現在
スルッとKANSAI3dayチケットの通用期間。
このチケットは
関西圏の私鉄を3日間乗り放題で5200円。
私にとっては
大阪を拠点に
神戸へ京都へと移動する事が多いので
とてもお得なチケットです。
先週
このチケットを利用して
関西圏の美術館やギャラリーを巡りました。
たくさんの展覧会を見た中で
ひとつ報告します。
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《 約束の絵画 》
柏原えつとむ展
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私は氏を25年前から“えつとむセンセ”と呼んでいます。
大学生の時
えつとむセンセの授業を受講していました。
通年の授業で生徒は5人。
少人数クラスだったので
先生のご自宅での授業もありました。
賢そうなワンちゃんが居た事を薄っすら記憶しています。
また
自宅から車いっぱいに積み込んだ先生の蔵書を
教室に運んで読書会をした事も・・・
なかでも特に記憶に残っているのは
制作中の私の作品をご覧になって
意外な視点から感想を述べ
同時にトゲのない言葉で
その後の展開を警告されたこと。
当時
自分は未熟すぎ
学ぶまでは至りませんでしたが
多くの事に気付いた一年間の授業でした。
私が受講した翌年に
センセは他大学の教授職に就任され
その後、お会いする事はなくなりましたが
展覧会の開催を知った時には
会場を訪れていました。
そして
今回の個展へと
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写真右側が個展の案内状です。
たぶん、ご本人の直筆の文字だと思います。
下の2枚は会場にあった出品作に対する文です。
「皮肉な企み・・・思わぬ作品が・・・」から始まる文中には
美術の本質とはほど遠い下世話な話に頭を痛めている。
溜まってしまった作品のヴォリュームだ・・・と続きます。
制作活動を長年継続する中での悩みから
今回の作品が生まれたとの事。
この制作過程の提示は
2012年に国立国際美術館で開催された
「<私>の解体へ:柏原えつとむの場合」
の
延長線上にあるのだと解釈しました。
私も
過去の作品で
同様の実験をしてみたいなと思いました。
この展覧会は4月26日まで。
会場は大阪・肥後橋にあるサイギャラリーです。
記:徳永好恵
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