終戦記念日に、思いおこす。20歳の若き年齢で、特攻隊員として、散っていった兵ものどもは、国や父母や兄弟姉妹の安息を願い、命を散らした。この日が来るたびに、涙が渇くことはない。物量と精神力の戦い、一度でも勝利すれば、講和条約を優位に持っていけると、当時の首相小磯のむなしい言葉である。戦況は、まさに不利の中、最後まで精神力を失わず、国民は、正直であった。お多くの特攻隊のなか、朝鮮出身の隊員も多くいた事実、一緒に命を捨て戦った英霊、何も言わなくても、頭が下がる。当然靖国神社の住民になっている。かの英霊たちの犠牲のおかげで、われわれは、現存しているのではないか。絶対にわすれないように、心に刻むべきであろう。
英霊に敬礼
日本時事新聞社 論説委員 古賀剛大