鉄道模型のある生活ブログ

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1997年 フィンランド その5 学会とサウナ

2023年07月03日 | 海外旅行

フィンランドには、国際計測学会で発表するためにきました。

学会場受付です。 ここで名前を言うと、出席費が支払われていませんとのこと、そんなはずはない、日本で3万円は支払ったのにと思ったら、まだ残りの4万円余りが支払われていないとのこと。 会費7万円超とはびっくり。 普通の学会では懇親会費を入れても1〜2万円程度なので、高い、と言っても仕方がないのでカードでお支払い。

 

係員の人に 「ミカ・ハッキネンに似てるな」と言ったら「俺はあいつより背が高い」と言っていた。 ミカ・ハッキネンは当時超有名なフィンランドのF1ドライバーで、この翌年にはワールドチャンピオンになっている。 フィンランド人はみんな似ているような気がしたんだけれど、知っている人、似ていると思いませんか?

 

窓の外を見ると、着物姿の女性が歩いてくる。 どなたか日本人の奥さんだろう。 フィンランドで着物姿を見るとは思わなかった。

この学会は、計測学会なので、計測とはあらゆる分野で使われているので、ものすごく範囲が広い。 だから沢山のセッションに分かれ、50〜100名ぐらいの小部屋に分かれて発表が行われる。

会場では座長が2人いて、発表は座長が進める。 これは、私を指導してくださっているK先生が座長をしているところだが、私の発表の座長はもちろん違う人で、知らない人だ。 ちなみにK先生はこの学会での重鎮で、この先生の世話になった日本人も何人もこの学会に出席されている。

さて、私が発表するのだが、問題は英語だ、英語が苦手なのだ。 発表スライドや原稿はあらかじめ考えてあるので、その英文を読めば良いのだが、もしも、会場から質問があった時にどうしよう。 当然英語で質問されるので、質問の意味すらわからないかもしれない。

そこで、事前に座長に会って、英語が弱いので助けてと言おうとしたが会えなかったので、座長への伝言のメモに、そのことを書いておいた。

でも、それだけではまだ不安だ。 さいわい、この学会には知っている日本人の先生たちが何人か来ておられる。先日サウナに行った新潟大学の先生もそうだが、専門が私と少し違うので、私宛の質問が理解できるかどうかわからない。  でも、以前シカゴ大学でお世話になったFさん、今は岐阜大学の教授だと思ったがF先生がおられた。 実はこの先生と私は、私の発表する内容に関して異なった持論を持っておられる人で、ということは、私のやっていることをよく理解しておられる。 もちろん英語もペラペラだ。 そこで、何かあったら助けてと、F先生にこのセッションに出てほしいと頼んでおきました。

用意万全、発表は8分ほどで、練習したようにすんなり終わったのですが、やはり会場から手を挙げる人がいた。 質問だ。

イギリス人だったが、案外簡単な質問で、質問もわかるし答えることもできた。 やれやれ。

と言うことで、発表が終わったのですが、休憩時間に私の取り巻きの日本人たちが、そのイギリス人を捕まえて逆質問の嵐。 と言うのも、学会発表自体、私はこんなことをやっていますよと言う紹介みたいなもので、それに質問した人も、似たようなことをしていることがわかるので、仲間意識でどんなことをしているのか質問しているのだ。

かくして、発表は終わり夕方からは、島でバーベキューパティーがある。

船乗り場で案内係の美人と、 スーツにネクタイは発表した後だからです。

 

船で島に渡ってからのバーベキュウパーティ、

そこで一生忘れらない経験をしたのですが、

つづく

 

 

 

 


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