鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

80歳になりました

2025年02月23日 | 鉄道模型全般

私、昨日 80歳になりました。

歳はとりたくないけれど、何故か毎年確実に年齢が上がり、ついに80歳。何をするのもしんどいし、体のあちこちが痛いし、、

ということで、昔話が多くなり昨日も書いたのですが、今日は模型関係。

 

鉄道模型は10歳ごろにはやっていたので、もう70年も鉄道模型人生をやっているんだ。

思えば色々な大きさの模型を触りました。

初めはOゲージからです。 ブリキのB型のデッキ付きの電気機関車。 モーターも買えないので手で押してでありましたが、そのうちにモーターもつけて、友人の家の大きな座敷でブリキの線路を敷いて、ぶっ飛ばす。 交流なのでスロットルを戻しても惰性で走る。 まあ、ダイナミックなこと。 

そしてぶっ飛ばしてはカーブで線路から飛び出して、畳の上を転がってゆく、機関車を手で掴んでまた線路に乗せて飛ばす。 いや〜走らせるのが面白かった。 なんと言っても大きいのでダイナミックでした。 それに比べて今の子供はかわいそうです。Nゲージみたいな小さな物でしかも精密、これではダイナミックな感覚は生まれない。 

今までに触ったゲージは大きい方から、2番ゲージ、1番ゲージ、LGB、Oゲージ、Oナロー、ハーフO(HO)、HOナロー(HOn3,HOe)、TT、N、Z  などなど、何か抜けているかもしれないけれど、Tゲージ以外のほとんどです。

 

Oナローの上海市電です。 

 

コントローラーの制御方式では、AC、メルクリンAC、DC、トランジスタースロットル、メルクリンディジタル、DCC  いろいろ使いましたと言うか今でも使っています。 昔はコントローラも自作しました。セレン整流機で直流にしてレオスタットで速度コントロールです。 低速がうまく走る様に、SCRを使ったり、実物の感じで速度が上がるトランジスタースロットルなど。

トランジスタースロットルです、2SCなんとかとか言うパワートランジスターを使っています。 電源コードも箱の中に収まる様に工夫してあります。

 

初めて作ったまともなレイアウト、駿遠線でもトランジスタースロットルを使いました。 真鍮色のマスコンが見えるでしょう?  これは大失敗。 トランジスタースロットルは問題ないのですが、車両が悪い。集電が良くて、まともに走る車両でないと、この方式は無理でした。

 

一方レイアウトは

この駿遠線をはじめとして、Nゲージのレイアウトをいくつか作りかけては壊し、完成したのがスイスの情景のゴルナグラートバーン(N)です。

オリエント急行が走る本線と、RhBを模した山岳線。  背景のユングフラウは水彩絵の具で手書きです。

こういうレイアウトが家にあると、見ているだけでも爽快になります。

 

この後、メルクリンHOでレイアウトを作って、それから2線のHOでとか、作ったレイアウトは数知れずで、もちろん日本の景色もあればドイツその他の景色や、パイクの小さいものまでもう覚えていないほどです。 今も家にいくつもレイアウトがあります。 棚の中に入る小さいものもあります。

 

車両はと言うと、スクラッチビルトやキット組み立てもたくさんあります。

60年ほど前に真鍮板から切り出してスクラッチビルトで作ったC57です。 最近これを家の狭いレイアウトで走るように急カーブ対策をして(R360を走れる)、さらに最新のサウンドDCCを積んで、発煙装置もつけてドラフト音をさせながら煙を出して、汽笛も鳴らして走る。

 

しかし完成品を買うことの方が多い、好きな車両をお金で買えるし走りも良い。 

日本型だけではなくて、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、フランス、ベルギー、オランダ、ノルウエイ、それからアメリカやイギリスもある。 まあ、断捨離で、かなり手放していますけれど。

 

ライオネルのカブースもあるんです。 3線式でローラー型の集電シューがついています。

ということで、車両でもレイアウトでも日本型しかやらない人の気がしれない。 

ホンダがバイクから車を作り始めた頃、F1に出始めた。まだまともに4輪を作れない頃だ、その時に

「ヨーロッパやアメリカ行ったことがないと、N360の考えは浮かんでこない、ヨーロッパでミニを見たからNが生まれた。 F1で世界を見ることが大きな財産になった。」というようなことをテレビで言っていました。

今どき簡単にヨーロッパに行けるのに、ネットで簡単に画像や映像が見られるのに、まるで、和服を着て箱膳で飯を食べて、洋食などもってのほかだと言う様な、日本型しかしない模型人が多いのは、やはり鎖国の国の人間だなと思ってしまうのです。 若者よ、世界に出よう! いや、中年、高年も世界に出よう!

 

こういう模型経験をしてきたことで、私の模型感が形成されています。 そこで、上から目線の物言いになるかもしれませんが、年寄りの戯言を聞き流していただきたい。

家に来た人から模型を見て、すごくお金を使ったでしょうと言われますが、使える範囲でしか使っていません。 ただの地方公務員でしたので、給料は普通です。 家も小さな家です。

 

私の、鉄道模型の理念は

「家庭で走らせよう」

 です。 

 

⭐︎   明日24日はHNモジュールの運転会です。

 興味のある方はおいでくだだい

  場所: 大阪府枚方市  京阪電車 枚方市駅 徒歩5分

      枚方総合文化芸術センター  創作活動室

  時間: 一般公開 11時頃から2時半頃  昼食休憩あります。

      無料です。

 

 

 

 


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