いやー、驚きました。 火野正平さんが亡くなられたとの事、 腰痛という事なのでまた自転車に乗って現れるかと思っていたのですが、75歳で私より若い。 お悔やみ申し上げますとしか言えません。
我が家には火野正平さんの似顔絵が飾ってあるのです。 そうなんです、この方には思い入れがあったのです。
まあ、私の一方的な思い入れではありますが、テレビの「こころ旅」は毎日見ていました。
丹後鉄道での映像で、後ろにおられるのはかの有名な車両のデザイナーさんで、我が仲間内ではまたこの人のデザインかと、ちょっとお腹いっぱいの人であります。
さて、火野正平さん
時は、2020年、新型コロナ真っ盛りの頃です。 私は高齢者の学校の似顔絵のクラスに入っていました。 本来は4月から授業があるのですが、コロナのせいで9月からになり、半年しか習うことができません。
2回目の授業でこんな絵を書かされて、結構誰かわかるでしょう?
その時に思ったのは案外簡単に似顔絵が描けると、でも、この方達は特別に特徴がある人たちだったのです。
その後、作品作りということで、私は火野正平さんを選んだのでした。
適当な写真から火野正平さんの顔をスケッチしてゆく。 髪の毛があるのは若い時です。 でもね、どれを取っても似ていない。 と言うか、似てこない。
こういうものをたくさん書いて練習です。 なにせ似顔絵なんて初めての経験ですから。
今度は作品のための、デザインの練習です。
色塗りの練習です。 色鉛筆す。 これで良いかなと思ったら大間違い、顔が似ていない。 似顔絵科ですから似なければ。
いろいろ頑張りますが、こんなんじゃダメなんです。 似顔は絵ではない。 それにしても目が難しい。
文字で顔の特徴を書き出しなさいと言われるのです。 眉毛、目、頬、などなど正平さんの色々な写真を見て特徴を書き出します。 実はこれが難しい。 鶴瓶さんと渥美清さんは、この辺りがとても楽だったので、すぐに描けたのですが、まあ、難しい。
表情を変えた絵を次々に描いて、どの表情にしようか考えますが、どれも似ていない。 あ〜難しい。
最終作品がこれです。自転車やヘビを入れれば、多少顔が似ていなくても火野正平さんと分かるだろう。 こういう小道具も大事なのです。
描いているところです。 どれほど正平さんの顔を見たことか。 どれほどやり直したことか。
大阪市の某区役所にも展示されました。
いろいろ元気を与えていただいてありがとうございました。我が家のすぐ傍も通られたようですし、日本中そう言う方は多いと思います。
ということで、正平さんのお悔やみのブログとさせていただきます。
天国で、蛇やカエルたちと仲良くやって下さい。
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