ヒマ人クラブ

NO MUSIC NO LIFE! ジャズ、ロック、フォークが好きです。気ままにやっていきます。

マイ・コレクションの発掘第15回(日本のフォーク・ロック編その6)

2009-03-03 | マイコレクションの発掘

’71年の加川良御大の『幻のフォークライブ傑作集』の締め括りは、

「あの“教訓Ⅰ”が帰ってくる。

1971年の中津川フォークジャンボリーで加川良は爆発した。」(タスキ文より)

と紹介された『幻のフォークライブ傑作集12 加川良ライブ 中津川フォークジャン

ボリー’71』です。

収録日をアルバムの資料データでみると、8月7日とありますが、

A面とB面は収録日は違うようです。

A面始まりの御大のMCで、昨日は一人でやりましたけれど、というコメントがあり、

ドラム、エレキ・ベース、エレキ・ギターの入ったバンド編成で唄っています。

B面はソロで、夜はあちらでやりますので、軽く練習しましょうというようなコメントが入

ります。

SIDE1  1 姫松園(加川良)  2 教訓Ⅰ  3 僕とボビー・マギー(中川五郎)  4 求めます(加川良)  5 お前と俺(加川良)

SIDE2  1 ウサギとカメ(加川良)  2 木枯らしエレジー(加川良)  3 教訓Ⅲ(加川良)  4 戦争しましょう(加川良)  5 伝道(加川良) 

「教訓Ⅲ」は、御大が唄う前に、なぎらけんいち氏が「教訓Ⅱ」を唄ったようで、あえて

御大は「教訓Ⅲ」を唄いますといって「教訓Ⅰ」を唄いました。決して、未発表ヴァージ

ョンではありません。

 

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マイ・コレクションの発掘第14回(日本のフォーク・ロック編その5)

2009-02-28 | マイコレクションの発掘

御大のMCにユーモアがあふれている。

かなりライブをこなしてきた成果であろう。

このアルバムでは片面で御大の唄がたっぷり聴ける。

アルバムにおける扱いもだんだん変わってきた。

SMS盤『幻のフォークライブ傑作集23 ’71フォーク・アウト・フォーカス』SM38-4031~32(2枚組)

’71年10月28日 日本青年館録音

SIDE1  1 無題(加川良)  2 こがらし・えれじい(加川良&西岡たかし)  3 教訓Ⅰ(加川良)  4 悲しい気持ちで(加川良)  5 夜汽車に乗って(加川良)  6 この世に住む家とてなく(加川良) 7 伝道(加川良)

SIDE2  1 夜中の二時(三上寛)  2 小便だらけの湖(三上寛)  3 夢は夜ひらく(三上寛)  4 犯されたら泣けばいい(三上寛)  5 妹売歌(三上寛)  6 誰を怨めばいいのでございましょうか(三上寛)  7 あなたもスターになれる(三上寛)  8 ひびけ電気釜(三上寛)

SIDE3  1 西岡サウンド・ストーリー(君知ってる~死ぬことの生きがい~もしも僕の背中の羽がはえてたら~ポケットの話~魚~ラブ・ソング) 語り 西岡たかし

SIDE4  1 そんなに愛が欲しいなら(西岡たかし)  2 何か考えてみて下さいよ(西岡たかし)  3 ちっちゃな ちっちゃな女の子(西岡たかし)  4 二人は(西岡たかし)

アルバムのタスキ文から

「フォークとは果たして、唄うことだけなのだろうか?西岡たかしの話術が生きてる。このサウンド・ストーリーを聞いて欲しい、そして、加川良の渋さ、三上寛の絶叫を聞いて欲しい。」

解説は、鈴木勝生氏。

さて、御大のA面の4「夜汽車に乗って」(詩・曲 シバ)とありますが、実はいとうたかお氏の「あしたはきっと」です。確か、’72年の春一番でも唄っていたと思いますが、御大の「あしたはきっと」のライブ録音は、大変貴重だと思います。

いとうたかお氏と御大は、’71年の中津川で出会っています。そして、いとう氏が唄う「あしたはきっと」を御大が聞いて、いとう氏にこの唄を唄ってもよいのかと声を掛けたのです。

その後、御大から渡氏に紹介されたいとう氏は、渡氏のアルバム『系図』で「あしたはきっと」を唄いました。

御大のUSEDツアーの中で、「あしたはきっと」の一部をアレンジしたリフをライブのオープニングで使っていました。残念ながら、USEDのアルバムには収録されませんでしたので、これを聴いた人はラッキーっ!でしたね。

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マイ・コレクションの発掘第13回(日本のフォーク・ロック編その4)

2009-02-27 | マイコレクションの発掘

今日、紹介する発掘盤は、マイ・フェイヴァリット・ミュージシャンで埋め尽くされています。

こんなアルバムなら、もっと聴きたくなります。

SMS盤『幻のフォークライブ傑作集22 ’71ロック・アウト・ロックコンサート』SM22-4027

’71年8月21日 日比谷野外音楽堂録音

SIDE1  1 プカプカ(みなみの不演不唱)(ディランⅡ)  2 子供達の朝(ディランⅡ)  3 男らしいってわかるかい(ディランⅡ)  4 待ちすぎた僕はとても疲れてしまった(遠藤賢司)  5 カレーライス(遠藤賢司)  6 寝図美よこれが太平洋だ(遠藤賢司)

SIDE2  1 春らんまん(はっぴいえんど)  2 空いろのくれよん(はっぴいえんど)  3 モモンガ(はっぴいえんど)  4 かくれんぼ(はっぴいえんど)  5 教訓Ⅰ(加川良)  6 ゼニの効用力について(加川良)  7 戦争しましょう(加川良)

解説は、鈴木勝生氏。

御大について、「加川良はこの年の中津川で一躍ヒーローになった。この3曲を聴けば彼のスゴサがはっきりとわかると思う」と記されている。

納得である。

御大の歌唱力!!!

A面の6は、定番はウクレレであるが、ギターで演奏している。

また、B面の1 何と岩井宏氏がバンジョーでイントロを奏でている。

前回紹介のライブが’71年の4月、こちらが同年8月。

では、次は?

御大のMCの変化がわかります。

 

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マイ・コレクションの発掘第12回(日本のフォーク・ロック編その3)

2009-02-26 | マイコレクションの発掘

’90年代は、マイルス・デイビスが亡くなり、ウィントン・マルサリスはデビュー当時の溌剌とした演奏から遠ざかり、ジャズ界はジャズ・フェスティバルで盛り上がっているのに、中身がない状態になってきたと、当時の私は感じていた。

まずは、’70年代ロックのライブ・アルバムを収集し始め、続いて、日本のフォーク・ロックのライブ・アルバムを収集し始めた。

2000年3月にパソコンを購入し、インターネットを始め、’01年にはネット・オークションのお世話になった。

それまで、レコード店や中古店でも、見かけたことのないアルバムを知ることになった。

胸をときめかせながら、落札を待つ日々がしばらく続いた。

そこで、見つけた1枚です。

SMS盤『幻のフォークライブ傑作集24 ’71精神貴族フォークの集い』SM38-4033~34(2枚組)

’71年4月13日 神田共立講堂録音

SIDE1  1 伝道(加川良)  2 サラリーマンを馬鹿にしちゃダメよ(岩井宏)  3 アイスクリーム(高田渡) 4 69(高田渡) 5 淋しい気持ちで(高田渡) 6 生活の柄(高田渡、加川良、岩井宏)

SIDE2  1 されど私の人生(斉藤哲夫)  2 時は矢の様に(斉藤哲夫)  3 猫と僕と君(遠藤賢司)  4 待ちすぎた僕はとても疲れてしまった(遠藤賢司)  5 ハローグッバイ(遠藤賢司)

SIDE3  1 愛  2 遠い空の彼方に  3 青い空の彼方から  4 ボクは風(五つの赤い風船)

SIDE4  1 殺してしまおう  2 どこかの星に伝えて下さい  3 大漁唄い込み   4 遠い世界に(五つの赤い風船)

アルバムのタスキの紹介文から

「’71その時代フォークの3バカトリオと云われた良・宏・渡、そしてフォークの貴公子、斉藤哲夫に遠藤賢司、それに五つの赤い風船を入れて妙な集いが開かれた。」

解説は、発売当時新譜ジャーナル編集長 鈴木勝生氏

 

 

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マイ・コレクションの発掘第11回(ロック編その2)

2009-02-23 | マイコレクションの発掘

中古で購入したCDである。

’89年再発廉価盤『T.REX GREAT HITS

このアルバムは、’73年10月に発売されたものである。

T.レックスは、マーク・ボラン(vo,g)のワンマン・バンドと言ってもいいと思っている。

ミッキー・フィン(perc,vo)という相方がいるのだが、単なるロック・ファンは残念なが

らミッキーの名を知らない。

私も、その一人である。

T.レックスは、私の中では「深夜放送」の音楽である。

まだ、ステレオ装置を持たず、シングル・スピーカーのFM・AM・短波ラジオを聞いて

いた時に耳にした音楽であるからだ。

T.レックスは、グラム・ロック(グラマラス・ロック、)という名にくくられた音楽ジャンル

の旗頭であった。

この再発盤のライナーノーツを書いた八木誠氏の視点は鋭く、これを読んで初めて

グラム・ロック」というくくりに対する疑問が解けた気がする。

このジャンルには、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージック、時代を下って、カルチ

ャー・クラブなどが含まれているが、そこに音楽的な共通スタイルはないということ。

あえて言えば、ロックまたはロックン・ロールが共通の音楽スタイルとしてある。

化粧を施し、派手な衣装を纏った外見的なものに着目した“ジャンル”が「グラム・ロ

ック」と称された。

これで、納得した。

’77年9月16日、自動車事故で同乗していたマーク・ボランだけが亡くなった。

しばらくして、廉価盤で発売されていたレコード『ザ・スライダー』を購入している。

モノクロ・ジャケのボランがかっこいい。

さて、トランジスタ・ラジオを卒業した私は、’73年のヒット曲「20センチェリー・ボー

イ」以後に作られたT.レックスのサウンドを耳にしたことはない。

『グレイト・ヒッツ』は、『ザ・スライダー』に収録されていない

「チルドレン・オブ・ザ・レヴォリューション」

「20センチェリー・ボーイ」

を補完するために購入したのであった。

ちなみに、「20センチェリー・ボーイ」のレコーディングは、’72年秋の来日時に行わ

れ、イギリスでリミックスやトラック・ダウンされた作品であるとライナーノーツに記され

ていた。

私にとっては、異色のロック・アルバム・コレクションである。

 

 

 

 

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マイ・コレクションの発掘第10回(ジャズ編その7)

2009-02-18 | マイコレクションの発掘

先日、この2枚組のレコードを購入した輸入盤店を訪れました。

10年程前になるでしょうか、世界の「トヨタ」のある豊田市の西部地区あたりになる

のでしょうか。

豊田新駅から徒歩で20分位して、その場所に到着しました。

建物には、既に別のお店が入っていました。

その輸入盤店は、某月刊ジャズ誌に広告が掲載されたのが切っ掛けで知りました。

別の機会に紹介したいと思いますが、エルヴィーン・ジョーンズ参加のアルバムをそ

の広告で目にし、購入してから6年間程、お世話になりました。

名古屋地区では、手に入らないマイナーなレーベルの輸入盤がエサ箱の片隅に置

かれていました。時には、エサ箱の下にダンボール箱に入れられていたので、引っ

張り出して、あさりました。

入口左手奥のエサ箱に、「マイルス・デイビス」と区分けされたその中に、このアルバ

ムを見つけた時は、胸が高鳴りました。

確か、このアルバムの内容は、一度国内盤でCD化されたと思います。

Two Miles Live』Discurios DIS201

録音は、オーストリア、ウィーン ’71年11月5日

メンバーは、

Gary Bartz(as)

Keith Jarrett(ep)

Michael Henderson(b)

Don Alias(pc)

M'Tume(pc)

Leon Chandler(ds)

Miles Davis(tp)

です。

ジャケットは薄紙ですが、コーティングされ、Wジャケットとなっています。

内側を開くと、キースのモノクロ写真が両面いっぱいに掲載されています。

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マイ・コレクションの発掘第9回(ジャズ編その6)

2009-02-17 | マイコレクションの発掘

このCDを持っていることは覚えていました。

しかし、誰が収録されているのか、出演者がどう組み合わせられているのか、忘れ

ていました。

’92年録音『サックス・レジェンズvol.1』キング・レコード、パドル・ホイール・レーベル

『vol.2』とともに発売されました。

16年も棚にひっそりと佇んでいました。

しかし、録音もしっかりしており、演奏も熱く、続けざまに5回も聴き直しました。

メンバー、収録曲を紹介します。

1 DEVIL’S ISLAND  LEE KONITZ(as) JOHN ZORN(as)

2 BAMBOO  ARCHIE SHEPP(ts) DAVID MURRAY(ts)

3 MY LITTLE BROWN BOOK  ARCHIE SHEPP(ts)

4 SPOONIN  DAVID MURRAY(ts)

5 IN A SENTIMENTAL MOOD  LEE KONITZ(as)                                         FRANK MORGAN(as) DONALD HARRISON(as) 

6 FOOTPRINTS  FRANK MORGAN(as)

7 FOUR  DONALD HARRISON(as)

8 TU-WAY-PACK-E-WAY  LEE KONITZ(as) FRANK MORGAN(as) DAVE LIEBMAN(ss) DAVID MURRAY(ts) DONALD HARRISON(as)

9 WHY TRY TO CHANGE ME NOW  DAVE LIEBMAN(ss)

10 BLUES FOR JC  PHIL WOODS(as) HOUSTON PERSON(ts) DAVE LIEBMAN(ss) BENNIE WALLACE(ts) STEVE COLEMAN(as) CRAIG BAILEY(as)

リズム・セクションは

GEORGE CABLES(p)

RUFUS REID(b)

JOE CHAMBERS(ds)

そして、何と、コ・プロデューサーに

吉田次郎(g)が当たっています。

言わずと知れたドキモンのジローさんです。

例えば、アルト・サックスでも、こんなに音色が違うのか、ってのがよくわかります。

4425から143MKⅡにスピーカーを換えてから、ホーンがこんなに気持ちよく鳴っ

たCDはありません。

初期のCDは音が硬いとか冷たいと言われましたが、そうでもないなと感じる今日こ

の頃です。         

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マイ・コレクションの発掘第8回(ジャズ編その5)

2009-02-08 | マイコレクションの発掘

エリック・ドルフィーas、ジョン・コルトレーンts、オーネット・コールマンasとジャズを聴

き始めた早い頃から、フリー・ジャズの入口付近を彷徨っていました。

次に、興味を持ったのが、アルバート・アイラーtsでした。

○ ’64年録音『スイング・ロウ、スイート・スピリチュアル』

メンバーは、

・ Call Cobbs(p)

・ Henry Grimes(b)

・ Sunny Murray(ds)

です。

インター・ネットで調べてみると、このアルバムは現在廃盤のようです。

デイスク・ユニオンのDIWレーベルから発売されていました。

ライナーノーツは、油井正一氏。

このアルバムは、やや録音状態が悪いのですが、貴重な未発表音源として発売され

ました。

フリー・ジャズを聴くときには様々な聴き方がありますが、このアルバムは聴き易く、

アイラーの奏でるサックスの「音」に耳を傾けてください。

アルバムの1番目を飾る「ゴーイング・ホーム」は、皆さんも耳にしたことがあるドボ

ルザークの『新世界』の曲です。

彼の「音」は、あなたの胸の中に飛び込んで来るでしょう。 

’76年11月26日、ニューヨークのイースト・リバーに浮かんだアイラーの「死」を伝

えるニュースがアメリカから舞い込んだと言われていますが、私は前日の25日、三

島由紀夫の割腹自殺のニュースの方が、時代背景として印象に残っています。

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マイ・コレクションの発掘第7回(ロック編その1)

2009-02-07 | マイコレクションの発掘

せっかくレコード・プレイヤーの上を片付けたので、引き続きレコード棚を捌いてみました。

まず、初めに景気付けで、以前紹介した『チェイス』をターンテーブルに乗せてから、

次に引っ張り出したアルバムは、

○ ’72年録音『キャプテン・ビヨンド』キャプテン・ビヨンド

です。

当時、ディープ・パープルのファンになっていた私は、第1期ディープ・パープルに興

味を持ち始めた頃でした。

今は再発されている第1期パープルのレコードは、当時、廃盤になっており、第1期3

枚のアルバムのコンピレーション・アルバムの日本盤をデパートのレコード売場で偶

然発見して購入していましたので、ロッド・エヴァンスがグループを作るという情報

は、私をかなり驚かせるとともに、期待を持たせました。

第2期パープルのイアン・ギランとは全くイメージの異なるボーカルを取るロッド・エヴ

ァンスが作ったハードロック・バンドです。

メンバーは、アイアン・バタフライのリー・ドーマンb、ラリー・リノ・ラインハルトg、ジョニ

ーウインター・アンドのボビー・コールドウェルdsです。

このアルバムを購入当時は、これら凄いメンバーが加わっていても、細かいことには

関心はありませんでした。

グループが作り出すサウンドがすべてでした。

鳴り物入りでデビューしたのですが、ビッグ・ヒットに繋がりませんでした。

このファースト・アルバムはトータル・アルバムとなっており、今回の発掘盤に取り上

げましたが、レコードを聴く時期がやってくると、『チェイス』とともに良く聴いています。

 

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マイ・コレクションの発掘第6回(ジャズ編その4)

2009-02-06 | マイコレクションの発掘

今回は、久しぶりにレコード棚を捌いてみました。

現在は、聴くもののほとんどがCDなので、ついついCDケースをレコードプレイヤーの上に積み上げてしまう習性があります。

昨年の11月にレコードを聴いて以来になります。

○ 『雨の日のジャズ』スー・レイニーvo.

’94年発売、東芝EMIのオリジナル・ジャズ・ヴォーカルLPコレクションの1枚です。

この頃は、ジュリー・ロンドン中心に女性ヴォーカルを聴いていたんですが、寺島氏

の影響でしょうか、ジャケ買いもしました。

購入当時は、まあそこそこかなと思ったものも、今は良く聴こえるんですね。

それなりに年齢を重ねたということでしょうか。

このアルバムがCDで発売されるたびに、良いジャケだな、欲しいなと思ってきました

が、何とレコードで持っていました。汗!

青木啓氏のライナーノーツによれば、’82年に本邦発売となったみたいなのです

が、その道の人たちが彼女の歌を聴いて評価していたからこそ、本邦発売に繋がっ

たんでしょうね。

 

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マイ・コレクションの発掘第6回(ジャズ編その4)

2009-02-03 | マイコレクションの発掘

今回の発掘盤も15年以上聴いていなかったアルバムです。

ローランド・カークは、マイ・フェイヴァリット・ミュージシャンの一人ですが、彼と共演し

ていたラーン・バートンpの初リーダー・アルバムです。

○ ’92年録音『ザ・ポエム』

メンバーは、

・ Walter Booker(b)

・ Jimmy Cobb(d)

です。

このアルバムが、日本制作盤であるところが渋いんです。

当時、デイスク・ユニオンがDIWというレーベルを立ち上げ、日本のジャズ・ファンが

注目しているミュージシャンで、録音に恵まれていない人を取り上げ、リーダー作品

を録音していました。

その一つが、この作品です。

このアルバムにおけるバートンのピアノは、カークと共演してきたことを思い起こして

いただければ多少輪郭がつかめると思いますが、軽快で小気味よいサウンドと言え

ばよいのでしょうか。

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マイ・コレクションの発掘第5回(ジャズ編その3)

2009-02-01 | マイコレクションの発掘

前回に引き続き、アート・ペッパーasのアルバムからです。

○ ’89年リマスター盤『ザ・トリップ

このアルバムも15年以上聴いていませんでした。

メンバーは、

・ GEORGE CABLES (p)

・ DAVID WILLIAMS (b)

・ ELVIN JONES (d)

です。

重要なのは、エルヴィンの参加です。

この時期は、マイルス、コルトレーン、ドルフィーに続いてエルヴィン参加のアルバムをコレクトしていた頃です。

ひたすら、中古レコード屋とか輸入盤ショップ巡りをしていました。笑!

前回のアルバムはギャラクシー・レーベルでしたが、このアルバムは、ブルーノート、プレステッジ、リバーサイドに次ぐ有名ジャズレーベルの一つであるコンテンポラリーの制作になります。

ペッパーは、’70年代中期に現場復帰しますが、復帰以前と復帰後ではそのサウンド、音楽スタンスが変わったという「論争」がジャズファンの間で沸き起こったということですが、私は、既にコルトレーンやドルフィーを耳にしていたので、この「論争」のことを知っても、どちらのサウンドも受け入れられるので、私には意味のないものでした。

同様なことは、マイルスの「アコースティック・マイルス」と「エレクトリック・マイルス」の「論争」にも言えます。

どちらも好きなので、私には意味をなさないということですね。

このアルバムのサウンドは、コルトレーン・グループにエルヴィンが参加していた黄金のカルテットのアルバムのように、ペッパーのアルト・サックスがゆったりと音空間に浮遊し、『トリップ』を味わえます。汗々!!!

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マイ・コレクションの発掘第4回(ジャズ編その2)

2009-01-29 | マイコレクションの発掘

正に、15年以上聴いていなかったCDです。

○ ’90年リマスター盤『トゥデイ』アート・ペッパーas

アート・ペッパーは、マイ・フェイヴァリット・ミュージシャンの一人です。

切っ掛けは、寺島靖国著’87年刊『辛口 JAZZノート』ではなかったかと思います。

この本も、なぜか2冊所有していました。笑!

実家と宿舎に1冊ずつ置いてありました。

本の整理もきちんとしていなくて、行方不明になったので、もう1冊購入しただけなんですね。

そうまでしても、読みたかったんです。

この本はジャズ喫茶の親父本の元祖で、ジャズ雑誌誌上ではジャズ喫茶の親父の

話が時々掲載されることはあっても、大量にお気に入りのアルバムが紹介されるこ

とはなかったですからね。どういうものを聞こうかとまだ彷徨ってた時期ですから、大

いに刺激されました。

前期ペッパーがお気に入りの寺島氏に触発されて、ペッパーを聴き始めました。

学生時代に立ち寄ったことのあるジャズ喫茶「52番街」でペッパーを聴いた時には、

まだモダンジャズ自体にあまり関心がなかったので、ピンときませんでしたが、エル

ビン・ジョーンズが参加した『ベリー・レア』を聴くようになって、ペッパーに急速に接

近していきました。

大いに話がそれてしまったのですが、『トゥデイ』をなぜ購入したのか、発見した直後

には思い出せませんでした。

2、3回と繰り返し聴いているうちに、このアルバムには「マンボ コヤマ」という曲が

収録されていますが、コヤマとは、ジャズ雑誌スイングジャーナルの元編集長を指し

ていることをスイングジャーナルで読んだんではないかと思い出しました。汗!!!

 

 

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マイ・コレクションの発掘第3回(ジャズ編)その1

2009-01-25 | マイコレクションの発掘

あるアルバムを購入するのには、必ず訳があります。

○ ’90年発売『ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー』

ジャズ・ギターには全く興味がなく、マイルスのリズム・セクションであったウィントン・ケリー・トリオの参加が決め手となっています。’90年頃は、ロックにしても、フォークにしても、私自身興味がライブ盤に関心が高かった頃です。ジャズを聴き始めて10年が経った頃で、ピアノ・トリオに少しずつ関心が向かっていった時期です。

 ’93年発売『モーニン アート・ブレイキーの肖像』

ジョン・ヒックスpは、ジャズメッセンジャーズに在籍していたことがあり、元リーダーであったアート・ブレイキーが他界したため、ブレイキーへのトリビュート・アルバムとして、当時まだ新進のビーナス・レコードに録音した作品です。最近、ヒックスのアルバムが一部ファンの間で注目され復刻されていますが、私が彼に注目したのは、このアルバムの10年前にファラオ・サンダースtsの『ライブ』に参加していたからです。『ライブ』は、当時、中古店を探し歩きましたが、なかなか手に入りませんでした。

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マイ・コレクションの発掘第2回(日本のフォーク・ロック編その2)

2009-01-25 | マイコレクションの発掘

整理整頓されていないコレクションの中にあって、いつも手元においていたんですが、しばらく聴いていなかったものです。御大・加川良が参加した企画アルバムです。

’03年発売『岡本おさみ アコースティックパーティーwith吉川忠英』

このCDは、作詞家岡本おさみ作品集で、吉川氏がプロデュースしています。

御大は、吉川氏の弾くセミアコをバックに、「ウイスキー色の街で」(細野晴臣作曲)という歌を唄っています。

他の収録曲とシンガーを並べてみます。

○ SION「さよならバイバイ」

○ 福山雅治「ノスタルジア」

○ 中川 敬「落陽」

○ ハシケン「川の流れを抱いて眠りたい」

○ 比嘉栄昇(ビギン)「会いたいな」

○ 岩沢幸矢(ブレッド&バター)「椅子」

○ うつみようこ&今野英明「あの夏、ふたりは」

○ 桑江知子「真夜中のドライバー」

○ 南こうせつ「祭りのあと」

○ 岡本おさみ「たまには、雨も」

○ あがた森魚「襟裳岬」

○ 吉川忠栄「祖国」

ビッグ・ネーム福山の参加は驚きですね。いい歌ですよ。

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