青木功会長は、島田幸作元会長の任期と同じく長い苦節の中、82歳になるまで、闘志をもやして、日本ゴルフ界のためにJGTO会長として尽力をしてきた。ツアーの試合数などの減少で、巷から非難を浴びてきたが、コロナや日本経済の不況下であっても組織を持ち応えたのは、青木以外に人材はいないと記者は口角泡を飛ばして論じてきた。青木にすべての責任を負わせるのは、間違っている。青木がよかれと信じて、キャビネットを組んできた人たちの国際的感覚が少々鈍ったのではないかと思料する。世界は、ビッグツアーの誕生が数多く、特にPGAツアー一点張りの世界に、世界一の折り紙が付く元トップのグレッグノーマンとサウジのスポンサーでLIV組に多くのメジャーチャンピオンが流れ変革をもたらせた。マスターズチャンピオンのお多くが、LIVツアーに移籍したのは。時代の潮流といっていいだろう。JGTOは、ビッグツアーになる素質は、十分持っていたが、資金提供のスポンサーが、我が国に存在なく、不況経済の嵐をまともに受けて身動きが出来なっかったのが、青木の不運であったといえる。丸山茂樹、松山英樹のPGAツアー勝利の前に、青木はPGAツアーに優勝し、日本ツアーを世界にアッピールした唯一の選手である。
青木が、いたらこそ、JGTOは、ここまで来ることができたと思料する。
青木には、よく頑張ったとねぎらい今後のJGTOに最高のアドヴァイスを願いたいのが、記者の彼に対する評価である。朴訥とした彼の人生は、まだ、終焉ではない。始まりといっても過言ではない。
次期のJGTOの会長には、選手サイドではなく、政治経済人からの選抜がいいのでないか。
本当に、ご苦労様でした。
The Golf Times 会長 古賀剛大