YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

点火システム

2021年10月13日 | パーツなど
スペアのイグナイターの動作確認をしたことがなかった。

かなり昔(10年以上前)、ヤフオクでフィールドコイル&ステーターコイルを落札した時に、確かオマケでつけてくれてたもの。


カプラーをスペアに繋ぎ変え、始動を試みた。セルは回るがエンジンに火が入らない。


抵抗値をチェック。ほとんどしんでいる。

色々ググってみると、中の電子部品の内、特に電解コンデンサーはとっくに寿命が過ぎている模様。

てことは、今付いているイグナイターも、いつトラブルが発生してもおかしくない状態だと思われる。

途端に気になりだしてきた。

電解コンデンサーの容量を調べ、電子部品屋に発注。ついでにマイラー(フィルム)コンデンサーとタンタルコンデンサーも。

パワートランジスタ2個は、eBayで最近買ったスペアがある。

現在基板にくっついているコンデンサーを取るのに苦労した。ハンダ吸い取り器まで買ったのだが、ハンダが古すぎるせいか、かなり長い時間ハンダごてを当ててもなかなか溶けない。

さらに、保護するために基板全体にかかっているフィルム塗料ががっちり付いてるし。


何とか、電解コンデンサーは全て、あとマイラーコンをいくつか交換した。

が、やはり動作せず。

スペアが使えるようにならなければ、現状とりあえずちゃんと動いているメインのイグナイターに手を入れるのは、かなりリスキーな気がする。

かといって、今のところ調子はいいけど、いきなりエンジンが止まる可能性も大。

他の選択肢を調べてみると、

A:CARMO electronicsというオランダの専門のリペア業者に送り、今のイグナイターを修理してもらう。

B:Newtronic というところのContactless Electronic Ignition Systemに換装する。

C:日本のUpshiftというところが出している、「ブラストイグナイター2」に換装する。

Aについては、XS400だったかの修理実績はあるようなので、XS250でもいけるのではないかと、メールで問い合わせたが返信なし。

Bは、ポイント点火車に使えることは明記されていたが、元々トランジスタ点火の車両にも使えるか確認のためメールで問い合わせた。
返事は来たが、どうもはっきりしない。トラブルが起きたときのことを考えてなのか、あまりかかわりたくないみたい。

Cは、車種別で出ているわけではなく、汎用で、デジタル制御、パソコンと接続して点火進角を400rpm刻みで設定できるらしい。
かなり面白そうで、セッティングを色々変えて乗ってみたらどんな感じだろうかと興味はあるが、とにかく値段が高すぎるので躊躇する。

そんなわけで、ここ最近は夜な夜なXS250の配線図をじっくり見たり、バイクの点火系について勉強している。