天津ドーナツ

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自信

2011-08-22 20:51:35 | 顧問・アドバイザーから
「自信がありません」とよく口にする学生がいます。

「自信を持つように」とよく口にする先生がいます。



でも、私は、そういう人たちと、どのような話しをしたらいいのか、

とまどってしまいます。

それは、この人たちが言う自信が、何に対するどの程度の自信なのかが分からないので、

その後の会話を続けるのが難しいのです。

自分の日本語が日本人に通じる自信がない、とか、

スピーチコンテストで、覚えた原稿を間違いなく再現できる自信がない、とか、

観客があくびをしても笑顔をキープできる自信がない、とか、

自分のミスをストレートに指摘してくる人を相手にする自信がない、とか、

会話が上手になる自信がない、とか、

社会に出て経済的に自立する自信がない、とか、



何かしら具体的に話してくれたら、こちらも一緒に考えることができます。

それは、この場合の自信がないというのは、

「それができるようになるための効果的な練習方法・ポイント・考え方を知らない」

「どこの誰がそれを教えてくれるのかを知らない」

ということとほとんど同じで、解決方法を一緒に考えることは可能だと思うからです。



私自身のことを言えば、人間関係を構築する・友好的に保つ・修復する・上手に終わらせるという自信がない、

つまり、人間関係に不安があると大変だなと実感しています。

(あんまり気にしない人もいますよね)

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ドーナツは、学生たちのそういうさまざまな不安(自信のなさ)を解決するために作りました。

それがどれだけの効果があるのか、おそらく10年、20年という時間が経たないと検証はできないと

思いますが、教育とはそのようなもののはずです。



20年後、中国も日本も、今とは違う社会になっていると思いますが、

そのときの社会の中心になっているのは、今の大学生たちです。



願わくば、ドーナツを卒業した学生たちが、自分の頭で考え、周囲の人と協力し、

自分がいる社会に貢献できるようになっていてほしいものです。

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