ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

PGA Championship , Southern hills の難しさ。日本選手の技術が追い付ない

2022-05-22 | 危うい日本のゴルフの世界

104 PGA Championship  

Joseph Gordon 

現地;GT /Press/ Correspondent /USA

3日目までの報告

日本選手には、技術が足りない。日本の代表選手でも、日本のコースで、甘いセッテイングで、常に財布を潤している選手が通用するような場所ではない。この大会は、オープン競技ではなく、全米オープンのような難しさはないと勝手に思っていたが、2022年、103回の全米プロ選手権は、並々なら協会の本意を表したサザンヒルズだといえる。勝利するために、自分は、プレーするのだと言い切ったタイガーは、負傷が癒えない今も、予選を通り、全方位型で勝負に出ている。この静かな英雄の闘志に、ギャラリーは、叫び、笑、嘆き、涙を抑えず、小雨でも微動だにしない。オクラホマがほこるメジャーの地、サザンヒルズは、全米シニアでも、ドイツのチェイカが勝利して、、ランガーに良き後継者だと言わしめた因縁のコースである。3日目は、小雨も落ちて、体感温度もしっかり下がった。半袖から、カーデイガンがいるほど、寒くなった。優勝候補の一人、コーリンモリカワも苦戦し、ジョンラームもオーバーをなかなかイーブンに戻せない。英樹は、落ち着いたプレーでアンダーに入れないジレンマを持ちながら、安定度を主軸にラウンドしている。実は、優勝候補の10位に、英樹は上がっていた。英樹が、神様と尊敬するタイガーさえも、苦戦中である。英樹の好敵手になると昨年のマスターズで言われたザラトリスが、9アンダーでトップ。トーマス、マキロイが線上を行くべく好戦して華々しい。鈴なりのギャラリーにマスクの人は誰もいない。ゴルフの人気は、衰えるどころか、ますます盛んになって難局の時代を潜り抜けそうだ。

いずれにしても、英樹を除いて、ここで戦える技術を持つ選手は、日本にはいない。
日本の選手が悪いのではなく、:経験値を必要とするフィールドが、日本には存在しないのだ.

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第2のメジャー、PGA Championship  19日から4日間 松山?

2022-05-18 | 危うい日本のゴルフの世界

GT /Press/ Correspondent /USA

Joseph Gordon 

THIS WEEK

PGA Championship

May 19 - 22

第2のメジヤー 始まる

50歳にしてこのメジャーを昨年制覇しphil ミケルソンは、タイガーとともに参戦といわれていたが、直前、不参加を宣言した。PGAツアーがリブゴルフ(グレッグノーマン主幹事)に反旗を翻して、リブツアーに出る選手にストップをかけてぎくしゃくしている中、フィルも巻き込まれた形で、権利のあるマスターズやPGA選手権の不参加を示したものである。足をかばいながら72ホールを消化したメジャー15勝のタイガーウッズは、二クラスにあと3勝と近づいて、PGA選手権に命を削って、ファンを引き付けてやまない。観衆も依然と同様に、入場を許可するので、メジャーらしい熱い戦いが観られるのは、間違いない。松山英樹が 調子を戻し、いい状態が続けば、2017年のような活躍はもちろん、勝利さえも。見えてくる。記者は、松山に相当な確率で、勝利のにおいがしてくるのを抑えきれない。全米オープンや全英オープンを控えて、まさにトッププレヤーは、最大の関門をまず通り抜けるエネルギーを発揮する日々の連続であろう。さあー、19日、明日より始まる世紀の戦いは、始まる。

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なぜ、ロシアは、現実の読みを誤ったのか❓ 検証する

2022-05-15 | 日本の未来

なぜ、ロシアは、現実の読みを誤ったのか

日本で得るニュースは、90%が西側よりであるため、理解不足が生じる可能性がある。今回は、NATO側とロシア側を比較考察するのではなく、情報整理としては世界をリードするロシアが、なぜ下手を打ってクルドサックに入りこんだか、その状況を解説する。

ロシアは、NATO側を軽く見たわけではないが、生活権の基礎であるガスは、ロシアパイプで欧州に送られている。NATOの中核であるドイツには、完全に生活権を危うくするガスのストップは、鬼門であり、ロシアには逆らえない情勢下にあるとロシアの首脳部は、考えていたのだろう。NATOの団結はありえないと解釈していたのだ。ところが、ウクライナがロシア侵攻をくい止め、犠牲を出しながら強い抵抗と戦線を強化しているところから、ヨーロッパ全域に反ロシア団結が出来上がり、隣のフィンランドですらスエーデンとともに、NATO加盟を申請するというロシアにとっては、考えてもいなかった情勢が起きている。その予想が掴めなかったのであろう。これもまた、ロシア首脳部、プーチン側の大きな判断誤りがあったのは間違いない。世界から見ても、経済動向が互いに停滞し活動が停止すれば、想像を超えた不況が来るのは、当然であろう。ロシアの読みの違いは、同盟関係に近い中国が一歩を足を引いて、ロシア側に寄り添った言葉は現在乖離している。このロシア侵攻によって、中国にとっては、台湾侵攻が近いと言われていたが、一歩下がった政策を考えざるを得ない状況になったといえる。ロシアのもうひとつの読みの間違いは、NATOをはじめウクライナを援助する各国家の軍事が、進歩していたという過程を読み切れなかった点にある。ウクライナの反転攻勢はサルジニー最高司令官が指摘するように、占領された地域を奪還している点から、ウクライナの軍事力を軽視していたロシアがある。

ロシアの読み違いは、大ロシアを普通のロシアにおとしめた重い侵攻のつけが回ってきて、NATOの全盛時代を迎えるかもしれない。核を使えば、勝利者も敗者もなく、世界は消滅、人類は終わりを告げる、まさに危険を超えた悪魔の戦争になってはならない世界がある。

                     日本時事新聞社

                      論説 委員  古賀剛大

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