の中を走ってこそだと思います。
繋がらない、壊しそう。 それに勝手に外れる。
大昔に考えられたアーノルドが一番とは、面白いものです。