なぜ、日本のゴルフは遅れたか?
まず根本的に教える側の勉強不足と世界水準を見逃した罪による。
教える側は、いまだに、インパクトで手を返せという理論と右手はつねに左手の上にあると20年前の教えを強要している。20年前に、この理論は、現在のクラブには、不適当であると欧米では、否定されて久しい。
それにコッキングを強要する。これもまた、現在の打法には合わない。長いクラブをコッキングを使っていたら、手首を痛めるか、肩を痛めるか、究極の蓄積されたパワーが、消える。現在は、そのままテークバックして、そのまま、インパクトを迎える。つまり、ピッチャーのボールを遠くホームランを打つには、左手は上にある。そのまま、体を折れば、左手は、上になったまま、ボールをヒットする。右に行くのは、体の回転が少ないためである。体の中心から左腰は後ろにしっかりひかれて、クラブが下りてくる道を三角形の形でヒットする。今どきのクラブは、分厚く当たらないと、重い球は出ない。軽すぎるクラブも考え物だ。
なぜ、日本のゴルフが世界に通用しないか?
コースのありか方が、優しすぎて、欧米もしくはアジアに難度で差がありすぎる。今の我が国のプロが、アメリカ2部リーグのゴルフトーナメントに出ても、予選すらむつかしいだろう。すでに欧米を含むアマチュアさえも日本のプロの技術を上回っている。それは。20年間遅滞したゴルフ技術で日本では通用してきたからである。
教える側の学ぶ場所がないのも問題である。コーチングスタッフがしっかり欧米で勉強してくればいいものを、途中で帰国して挫折に値するレッスンプロが我こそは、教えて狂わせているのが現状である。
なぜ、昨日でたような学生プロが、USツーなどですぐに優勝できるのか。それは。学生時代に、現代のゴルフをしっかり学び実践しているからであろう。井の中の蛙、の域を出ない日本のゴルフ、欧米に追い付くには、教える側の人材を再教育するか、人材を早く作ることであろう。
スポーツは、日々変動している意識を持たねばならない。それは、時代による柔軟性を育成する気概を持つことだ。ゴルフは、生き物、進歩しているのである。
執筆同人 古賀剛大