小遣いの少ない高校生にとってラジオの音楽番組は貴重な音源である。
中学時代は、ソニーTHE 11Dにカセットデッキを繋いでエア・チェックしていたのであるが、FM放送のステレオ放送を聴いてしまった耳は、より良い音Hi-Fiを追求したくなった。
オーディオ・コンポを組む知識はないから、当時流行の4チャンネルステレオを手にしたが、少しはマニアックなところも追いかけたくて、オープンリール・デッキを購入した。
うろ覚えではあったが、ネットで調べてみると
ソニー TC-6200 であったか。
しかし、音質は満足できるものの、FMの受信状態(室内アンテナ使用)やリールテープの価格の問題から、十分に活用できなかった。
その後、パナソニックのポータブル・デッキが使い勝手が良く、大学時代をともにすることになる。
このデッキは、スピーカー内蔵で、クロムテープ使用可能、録音はステレオで、ヘッドフォン端子はステレオになっていた。下宿で使用するのに重宝した。
実家には、ソニー TC-K4 を置いていた。
これは、故障するまでの長い間お世話になった。
その後、カセット・デッキは
に替わったが、時代はMD(ミニ・ディスク)の時代になっていた。