神戸ファッション美術館での展示を紹介します。
この美術館は六甲アイランドに位置し
1997年にオープン。
名前の通りファッションを専門とする美術館です。
しかし
館内のデッドスペースで
密かに所蔵写真の展示がおこなわれることもあります。
関西には写真を専門とする
美術館級の展示空間はありませんが
この美術館は要チェックです。
現在、開催中の特別展は
「女神たちの肖像」展
2011年1月10日まで開催 水曜日お休み
チラシには
ファッション写真展とありますが
展示会場では
写真史上、重要な写真が多く展示されており
ファッションに限定した内容ではありませんでした。
森村泰昌さんや野村佐紀子さんの写真もあり
“ファッション写真”という括り方に戸惑いながらも
充実した展覧会だと思いました。
*
ここまでは前置きです。
私が注目したのは
チラシ右下に掲載されている
同時開催扱いの
ベルナール・フォコンの写真展。
少年のマネキンを使った構成写真で有名なベルナール・フォコン。
彼は大学で哲学を専攻していました。
写真による表現活動は
哲学の修士号を取得してからとの事。
彼が作り出す魅惑的な写真からは
時として恐怖を感じることもあり
観る者の深層心理に突き刺さるエッセンスが含まれています。
これまでにも何度か
彼の作品を見る機会がありましたが
今回のような大きな写真サイズで
まとまった量を
見たのは初めてでした。
フォコンの作品は
「女神たちの肖像」展の入口広場に展示されています。
展示環境の悪さが残念でなりませんが
皆さまにオススメしたい展示です。
ぜひ!
・・・・・・・・・・追記・・・・・・・・・・
11月20日(土)、21日(日)は
“関西文化の日”特典で
入場料が無料です。
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Yoshie
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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