この間の政府調査によると15才~24才の非正規の割合が47%に達したとの事である。昨日の7時30分からのNHKドキュメンタリーで報道がされておりました。新宿の公園で炊き出しが400 か500行われているとの事であった。派遣村はなくなるどころか未だ未解決のまま取り残されていると言う事でしょうか。其の中で20代、30代の生活保護を受ける若者が増えているとの事であった。インタビューされた中では20代でホームレスになってしまった若者が答えていた。高校卒業後メーカーに勤めそこをやめて飲食店関係の仕事についたがいじめにあい、そこを止め結果的にホームレスになっているとの事であった。地下街の試食を食べ、夜になるとダンボールの紙をもって地べたで寝ると言う生活である。
他には若者中心の生活保護からそれを脱するように取り組んでいる民間団体の紹介であった。多いのは職場でいじめに会った人達や又其の中で心に障害を負った人達までさまざまであったがその民間団体のスタッフによれば、中々そこから抜け出すのは難しいと言う事であった。最近の所謂生保バッシングではそれで楽をしているのだろうとか言う主張があるように見受けられますが、しかしながら果たして20代、30代で生保を受けそこから脱することが困難な生活になんの希望があるか考えてほしいのである。
またここでこの数字を見るなら非正規の問題は極めて深刻な社会問題であろうということである。この数字で言うなら高校卒業して働くと言う場合、恐らくは二人に一人は不安定雇用に就いているという事であり、そこから言うなら”誰がホームレスになってもおかしくないと言う状態である”。経団連等々から日本的雇用、終身雇用の破壊が言われて久しいがそれが実現した今この日本と言う国がどうなってしまっているのかよくよく考えてほしい物である 経営者団体と言えど日本人である事に違いは無いであろうから。
またここで一言しなければならないのは次期総選挙でやはりこの非正規をどう解決するかは一大問題であるという事である。パフオーマンスだけで後なんの経済政策もない例の団体が”一定の”(今後どうなるか些か微妙と思えますが やや本日でも馬脚を現しそうですが)支持を受けるかのように言われていますが、我々有権者は自ら情報を集め又発信し、自分の判断でこの国の将来が些かでも明るいほうに向けるようにしなければならない。