前回のブログ『1月22日は、「ジャズの日」知ってました?』で紹介したパブロレコード2枚の他にディグしたレコードを今回ご紹介します。
ヴァーブ・レコードの創始者でプロデューサーのノーマン・グランツが起こしたレコード・レーベルにパブロレコードがあります。そこに、ライブ録音のレコードを取り扱うパブロライブレコードというのがあります。
日本では、ポリドール㈱が販売しています。
1月中旬、小生のオーディオ&ヴィジュアルのほとんどをお世話になった地元オーディオ店第〇無線さんを訪れた時にレコード・ディグをしました。
夏場と年末にセールを行っており、同時に中古レコード販売を行っています。
レコード洗浄機を使用して、中古レコードを洗浄した上での販売なので、値段は格安です。
半年に1度のペースで訪れれば、エサ箱の中身も多数入れ替わるので掘り出し物に出会える可能性があります。
小生がお店を訪れるのは、セール開始直後ではないので、おいしいところは抜かれていると思うのですが。
パタパタ開始直後、パブロライブ特有の赤字に白抜き文字、青地に白抜き文字のジャケットを見つけました。
「MONTREUX ’77」という白地に赤文字。
誰のレコードでも買いと決め込んで、ピック・アップ。
『トミー・フレナガン・トリオ・アット・モントゥルー’77』1977年 ポリドール㈱発売
トミー・フラナガンにとって6枚目となるアルバムだと、ライナー・ノートに記載(山口弘滋氏)がありました。
ウォーターダメージによるジャケ不良とありましたが、大きな損傷は裏ジャケだったので問題なし。
レコード本体もダメージなし。
1000円以下の値付けならば、買いです。
次に、ピック・アップしたのは、
『ジョー・パス・ソロ・アット・モントゥルー’77』1977年 ポリドール㈱発売 見本盤
うれしい「見本盤」の文字。
モントゥルーの舞台でギター・ソロ・プレイが出来るのは、彼以外にはないと岡崎正通氏(ライナー・ノート)。
その次にピック・アップしたのは、
『デジタル・レコーディング・アット・モントゥルー’79』1980年? ポリドール㈱発売
いソノてるヲ氏のライナー・ノートによると、
本盤には、『ベイシー・オン・ザ・ロード』(MTF1611)、『エラ&ベイシー・オーケストラ・アット・モントゥルー’79』(MTF1609)としてパブロ・ライブからライブ録音盤で出たものの、それらに収めきれなかった分が本盤A面に収められています。
B面には、ジョー・パスのソロと、ジョー・パス&ニールス・ペデルセンのデュオ演奏が収められています。
最後にピック・アップしたのは、
『木の葉の子守歌 ジョー・パス・トリオ・ライブ』1981年 ポリドール㈱発売 2枚組 見本盤
ライブ録音は、1974年12月、ロサンジェルス「ダンテ」。
ライナー・ノートは、油井正一氏。
そのライナーによれば、ジョー・パスは数年間ソロ演奏に終始してきたので、自身のトリオ・ライブを初録音したのが本盤。
「ノーマン・グランツは、『彼はソロイストとしての資質を強調すべきだとの思い、このライブはずっとオクラにしておいたのである。」
録音から7年後に発売されたということです。
パブロ・レコードではありませんが、現在廃盤状態の
『白熱 POSITIVE INTENSITY』1976年 CBSソニー発売
を購入しました。
トミー・フラナガン(p)4枚目のリーダー・アルバムです。
リズム・セクションは、ベースにロン・カーター、ドラムにロイ・ヘインズ。
プロデュースがテオ・マセロ。
帯なしですが、1000円ならば買わないわけにはいかないでしょう。
裏話としては、本当は、アナログ・プロダクションのパブロ・レコード復刻シリーズ
エラ・フィッツジェラルド(vo)、ジョー・パス(g) 『テイク・ラブ・イージー』
のWeb注文をキャンセルしたからです。
世界的に人気のあるシリーズのレコードで発売直後に在庫なし状態になっていました。
どうしても手に入れたいレコードではなかったので、入荷されるのかわからない中で注文キャンセルにしたのです。
その資金で中古レコードをディグしたのですが、予想以上の買い物が出来ました。
日本盤でのやはり高音質でした。
パブロ・ライブ音源はまだまだありますので、掘って掘って掘りまくりたいと思っています。
皆さん、内緒ですよ。笑...
ではでは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます